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    タグ:山にまつわる不思議な話

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    1 : 本当にあった怖い名無し : 2012/03/24(土) 18:03:51.01 ID:
    いつの時代もそこにある異界、山。
    知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
    山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。

    ※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです。
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    山にまつわる怖い・不思議な話Part61【神様の化身】 →続きを読む

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    342:04/05/27 01:25 ID:
    知り合いの話。

    彼女は幼い娘さんを連れて、山菜採りによく出かけているのだという。
    その日も彼女は、二人で近場の山に入っていた。
    なかなかの収穫を上げて、下山している途中でのこと。

    いきなり娘が足を止めた。前方、麓の方をじっと凝視している。
    「どうしたの?」と聞くと、「あの小父ちゃん、変!」だと言う。
    山道の前方を見やると、確かに小さな人影がこちらに向かって来ていた。
    上下とも黒い服を着ていて、白い軍手がまるでそこだけ浮いて見える。
    見るところ、蜂除け用の網がついた麦藁帽子を被っているらしい。
    背中には大きな竹篭を背負っているようだ。

    しばしば、そこいら辺りで見かける農夫の姿と大差がなかった。

    「何が変なの。失礼なこと言っちゃダメ」

    彼女がそう諭すと、娘は強情な顔をして首を横に振り、奇妙なことを言う。

    「だってあの小父ちゃん、さっきまで頭が無かったんだよ。
     私たちを見て、慌てて背中から頭を出して、身体に載せてたんだもん」

    さては、篭から麦藁帽子を出した動作を、そのように見たのだな。
    そう考えた彼女は、苦笑して娘の頭を撫でた。
    「とにかく、失礼なこと言っちゃダメですよ」と釘を刺す。

    「変なおじさん」【山にまつわる不思議な話】 →続きを読む

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    95:2012/05/28(月) 21:51:58.23 ID:
    初心者の登山 
    まずは前置きの話
    今から4、5年前のちょうど今の季節かな。俺は静岡にある高ドッキョウという山を登ろうと考えた。
    まだ山に登るようになって1年程度で1000m以下の山ばかり登っていた。
    だんだんレベルを上げていくつもりだった。高ドッキョウはそれまで登った山よりもう一段階キツいらしいということで選んだ山だった。
    見よう見まねで登っていたので装備や食料、服装も初心者に毛の生えたものしか持ってなかったが
    まあ、道をしっかり見れば迷うことはないと思っていた。
    その時は静岡のたぶん清水かな。その山奥から登るコースにした。近くに青ザサ山という山がありそこは登ったことがあったのでそこから向かうコースも考えたが体力的、そしていつも午前11時くらいから登るので時間的にきついのでやめた。

    (基本的に日帰りの人は早朝のぼり、飯を食べて正午すぎに下山という人が多い。俺が山を降りる頃は午後3時すぎ。その頃は誰もみかけなくなる。)

    この日は午前10時すぎくらいに出発した。しばらく川沿いの整備された道を歩いていくとやがて道印も減っていきわかりづらかったが、なんとか形跡を探しながら登っていった。
    やがて途中の名もなき開けた峠にさしかかった。ここからまた2時間は歩かないといけないらしい。この時点で午前11時。
    小休憩したあと、食事をしようとしている二人組みを横目に見ながら出発。何事もなく(大変キツかったが)13時30分には到着。ようやく飯を食べながら休憩
    さて下山だと、時間を見ると14時15分。いまからだと3時間はかかるかもしれない。夕方まで時間がかかる経験はなかったので少し不安になったが、日も長くなってきてるし明るいうちに下山できるはずと信じておりた。

    「初心者の登山」【山にまつわる不思議な話】 →続きを読む

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    378 : 本当にあった怖い名無し : 2014/10/11(土) 17:33:32.51 ID:
    中二の夏に友人達とキャンプをした

    県内のキャンプ場や野外活動所のある山に行った。天気が良い日だった
    目をつけてたのは県道の橋の下。遊歩道整備がされてて、橋桁のしたがいいスペースだった
    川原にはBBQする人、テント貼ってる人、ワゴンとテント併用してる家族もいた
    近くに野外活動所のグラウンドがあって、水道やトイレはそこに行った

    俺らは目当ての橋の下に小型テント設置。釣りをして、カレー作ってキャンプ満喫
    家からハムを持ってきた奴がいて、昔あったCMのように焼いた
    明るい内に寝る用意だけしておこうとテントの中にいたら、外からテントを叩いた人がいた

    「君達、危ないよ。今夜は雨になるから、野外活動所に行って泊めてもらいなさい」

    外にでたら、声をかけた人はいなかった。半信半疑ながら野外活動所に行った。
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    「外からテントを叩いた人」【山にまつわる不思議な話】 →続きを読む

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    137 : 本当にあった怖い名無し : 2007/09/16(日) 20:14:43 ID:
    15年ほど前の話。奥多摩日原の雲取山に登ろうとしたときの話だ。
    夜に登って、山頂で朝日が昇るのを見ようと思ったのだ。
    (俺は山には慣れていたので、夜でも登ってた)
    夕方になって東日原のバス停に到着。あいにく、雨がしとしと降っていたが、
    山の上は雲を抜けて晴れている事が多い。だからそのまま進んだ。

    今でもそうだが、日原の集落を過ぎると、一本の街灯も無い。しかも雨が降る=雲って
    いるので星明りも無い時は、ライトが無いと本当に何も見えない。
    いや、「見えない」というレベルではなく、質量を持った「闇」というものが周囲から
    自分を包むと言うか、そんな感じ。
    ライトの向きによっては、自分の手や足が無くなったんじゃないかと思えるくらい。
    はっきり言って「怖い」。

    「夜の山に慣れている」と言っても、大抵は晴れているから、東京の光で物が薄っすらと見える。
    しかし、こういう時は違う。真っ黒な「闇」しか見えない。
    そんなわけで、たまに自分の手足を照らしたりして林道を進んでいったのだが…
    「あれ?」今、自分の手首が無かったような…。今度は まじまじと長袖の先を照らしてみる。
    やっぱり、無い。

    「ええっ!?」怖いと言うより、理解不可能な状況に、その場に尻餅をつく。
    雨ガッパズボンを通って伝わる雨水の冷たさに我を取り戻し、起き上がろうとする。
    起き上がれない。
    「?」下半身を照らすと、足首が無い。
    「!?!?!?」
    もう、どうしようもないので、そこに座りこんだまま、一夜を過ごす。
    (折りたたみ傘をザックに刺しているので、上からの雨は半分寝てても防げる。
    寒さであんまり寝れなかったけど)

    朝、明るくなると…何の事は無い、手首も足首もある。
    何だったんだろう?
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    926:2013/05/02(木) 10:39:12.76 ID:
    高校の友達が九州に里帰りするのに同行した。

    やつは家族で山登りが好きで、九州に住んでいる叔父さんもベテラン登山家だ。
    今回の里帰りはその叔父さんとの九重連山の登山が目的で、写真好きな俺は撮影目的で
    一緒に連れて行ってもらった。

    行き道の電車の中で、友達から登山に関する決まり事などをレクチャーされてて
    小便の仕方やすれ違う登山家への挨拶などを聞かされていて、先頭は自分が行くので
    同じ様にすれば良いと教えられてた。
    「俺が挨拶せずに下を向いているときは気をつけて同じようにして」とも。

    意味が良く分からなかったが叔父さんと合流し、先頭は友人、2番目が俺、最後尾に叔父さん
    の隊形で登山者とすれ違うと、「こんにちは~」と先頭の友人が挨拶。
    俺もそれを真似て挨拶していた。

    2組くらいとすれ違い、気が付くと前方から明らかに雰囲気が違う登山者が降りてくるのが見えた。
    上手く言えないのだが、その人は黒かった(笑)灰色っぽいと言うべきか。
    直感でこの人はやばいと感じて、心臓はバクバク。
    直ぐに友人が振り返り俺に目で合図する。

    「ベテラン登山家」【山にまつわる不思議な話】 →続きを読む

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    501:2013/10/19(土) 05:32:49.37 ID:
    特定しないでくれよ。

    地元の山中に「突然現れる池」があった。小学生の頃に父親と見に行った覚えがある。登山道から外れて少し、木々の中に巨大な水溜まりが出来ていた。もう20年以上前の話。

    最近、地元に帰った時に叔父と話してたらその山の名前が出て、思い出したんだ。
    それで叔父に「昔、あの池を見に行った」と言ったら変な顔された。母に聞いても知らないと言う。
    「新聞にも出てて、おやじと一緒に行ったんだ」兄や妹に言っても分からない。
    父はもう他界してる。

    変だと思って同級生に会う事にした。ちょうどお祭りの日だった。

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    39:04/08/26(木) 18:09 ID:
    おれは東京生れの横浜育ちなんだが、オフクロが富山県出身者でね。
    親戚が富山に大勢いるんだ。
    その中に、オフクロの弟で、絵に描いたような山男がいるんだよ。
    おれや従姉妹は、ヤマの叔父さん、と呼んでいるんだけど。
    寡黙で、優しくて、日に焼けてマックロで、お人好しで...。

    だけど、山に入ると猿みたいにすばしっこい人。
    おれはヤマの叔父さんが大好きだった。
    オフクロは、おれが結婚した次の年、病気で亡くなってしまった。
    葬式の時は、叔父さんは大泣きしてくれた。
    オフクロが一番可愛がっていた弟だったそうだ。

    何年か前、ヨメさんと一緒に、叔父さんのうちへ遊びに行く事にした。
    電話にでた叔父さんは、喜んでくれて、
    じゃあ今回は、剣岳に連れていってやる、と言った。

    「えっ、大丈夫ですか、オレみたいなシロウトでも?」

    と尋ねると、叔父さんは、ボソボソと、剣は優しいヤマだ、
    オレと一緒なら大丈夫、と答えてくれた。
    おれはヘタレのくせに山男に憧れていて、
    あの美しい剣岳に登れるなんて!猛烈に興奮した。

    「ヤマの叔父さん」【山にまつわる不思議な話】 →続きを読む

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