618: :2011/04/07 06:20:26 ID:
大学もバイトも、何もイベントのない日。昼寝から起きると、時刻は午後五時になろうとしていた。
携帯を見ると、一通のメールが届いている。知り合いからだ。
その人とは、大学一年の時にボランティアを通じて知り合った。メールもボランティアメンバー全員に宛てたものだった。
メールの内容は、『○○公園のソメイヨシノが開花したよ』 というちょっとしたお知らせ。
大きく拡大した桜の花びらの写真も添えてある。
四月四日のことだった。
僕の家の近くには、桜の名所として全国的にもそれなりに有名な公園がある。
標高二百メートルくらいの小さな山の山頂にある公園で、
山には桜並木の他に、広いグラウンド、美術館、寺、展望台、また山頂に繋がるロープウェイもあり、
地元の人はそれら全てをひっくるめて○○公園と呼んでいた。
休日となると観光客も訪れ、春には花見客が地面に敷くブルーシートで公園中が青くなる。そんなにぎやかな場所だった。
夕食の食材を買いに行くついでに桜を見に行こう。そう思い立った僕は、簡単に身支度を済ませて原付に跨った。
携帯を見ると、一通のメールが届いている。知り合いからだ。
その人とは、大学一年の時にボランティアを通じて知り合った。メールもボランティアメンバー全員に宛てたものだった。
メールの内容は、『○○公園のソメイヨシノが開花したよ』 というちょっとしたお知らせ。
大きく拡大した桜の花びらの写真も添えてある。
四月四日のことだった。
僕の家の近くには、桜の名所として全国的にもそれなりに有名な公園がある。
標高二百メートルくらいの小さな山の山頂にある公園で、
山には桜並木の他に、広いグラウンド、美術館、寺、展望台、また山頂に繋がるロープウェイもあり、
地元の人はそれら全てをひっくるめて○○公園と呼んでいた。
休日となると観光客も訪れ、春には花見客が地面に敷くブルーシートで公園中が青くなる。そんなにぎやかな場所だった。
夕食の食材を買いに行くついでに桜を見に行こう。そう思い立った僕は、簡単に身支度を済ませて原付に跨った。