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    タグ:げんふうけいさん

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    1:2011/11/19(土) 23:34:55.53 ID:
    女「あー、ハーモニカおにいさんだ」

    男「どうした、こんなところで。鍵がないのか?」

    女「ドアの開け方がどうしてもわからないの。さむいー」

    男「開いたぞ」

    女「おおー」

    男「ポイントはノブを捻ることだ」

    女「ああー」

    女「右足を出します」 男「うむ」 →続きを読む

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    1:2013/03/31(日) 16:16:06.74 ID:
    これは、みんなの大好きな、緑色のあいつの話だ。
    ちょっと読めば、何のことを言っているかわかると思う。
    だめな人ほど、緑色のあいつには詳しいから。

    あるところに、中古のメイド・ロボット(少女型)を、
    やましい目的のために買おうとしている男がいた。
    みんなが想像する以上に、やましい目的だった。

    男は引退したばかりのロックンローラーだった。
    しょっちゅう薬や喧嘩で捕まるので、かつては、
    「この世で最も教育に良くない男」と呼ばれていた。

    「住み込みのメイドロボットが欲しい」とロックは言った。
    「どういったのがお好みで?」と業者の男が聞いた。
    「なにもしゃべんないやつ」とロックは答えた。
    ロックは自分以外のうるさいやつが大嫌いだった。

    「ああ、それなら、うってつけの子がいます」
    そう言って業者の男が連れてきたのは、
    15歳くらいの、元気のない少女型だった。

    みんなの大好きな、みどりいろのあいつの話 →続きを読む

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    1:2012/03/25(日) 20:45:52.47 ID:
    分煙にも程があるというか、遂には喫煙者は、
    別の世界に飛ばされるくらいの
    酷い扱いを受けるようになった頃の話。

    喫煙室でもくもく煙草を吸う鼻つまみ者の彼らは、
    ときどき、こっそり、集団失踪させられていた。

    もちろん今はそういうことは行われていない。
    安心して欲しい。今からするのは、少し昔の話だ。

    喫煙室にいる人間が、こっそり消されていた頃の話 →続きを読む

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    1:2012/07/22(日) 12:29:03.95 ID:
    僕の仕事は、主に、部屋の掃除でした

    なぜ他人の部屋をわざわざ掃除するのかと言うと
    自殺には身辺整理がつきものだからです

    きちんと掃除して、遺書を残して死ねば
    その人の自殺を疑う人は、まずいません
    とにかく綺麗にすること、それが大事なのです

    手順は以下の通り定められています

    ①その人の体をのっとる
    ②辛そうに振る舞う
    ③身の回りを綺麗にする(これが一番大変)
    ④遺書を書く
    ⑤死ぬ

    人を自殺させるだけの簡単なお仕事です【読み物】 →続きを読む

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    1:2012/02/20(月) 19:10:36.45 ID:
    ひーちゃんは中学生の頃に三人殺した
    父、母、兄の三人だ
    自殺しようと思って、自宅に火をつけた
    はた迷惑な野郎だ

    そしたらひーちゃんだけが助かってしまった
    やっちまった、とひーちゃんは思った
    いい人達だったのに燃やしちまった

    寝ようとする→兄の焼死体がこっちを見ている→起きる【読み物】 →続きを読む

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    1:2012/10/18(木) 22:38:00.45 ID:
    これは多分、君が想像してるのとは、
    正反対の話になるんだと思う。

    だって、二十歳の記憶を持ったまま、
    十歳の時点に戻ってやり直せるとしたら、
    普通、その記憶を利用して色々するだろう?

    一周目の反省や教訓を活かして、
    もっと優れた二周目を目指すはずだ。

    でも僕がしたことと言えば、
    まさにその正反対のことだったんだ。
    今思うと、馬鹿なことをしたと思うよ。本当に。

    十年巻き戻って、十歳からやり直した感想【名作】 →続きを読む

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    1:2011/12/20(火) 20:53:37.48 ID:
    その家にあるのは、そりゃもうでっかい岩なんだけど、
    たぶん元々は、岩が最初にあって、
    それを囲うように家ができたんだと思う。

    岩は縄でぐるぐる巻きにされてて、
    その縄が岩のどこから生えてるのか分かんないけど、
    とにかく縄は女の子と繋がってる。

    斧でも鋸でも、縄を切ることは誰にもできなくて、
    だから女の子は、岩から数メートルの範囲でしか動けない。
    そういうわけで、そこに家を建てざるを得なかったんだと思う。

    はー い静かに。じゃ、俺が岩と縄を見て思ったことを話します。【読み物】 →続きを読む

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    1:2013/05/07(火) 13:05:53.27 ID:
    「自分の人生には、何円くらいの価値があるか?」
    そんな質問をされたことがあったな。
    確か、小学四年生の道徳の授業だったか。

    大半の生徒は、きょろきょろ周りを見ながら、
    最終的には、数千万から数億という結論を出してさ。
    「お金では買えない」って考えを譲らない生徒もいたね。

    大人に聞いても、似たような答えが返ってくるだろうな。
    少なくとも俺は、実際に寿命を売るその日までは、
    自分の人生は二、三億くらいの価値があると思ってた。

    だから十年か二十年くらい寿命を売って数千万得て、
    残りの人生を楽に生きるのが利口だと考えてたんだよ。
    幸せな六十年とそうでもない八十年だったら、
    前者の方が絶対いいに決まってるからな。

    査定結果を見た時はひっくり返りそうになったぜ。
    どうやら俺の一生、百万円にも満たないらしいんだよ。
    寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。【名作】 →続きを読む

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