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    カテゴリ:オカルト・怖い話・ミステリー > 【百物語】

    289:2000/08/27(日) 09:12 ID:
    転勤して家を1年ほど空けていた間に、何かが棲みついたのでしょうか。
    家に戻ってから、なんとなく部屋の空気が違う気がしました。
    リビングのドアがガラス越しにフラッシュを炊いたように光ったり、誰もいない部屋から壁を叩かれる音がしたりと、
    細かいヘンなことが続いていたため、魔除の意味もこめて犬を飼うことにしました。
    階下のリビングに犬を置いたせいか、一階では何も起こらなくなりました。

    ところが、この犬、玄関から奥の階段付近には絶対行きません。
    無理に引っ張っていこうとすると、ものすごく抵抗するんです。
    何度連れ出しても、餌で釣っても、両足を突っ張って動きません。
    以前飼っていた犬は、仔犬でも唸ったりしていたので安心でしたが、
    今回の犬は臆病なのか、幽霊駆除というより幽霊探知機程度です。
    犬の抵抗を証明するように、二階で怪事が頻発するようになりましたが、
    大した怖いことが起きなかったので、「バケモノも引越しするみたいよー」などと呑気に友人と話したりしていました。

    「家の雰囲気」【百物語】 →続きを読む

    38:02/07/14 00:54 ID:
    私が大学へ通うため東京都下の某市で独り暮らしをしていた頃の事。
    ある晩、バイトを終えた私は、TVで観たい映画があったため、駅から自分のアパートまでの道を急ぎ足で歩いていました。
    自分が住んでいたのは郊外の寂しい丘陵地帯だったので、夜9時近くともなると道行く人もまばらになります。
    街道から折れ、アパートへ続く数百mの細い坂道に入ると、
    もう途中ほとんど民家も無く、ぽつんぽつんと灯る街灯が薄暗く道を照らすばかり。

    早く帰らねばという焦りで、すたすたと一心不乱にその坂道を歩いて行くと、
    いつしか前方をゆっくりと並んで歩く夫婦らしい老人二人に追いついたので、そのまま彼らの横を回り追い越しました。
    前方を見ると、さらに10m程先に灰色のコートを着た男性が歩いていました。
    そして老夫婦(?)を追い越してから5、6歩程進んだところで、突然強い風が辺りを吹き抜けました。
    それまでほとんど無風だったので、私は思わず一瞬足を止めました。

    それとほぼ同時に、私は目の前の余りに意外な光景に、思考すら停める羽目になってしまったのです。
    その突風が吹き抜けて行った瞬間、前方を歩いていたコートの男性の姿がいきなり大きく揺らいだかと思うと、
    次の瞬間、灰色のペラペラな紙のように厚みを失い、そのまま風に飛ばされるかの如く目の前から消えて行ったのです。
    私が一瞬遅れて風下に当たる方向に目をやると、ガードレールの向こうの谷あいに茂る木々の上を、
    その灰色のペラペラしたものが、ばたばたとはためきながら凄い速さで遠ざかって行くのが見えましたが、
    もうあれよあれよと云ううちに、その姿は木立ちの向こうへと消え去って行ってしまいました。

    「夜道」【百物語】 →続きを読む

    228:2000/08/22(火) 08:22 ID:
    去年の夏の体験。

    ヒューマンから出てたホラーゲーをダチと徹夜でやっていた。多分クロックタワーゴーストヘッドというやつ。
    ダチと二人で黙ったまま黙々とプレイしていた。
    あのゲームをやった人はわかると思うけど、殆ど効果音が無い。
    敵が出てくるときだけ音楽が鳴る。
    そういうゲーム。
    だから部屋は凄く静かで、時折表の道を走るトラックの地響きがする程度。

    ゲームを順調に進めていた所だった。

    そのとき携帯が鳴って友人からメールが来た。
    『ヒマだから今からそっち行くよ』
    『わかったわ 来いよ』

    そう返事をしてゲームに没頭した。
    しばらくして、またメールが来た。

    『今おまえんちの近くのバス停』
    「早いな~」
    「あいつはいつも直前になってメールするからな(笑)」
    「じゃあすぐ来るな」
    「そやな」

    そう二人で話して、またゲームを続けた。

    しばらく時間が経った。
    部屋は相変わらず静かだ。
    …何かおかしい。
    二人同じ事を考えていたのか、さらに沈黙していく。
    そう、友人が来ないのだ。もう来てもいい頃なのに。
    チャイムすら鳴らない。
    とうとうたまりかねたのか友人が口火を切った。

    「おかしいなぁ。あいつ来ないよ?」
    「だよな、幾らなんでも遅いよ」

    …ぴん…ぽぉん…

    「あ、来たんじゃない?」
    「…鳴った…ような気がするよな?」

    ダチも俺も自信なさげに顔を見合わせた。
    というのはほんとうに、チャイムにしては凄くかすかな、聞き逃しそうなくらいのボリュームだったのだ。
    「聞こえたかな?」という程度。
    ダチは1人暮しだったから、もちろん部屋は凄く狭い。(1k)
    チャイムってのはもっと響き渡る筈なのに。
    でも一応ってことでダチがドアをあけてみた。
    「やっぱり」、ダチはいなかった。
    玄関の向こうは無人。

    「いないよ」
    「やっぱり?聞き間違いかな?それにしてもダチ遅いよ」
    「そうだよな 何やってんだあいつ?他のダチの家行ったのかな」

    ぴぃん…ぽぉん…

    また鳴った、ような気がした。
    「鳴ったよ」
    「っていうかチャイム小さくないか?」
    「壊れてんじゃないの」
    「まあ見てくるわ」

    振り返ったらそこに玄関があって、その床とドアの隙間から向こうが見える。
    オレンジのズボンらしきモノが見えた。
    「オレンジズボン?見えるよ。いるんじゃない」
    がちゃ。

    「あれ?」

    …いない?

    念のため廊下も外階段も階段の下も見てみる。
    ピンポンダッシュしたとしても背中ぐらいは確認できる筈だ。
    でもいない。
    そのときダチからメールが来た。

    「チャイム」【百物語】 →続きを読む

    51:2000/08/14(月) 11:28 ID:
    23話、寺の住職からの聞いた話。

    近隣の村ですが、その村には立派な空家が一つあり、改装の必要なく住めるくらい状態がよいものでした。
    近頃は都会の人が田舎暮らしを希望するIターンがはやりで、その村も受け入れに力を入れてました。
    当然その家も入居者が入るのですが、三ヶ月と続かず出て行きます。
    理由を聞いても答える人はいません。
    とうとう借り手も着かない状態になり、土建屋の寮に貸し出すことになりました。

    ところが入居した土方たちが「出る」と言うのです。
    それは白髪まじりの70歳くらいの老婆で、
    ある人は枕もとにカマを持って立っているのを見たり、
    ある人は白昼、車の荷台で正座しているのを見たり。
    最初は皆自分だけだと思って言いませんでしたが、
    ある晩4人で寝ていたところ、カマを持って襲い掛かってきた、と言うのです。
    全員が「見た」ということで慌てて寮を飛び出したとか。

    土建屋の社長・村の担当者は地元の寺の住職に相談しました。
    住職は記録を調べ、その家の最後の住人をつきとめました。
    享年73歳のお婆さんです。昭和初期に亡くなっているので知る人はいません。
    ただ、亡くなった時に遠縁の人が位牌を持ち去ったということは分かりました。
    役場で調べましたが、その遠縁の人がどこにいるかは分かりません。
    「土葬だから遺骨は無理だが、位牌が他所に行ったのに残ってるのは、何か未練があるのだろう」
    住職は社長・担当者と共にその家へ向かいました。

    「寺の住職からの聞いた話」【百物語】 →続きを読む

    16:2000/08/13(日) 09:09 ID:
    《ボックスの女性・1》
    神奈川のある渓谷に友人宅があったんだけど、彼の家はバス終着場の真後ろにあって、
    トイレからバス停とその横にある電話ボックスが見える位置にあった。
    対面には雑貨屋がある程度の本当に民家の少ない場所で、
    今では水銀灯で林道も照らされているけど、
    当時は夏場にキャンプに訪れる人が居る位のほかには、
    週末にラリーに興じる連中がちょこっと訪れるくらいの本当に寂しいところだった。

    特に夜の暗さは半端じゃなく、また林道も物凄く狭いうえに以前はガードレールもなく、車の事故が相次ぐところでもあった。
    で、公衆電話のボックスは友人宅トイレのまん前に位置し、そのトイレの窓から1m以内の近さで、
    小用を足そうと前を向くと、話中の人がバッチリ見える位置関係だった。
    でも、元々人気の少ない場所でもあり、そうそう電話を使う人も居ないので、何時も気にすることなく窓を開けていたそうだ。

    そして10月も半ばを過ぎ、山もそろそろ晩秋から冬の風景に移り変わる頃、
    夜更かしした友人はトイレに立ち小用を済ませようとしていた。
    用を足しながら窓から電話ボックスを見ると、
    何時もは人の居ないボックスに、一人の成人女性がコートを着て立っているのが見える。
    その女性は道路側を向いてたたずんでいるので顔は見えないが、綺麗なセミロングで、
    電話を掛けずにただずっと立ち尽くしていたそうだ。
    友人は当然変だなと思った。
    午前零時を回り、終バスはとっくに終わっているのでバス待ちである筈が無く、付近に人の立ち寄るような場所もない。
    でも、彼氏と待ち合わせでもしているんだろうと勝手に納得し、部屋に戻っていった。

    「電話ボックスの女性」【百物語】 →続きを読む

    57:2001/07/21(土) 22:05 ID:
    @@@@@ < 018/100 > @@@@@@
    さて、私の友人の女の子で憑依されやすい迷惑者がおりまして・・・
    今回もその話。

    変に霊感が強いらしく、飲みに行っては遊びに行ってはといろんな所で憑依されまくってる変な女の子、
    仮にA子とでもしておこう。
    あまり日常的に起こるもんだから、本人も周りの友人もケロッとして、さして気にもとめておりません。
    ここを借りて謝っておきましょう、

    昔、某TV局でやった怪奇特番、稲川氏が出ていたやつで、
    「照明が割れた」「モニターが突然映らなくなった」ってのが在りましたが、やったのは彼女です・・・霊の仕業じゃありません。
    「思わぬ心霊現象?にスタジオ騒然」てなことになってますが・・・
    おっちょこちょいというか注意散漫というか、
    マイクを照明にぶつけ、モニターのコードに足からませて断線させる、
    挙げ句の果てにADと二人で怒られるのが怖くて「黙ってようねぇ・・・」・・・って、良いのかオイ!
    てな具合で一応業界人を目指していた時期があり、TV業界関係でアルバイトしてましたが、これもそんな頃の話。

    その日も番組の下請けでロケ現場に移動、ドラマかなんかの撮影現場を手伝って夕方帰宅、
    郷里から友人が遊びに来ててみんなで飲んだその夜の事・・・案の定また憑依されました。


    「ウウウウウ...」


    まあ案の定、部屋の空気はどんよりと重く夏だというのに凍えるよう
    に体感温度は低下し、「ビシッ...バシッ」っとお約束のラップ音が奏でられれ、
    友人一同は「またかよ~」と嫌々ながら相手をすることに。

    「撮影現場」【2001年百物語】 →続きを読む

    281:2008/08/23(土) 04:42:06 ID:
    第85話 「永遠に続く死の鎖」 1/4

    さて、僕自身も怖いし、本当は余り語りたくない話なんだけど、去年も参加したので(81話)今年も話してしまおう。
    僕が聞いた断片的な話を時系列で追ってみたいと思います。
    これも本当の話です。少し長くなるけど聞いて下さい。

    話は今から50年くらい前から続いている。
    僕の良く知っている、ある人の父親をAとする。
    Aの実家では奇妙な事に、精神疾患を遺伝的に持つ人間が稀に生まれてくる家柄で、
    実家の離れに納屋があるのだが、その「二階」にあたる部分になぜか狭い和室が存在した。
    そこに精神疾患を持つ「Aの叔父」にあたる人間が隠されるように、閉じ込められるように生活していた。
    そしてこの「Aの叔父」にあたる人間が最終的に癌に侵され、自殺したと聞いたのは随分後の話である。
    「Aの叔父」にも家庭はあったらしいが、晩年は完全に一人きりになり、死んだ後の納骨さえ拒否されたらしい。
    この辺の事情は知らないが、随分嫌われていたようだ。
    この頃Aの父親の体の一部に奇妙なできものが出来る。
    それは握りこぶし程に大きくなり、目も覆いたくなるような異形のものになってしまった。
    実際僕も写真でみたことがあるが、生まれつきでなければかなり奇妙なものだった。

    今から40年程前。中学生頃にAはある事件を起こす。
    Aの村では大騒ぎになったと聞いているが、なにをしたのかは具体的には知らない。
    Aは訳もわからないことを言っていたらしい。
    思えば彼の心も既に病に侵されていたのかもしれない。
    そしてAの行動パターンが次第に「Aの叔父」に似ていく。

    そして今から10年程前。
    Aは酷いアルコール中毒だったりもしたので、実家に帰っても煙たがられていた。
    Aもいい年だったので家庭は持っていたが、そんな人間だったのでまもなく妻と子供は出て行った。
    彼の娘は精神的な病を患っていたので、息子(当時17位)だけが彼の元に残った。
    それからまもなくAの父親は死去する。Aの父親の奇妙なできものは巧妙に隠され、遺体には見当たらなかった。
    そのことについては誰も触れなかった。その後Aの母親が入院することになる。
    入れ替わるようにAの背中の部分に奇妙なピンポン玉位のこぶが浮き出てくる。
    そしてそれから二年程時間は流れていく。

    「永遠に続く死の鎖」【2008年百物語】 →続きを読む

    77:2008/08/22(金) 22:35:38 ID:
    第21話 【T岳】

    飲み会で聞いた話。

    「T岳って、知ってるよな?2000mもなくて、高山植物も豊富だし、ロープウェイもあるし、
    スキー場もあるところ。最近だと岩登りでも有名らしいな。きれいな山だし、人気あるんだよ。
    地形とかも、沢が多いところも、気をつけていれば初心者にも登りやすいし、面白い。
    けど、な。あれ、結構、人を呑み込んでいるんだよ。
    7~800名位だったかなあ。びっくりするだろ?
    エベレストですら、登山者なら200人も飲んでないのに、だぞ。 
    だから素人に冬のT岳はお勧めしない。夏に行け。」

    「いやぁ、山登りは狂おしく遠慮いたしますwww 自分は高原で温泉派なんでwww」

    「ならいいけどな。俺が山登り好きだってのは知ってるよな?
    技術も体力も専用の装備も勿論ある。
    そういう訳で、冬に行ったわけだ。 
    でもなあ。天気チェックして、ビバークポイントとか
    万全の準備はしたのに、天候急変した挙句、ホワイトアウトした。
    ま、緊急避難はしたさ。だけど雪はどんどん激しくなってくるし、ヤバイかな?と思ったら…
    足首、いきなりつかまれたんだよ。」

    「さすが、”救難活動最後の砦”、小松救難隊ですな。」

    「松本まで、切符四枚…松本まで…、って違うわい!
    遭難届出す前から救難隊に足首つかまれたら誰だってびっくりするわ!
    とにかく、足首つかまれたんだよ。
    で、必死で振りほどこうとしたんだけど、なにやっても外せない。
    こいつ、って思って目線を向けたら、さ。無いんだよ。」

    「無い?何が?」

    「T岳」【2008年百物語】 →続きを読む

    241:2008/08/23(土) 03:09:53 ID:
    鬱男と気狂い女 1/4

    大学に通っていた頃の話。

    キャンパスライフっていうとすげー明るい話みたいに聞こえるが
    オレにとって大学生時代は地獄だった。

    ようするにマジメ学生だったんだな。
    友達を一人も作ろうせず、サークルの変に明るい雰囲気も敬遠していた。
    毎日、家とキャンパスを往復するだけの日々。
    都会の一人暮らしも手伝って、日に日に性格は暗くなり
    あまりにも人としゃべらないので口が開かなることもままあった。

    そんなオレが唯一、交流したと言える存在がいた。
    そいつは、安アパートを出た所にある長い昇り坂によく出た。
    乳母車を引いた髪の長い女で、婆さんみたいに乳母車を押しながら
    坂の上から降りてくる。
    オレが坂を登って行ってすれ違う時になると、
    女は急にこちらの顔を覗き込んで
    「見てください。かわいい赤ちゃんでしょう?」
    と声をかけてくる。
    で、その乳母車を見ると・・・何も無いんだわ。
    汚い毛布が敷いてあるだけで、赤ちゃんの姿は見当たらない。
    こっちがビックリして無言でいると、女は「ね?」と笑って
    そのまま通り過ぎていく。
    その微笑んだ時の釣り上がり焦点の合わない目、動物のように出した舌は
    どう見ても正常な人間のものには見えなかった。
    つまり、そういう人なんだな、と。
    何か悲劇があって、頭の回路がおかしくなった人なんだなとこっちは勝手に解釈していた。

    「鬱男と気狂い女」【2008年百物語】 →続きを読む

    248:2008/08/23(土) 03:28:00 ID:
    【指】1/2

    指が落ちてた。細くて色白の、指が道端に落ちていた。

    拾って、ポケットに閉まった。

    家に帰って引き出しに入れた。飯を食って、風呂に入って、ベッドに入って、考えた。

    あれはどんな人の指なんだろうか。

    男だろうか?いや違う、あの細さと肌の色は女のものだ。美人だろうか。多分、美人だろう。

    爪にマニキュアは塗って無かったから、きっと化粧っ気の無い人なんだろう。素朴な感じの着物が似合う大和撫子だろうか。

    そう考えたら、頬がにやついてきた。

    それと同時に、なんだか虚しくなった。
    だって、あの指、どう見てもプラスチックだったんだもの。

    いや、待て、別にオレはネクロフィリアでもないし無論吉良でも無い。ちゃんと死体以外の穴に突っ込んで童貞は捨てた。クイーンはマジでリスペクトしてるけどね。

    明日同僚を脅かしてやろうと思って、拾っただけだよ。

    まぁ、そんな計画も同僚の気のない返事でおしゃかよおしゃか。

    ふーん。いい大人がどこのデパートのマネキンをぶっかいてきたのかな?だってさ。

    うっせーマジで拾ったんだよバーカ。もうお前には見せてやんねー。見たいっつっても見せてやんねー。

    「指」【2008年百物語】 →続きを読む

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