2chまとめ・読み物・長編・名作/2MONKEYS.JP

2chまとめ・読み物・長編・名作をまとめています。昔の2ちゃんねるの面白いスレやおすすめスレ、画像ネタなどの2chまとめサイトです。5ちゃんねるまとめ。

    カテゴリ:オカルト・怖い話・ミステリー > 【ほんのりと怖い話】

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    31:02/02/04 14:58 ID:
    戦後すぐのお話し

    哲夫という田舎の青年がカメラマンに成る為に上京しました。
    哲夫には幸恵という恋人がいました。
    幸恵は両親の反対を押し切り哲夫と一緒に上京、貧しい同棲生活が始まりました。
    貧しいながらも、二人は肩を寄せあい......幸せでした。

    しかし哲夫の仕事が上手くいきはじめると、彼は外に女を作り、毎晩飲み歩くようになりました。
    そんな生活が2ヶ月も続くと.....彼女は何も言わずに故郷に帰っていきました。
    それから数日して、故郷の友人から彼女の自殺を知らされました。

    友人『お前な~葬式くらい出てやれよ.......』
    哲夫『だめなんだ.......今いそがしくて.....それより自殺の理由って何なんだ?』
    友人『分かってるんだろ.......兎に角!線香の一本もあげないなら絶交だからな!』

    ガチャ

    哲夫は嫌々ながらも故郷に帰る決心をしました。
    しかし彼が幸恵の実家についたのは葬式から3日後の夕方でした。
    『とりあえず土下座しよう.......殴られるくらいは仕方ない.....』
    そんな事を考えながら彼は玄関を開けました。
    『こんばんは~.........哲夫...です』
    しばらくすると、奥から足音が聴こえてきました。
    『いや~遠い所よくきたねえ~』
    彼は両親のあまりに明るい態度に少々驚きました。

    「哲夫と幸恵」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    625:02/06/04 18:26 ID:
    都内のある高校に、ちょっとした怪談が流行った事がありました。

    「校舎の横に植えてある手前から四番目のポプラの木を、夕暮れ時に見に行くと、
     頭蓋骨が転がっている事があり、それを見た人は24時間以内に死ぬ」

    という物でした。
    怪談を本気で信じて寄り付かない生徒、面白がって見に行く生徒と生徒たちの反応は様々でしたが、
    実際に何度か見に行った生徒が何も見ていなかった事等から、
    一ヶ月程経つと、もうそんな怪談はよくある噂話として忘れられていました。

    「夕暮れの骸」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    106:02/02/12 03:12 ID:
    旅行先で急に予定が変更になり、日本海沿いのとある歴史の古い町に一泊することになった、そのときの話。

    日が暮れてから最初に目に入った旅館に入ったんだけど、シーズンオフのせいかすんなり部屋が取れた。
    表から見たときには気がつかなかったけど、なんか格式のありそうな旅館で、
    長い廊下を案内されてたどり着いたのは、古くて立派そうな部屋だった。柱なんか黒光りしていて。
    とはいえ、よく心霊話にあるように嫌な気配を感じたとか、寒気がしたとかいうことはなかった。
    (というか、そもそも霊感みたいなものはないんだけど)
    畳や調度品も新しく、清潔で快適な部屋だった。従業員も愛想が良い。

    飯を食って露天風呂につかって、さあ、あとは酒を飲んで寝るだけ、と部屋でくつろいでいると、
    窓の外から何やらにぎやかな音がする。

    「温泉宿でほんのり・・・」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    370:02/05/10 01:10 ID:
    都内で一人暮らしをしているものですが、ちょうど4年前くらいに不思議な経験をしました。

    その日は結構遅くまで仕事をしていて、帰宅したのが午前4時を少しまわったぐらいだったと思います。
    家に帰って部屋の電気をつけたんですが、なにか変なんです。
    その時は何が変なのかを調べる気力もなく、とても疲れていたのでそのまま寝てしまいました。
    次の日起きて部屋を見渡してみると、やっぱり何かおかしいんです。
    その日も朝から予定があったので、調べる余裕もなくそのまま出勤しました。

    で、その日の夜、そのおかしいと思った理由がわかったのですが、全部右利きなんです。
    僕は左利きなんですが、ペンの向きとか、歯ブラシの置いてある場所とか、とにかく部屋の感じが右利きなんです。
    気づいたキッカケというのが、マウスの位置が反対になっていて、あれ?と思い、
    色々見渡してみたら、そんな感じで物が置かれてました。
    で、オチがあるんですが・・・

    「おかしい部屋」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    377:02/05/10 02:07 ID:
    どっかで読んだか聞いた話で、確かこんな感じの話。

    俺、夜のコンビニでバイトしてた時に結構いろんなことあったけど、
    やっぱ『貞子』が一番印象に残ってるなぁ・・・。
    貞子って言っても『リング』のじゃ無くて、
    コンビニに来た女の客の『あだな』なんだけどさ、俺たちが勝手に付けたんだけどね。

    その貞子なんだけど、毎晩23時過ぎにきて何一つ買い物もしないで、1時頃帰っていくんだ。
    決まっているのは23時半、24時にわざわざカウンターまで時間を聞きにくること。ただそれだけ。
    それ以外にはずーーーっと俯いてブツブツ言いながら店の中をグルグル歩き回ってるの。
    それだけでも結構気持ち悪いっしょ?

    んで、その貞子が問題を起こしたんだ。
    その日初めて時間を聞く以外に言葉を喋った。

    「トイレを貸してくれませんか?」

    って。 気持ちは悪いけど、今まで特に問題を起こしたこと無かったから「どうぞ」って貸したんだ。
    その後仕事が忙しくなって、貞子のこと忘れてたんだけど、
    他の客から「あの、トイレで変な音してますよ」って言われて、
    あっ貞子がまだ入ってるのかと思いながら、「すみません、すぐ確認します」と言ってトイレへ向かった。
    トイレの前に立つと、中からカン ゴン ドンっと変な音がしている。
    「大丈夫ですか?」と声を掛けても返事が無い。うめき声らしきものも聞こえる。
    こりゃヤバイかもっ・・・て「いいですか?開けますよ!?」と言って、
    ちょっと待っても返事が無いので、カギを使ってドアを開けた。

    「シャッター」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    398:01/09/26 17:46 ID:
    俺が消防だった頃の話。

    近所の小さな珠算塾(ソロバンね)に通ってた俺は、毎年クリスマスの日の塾を楽しみにしてた。
    クリスマスの日だけは授業をあまりやらずに、先生が8ミリフィルムの映画を子供たちのためにかけてくれるからだ。
    アニメが主体で、『がんばれタブチ君』とか、ディズニー映画、チャップリンの映画などを見せてもらう。
    それが終わったら、先生がお菓子をみんなに分けてくれる。
    毎年すごく楽しかった。

    しかし、俺が消防6年だったその年はいつもと様子が違っていた。
    10畳ぐらいのスペースの小さな教室で、生徒は13人くらい居ただろうか。
    先生が映写機に8ミリをセットすると、教室の照明を全部消し、映写が始まる。
    シャーーッという機械の音。手製のスクリーンに光が映る。

    「クリスマスの日の塾」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    451:2001/05/22(火) 23:05 ID:
    つくば市に昔『姉さんビル』とか、『姉ビル』と言われている建物がありました。
    10何階か建ての公務員官舎で、同じ形をした建物が何件も建っています。

    そのうちの1棟の壁いっぱいに『姉さん』と書いてあると評判になりました。
    (見物人が沢山くる、といったことはありませんでしたが)
    何度補修して壁を塗り直しても、『姉さん』と書いてある部分だけがはがれ落ちてくるというのです。
    原因は姉弟の弟が交通事故で亡くなったから、などと言われていましたが、
    本当のところははっきりしませんでした。 (もとになるような事故は無かった、と言われています)

    私が大学生になったときはまだその壁はそのままになっており、
    実際に見に行ったところ、本当にくっきりと『姉』と出ていました。
    (『さん』の方は実際には言われれば見えるかなぁ、というレベルでした)
    私は心底ぞっとしました。

    それから1~2年たち、今度の壁の補修は徹底的でした。
    元々そこの建物群は薄いクリーム色だったのですが、
    『姉さん』棟だけ周りと全く違ったオレンジ色に分厚く塗り直したのです。
    しばらくの間、1棟だけ明らかに色の違う官舎がそびえ立っていました。
    (その後数年して、周りの建物も同じような色になりました)

    それから『姉』の文字が現れたことはありません。

    「つくば姉さんビル」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    518:2001/05/29(火) 02:33 ID:
    友達から聞いた話。

    ある男がアメリカに一人で旅行に行った。
    期間は1ヶ月くらいの予定だったそうだ。
    旅の間いろんな所に行って遊んだり、食べたりそれは楽しかったそうだ。

    1ヶ月くらい経ち、そろそろ旅も終りかというある日、とあるバーに酒を飲みに行った。
    一人で酒を飲んでいたが、見知らぬ女性が話しかけてきて一緒に飲む事に成った。
    1ヶ月近く一人旅をしていたから、寂しくなってきていた男は、
    それはそれは女性と楽しくおしゃべりしながら酒を飲んでいた。

    ふと気がつくと、どうやら男はいつのまにか寝てしまったらしい。
    ついつい酒が進み疲れもあってか寝てしまったようだが、男は目が覚めた。
    周りを見渡してみるとバーではなかった。寂びれたホテルの浴室だった。バスタブの中で寝てしまったようだ。
    風呂からあがろうとするが、なかなか体が言う事を聞かない。
    男はギョッとした。
    男は“お湯”ではなく“氷水”に浸かっていたのだ。
    何故?と男は思ったが、バスタブの壁を見るとこう書かれていた。
    『助かりたければ、ここに電話しろ』と、警察の電話番号が書かれていた。

    男はなんとか体を動かし電話して、病院へ行ったそうだが、
    病院で初めて分かったそうだが、男の二つあるはずの腎臓が一つ無くなっていたそうだ。

    警察と病院の話を総合すると、
    男はバーで一緒に飲んでいた女性に、睡眠薬を知らない間に酒に入れられ気付かず飲んでしまい、
    寝ている間に何処かで腎臓を抜き取られ、ホテルの氷水に漬けられたそうだ。
    起きるまで痛みを感じなかったのは、氷水で神経が麻痺してしまった為だそうだ。
    その後はしばらく入院するはめになってしまったが、なんとか命に別状無く無事日本に帰国できたみたいだ。

    外国へ旅行へ行っても、見知らぬ人からの誘いは気をつけようね。
    友達とか一緒ならいいかもしれないが、特に一人旅には・・・

    「海外一人旅」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    234:01/08/30 18:45 ID:
    むかし読んだ本に紹介されていた話です。

    時代は20世紀の初頭、
    場所はアメリカの東海岸北部のある町(ニューヨーク州とかメイン州のあたり?)で起こった出来事だそうです。
    (うろ覚え)
    以下、直接話法で。

    その町の海岸には険しい崖が多く、漁船の事故が頻発していた。
    そこで、町の人々は州知事に請願を出し、海岸沖にある小島に灯台を建てて貰う。
    2人の男が灯台守として派遣され、3日に一回のペースで交代しながら灯台を管理することになった。

    「固定特異点」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    540:2001/05/31(木) 17:21 ID:
    会社の先輩(女性)の、学生のころの実体験。
    学校から帰ってみると、家にだれもいなかった。
    先輩はとくに気にすることもなく、父親の3畳ほどの広さの書斎にある電話で友達とおしゃべりをはじめたが、
    その途中で、電話相手の友達が『なにか音しない?』と言った。

    カチカチカチカチと、ちょうど電話機のフックを連打する音に似たその音は先輩の耳にもききとれたが、
    「混線でもしてるんじゃない?」と、あまり気にかけなかった。
    そのカチカチ音も、30秒くらいの間隔で数回鳴り続けたあとで止まった。

    1時間くらい話したころ、玄関を開ける音がし、廊下にドサッと買い物袋を置く音がした。
    母親が帰宅したのかな?と思いつつそれでも喋っていると、
    背中のすぐ後ろの扉がドンドンドンドン!とすごい勢いでノックされた。

    「うるさいなあ!もう!」

    先輩はノックの主は長電話ギライの母親だと思っていたので、扉をドカッと蹴り返した。
    ノックの音は止まった。かわりに女の声がした。

    「でーーーーんわーーーーを切りなさい」

    「書斎にて」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

    このページのトップヘ