31: :02/02/04 14:58 ID:
戦後すぐのお話し
哲夫という田舎の青年がカメラマンに成る為に上京しました。
哲夫には幸恵という恋人がいました。
幸恵は両親の反対を押し切り哲夫と一緒に上京、貧しい同棲生活が始まりました。
貧しいながらも、二人は肩を寄せあい......幸せでした。
しかし哲夫の仕事が上手くいきはじめると、彼は外に女を作り、毎晩飲み歩くようになりました。
そんな生活が2ヶ月も続くと.....彼女は何も言わずに故郷に帰っていきました。
それから数日して、故郷の友人から彼女の自殺を知らされました。
友人『お前な~葬式くらい出てやれよ.......』
哲夫『だめなんだ.......今いそがしくて.....それより自殺の理由って何なんだ?』
友人『分かってるんだろ.......兎に角!線香の一本もあげないなら絶交だからな!』
ガチャ
哲夫は嫌々ながらも故郷に帰る決心をしました。
しかし彼が幸恵の実家についたのは葬式から3日後の夕方でした。
『とりあえず土下座しよう.......殴られるくらいは仕方ない.....』
そんな事を考えながら彼は玄関を開けました。
『こんばんは~.........哲夫...です』
しばらくすると、奥から足音が聴こえてきました。
『いや~遠い所よくきたねえ~』
彼は両親のあまりに明るい態度に少々驚きました。
哲夫という田舎の青年がカメラマンに成る為に上京しました。
哲夫には幸恵という恋人がいました。
幸恵は両親の反対を押し切り哲夫と一緒に上京、貧しい同棲生活が始まりました。
貧しいながらも、二人は肩を寄せあい......幸せでした。
しかし哲夫の仕事が上手くいきはじめると、彼は外に女を作り、毎晩飲み歩くようになりました。
そんな生活が2ヶ月も続くと.....彼女は何も言わずに故郷に帰っていきました。
それから数日して、故郷の友人から彼女の自殺を知らされました。
友人『お前な~葬式くらい出てやれよ.......』
哲夫『だめなんだ.......今いそがしくて.....それより自殺の理由って何なんだ?』
友人『分かってるんだろ.......兎に角!線香の一本もあげないなら絶交だからな!』
ガチャ
哲夫は嫌々ながらも故郷に帰る決心をしました。
しかし彼が幸恵の実家についたのは葬式から3日後の夕方でした。
『とりあえず土下座しよう.......殴られるくらいは仕方ない.....』
そんな事を考えながら彼は玄関を開けました。
『こんばんは~.........哲夫...です』
しばらくすると、奥から足音が聴こえてきました。
『いや~遠い所よくきたねえ~』
彼は両親のあまりに明るい態度に少々驚きました。