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    カテゴリ:オカルト・怖い話・ミステリー > 【ほんのりと怖い話】

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    162:2014/01/27(月) 18:13:56.33 ID:
    文章下手でやたら長くなってしまったけど。

    その後輩、A君は去年うちの部署に配属されてきた。年は20代後半、
    イケメンで人当たりもいい、いかにも好青年という感じ。

    それまでいたところとは畑違いな部署に来たこともあり、
    最初は手違いもあったけど、努力家だし一度教えればそれで覚えてくれるので、
    教育係だった俺はとてもありがたかった。

    俺を含め、大半は彼を認めていたし、評価していたと思う。
    気さくだけど礼儀正しく、ユーモアもある彼は職場にもすぐ馴染んだ。
    しかし、彼を良く思わなかった人がひとりだけいた。

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    857:2014/01/12(日) 15:54:06.12 ID:
    だいぶ端折ったつもりですが長文です。

    俺が小学六年生の頃の話。
    当時の女の担任は最低なやつだった。仮に桜田とする。
    授業中に、いきなりつまらないことでキレて職員室に篭る。
    宿題を忘れた生徒に対してチョークを箱ごとぶん投げる。

    教室内で生徒が怪我するトラブルが起こっても、自分の査定に響かないよう
    巧みに口止めして表沙汰にしない。挙句の果てに、ホームルームの度に

    「みんなが先生を信用してくれなくて辛い」

    みたいなことをほざいていた。
    まあ、そんなこんなでクラス内にも不満が溜まっていったのさ。

    ある日のこと。
    朝のホームルームが始まる少し前ぐらいの時間だったかな。
    桜田がすごい剣幕で教室に入って、いきなり大声で

    「誰がやったああああああ!?」

    と叫んだ。そして、入り口近くにいた女子の肩に掴みかかって、
    何やら意味不明なことをブツブツ言いだす。女子は泣いていた。
    しかし、すぐに教頭や隣のクラスの先生が駆け込んできて、
    暴れる桜田を取り押さえて廊下の奥へと消えていった。
    桜田はその日以降学校に来なくなった。何日かして教頭から
    桜田は急病で仕事をやめたと聞いた。

    「最低な担任」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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    842:2014/01/11(土) 21:24:47.81 ID:
    長文失礼。高校の頃の同級生、Aちゃんにまつわるほんのり話。

    自分で言うのもなんだが、母校は地元でも有名な進学校。
    担任(♀)が成績の良い生徒には優しく、
    悪い生徒には冷たい典型的な学歴コンプのえこひいき先生だった。
    私も成績は良くないほうだったのでそいつに結構嫌味を言われたが
    中でもAちゃんというクラス一の落ちこぼれの子に対する態度が酷かった。

    Aちゃんはクラスでは成績が悪かったが性格は明るく真面目で
    いつもニコニコしてて優しく誰からも好かれる性格。
    それが余計奴の癇に障ったようで、Aちゃんはたびたび無視や嫌味などの嫌がらせをされていた。
    武道系の部活に入っていたAちゃんに対し、

    「教室がなんか防具臭くない?Aさんちょっと顔と手洗ってきなさい。ほら早くしなよ、臭いんだよ」

    と追い出したり。
    担任は担当科目が家庭科だった。ある日、実習でキャベツを刻んでいたときのこと。
    明らかに粗いきしめんみたいなキャベツを刻む優等生を褒めまくる担任。
    担任

    「(優等生)さんはキャベツを刻むのも上手ね~。
     それにくらべて…こんなゴミみたいなキャベツ、食べられないわね。汚いし」
     
    そう言ってAちゃんの刻んでいたキャベツ(凄く細かくて綺麗)を掴んだかと思うと流し台にぶちこんだ。
    その後にキャベツの芯をAちゃんの顔に向かって放り投げて

    「ほら、やり直し。食材無駄にしないでよ、学校のお金なんだから」

    と言い放った。
    さすがに数人が抗議したが担任は何事もなかったかのようにスルー。
    授業のあとに私と友人数人でAちゃんを気遣ったが、
    Aちゃんは「だいじょうぶ、だいじょうぶ」とニコニコするだけだった。

    「もうそろそろ」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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    852:2006/07/24(月) 16:54:34 ID:
    少し前に取引き先の人に「この間、こんな事あってさ~」と聞かされた話。

    それは最終電車も通り過ぎた踏切での事。
    彼はお得意先のお偉いさんを接待した帰りだった。
    付き合いでさほど強くない酒を飲んだ彼は、タクシーに乗り込んで自宅へ向かった。
    彼の家のすぐ近くに小さな踏切がある。東京の私鉄が住宅街を通る、よくある踏切の一つ。
    そこに差し掛かったら、踏切が閉まり警告灯が点った。
    そして点検用の車両が通り過ぎ、しばらくして警告灯が消えた。
    でも、棒が上がらない。

    時間にしたら1、2分だったと彼は言う。街灯に照らされた踏切は開かなかった。
    酔いと睡眠不足からくるイラ立ちで、彼は「ちょっと、俺が上げちゃうから、車、通しちゃってよ。」と運ちゃんに声を掛け、踏切に向かった。

    そして棒に手を掛け、上に上げようとした。が、ビクともしない。いや、少しは持ち上がるのだが、ある程度の高さ迄上がるとバネじかけの様に急に下への力が増す。
    悪戦苦闘していたら、タクシーのクラクションが聞こえた。

    「開かずの踏切」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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    116:02/07/08 20:38 ID:
    祖母は八人姉妹だったので、私の母が生まれた時はたくさんの
    姉妹達(母にとっては叔母達)がお祝いに来ました。

    生まれた時と言っても、さすがに生後すぐに親戚にお披露目するわけにはいかないので、
    2ヶ月ぐらいになるのですが、そのときの話です。
    母にはすでに二人の兄がいたのですが、祖母の姉妹達は祖母の前では最初の女の子という事もあり、

    「可愛いお嬢ちゃんやね~、将来が楽しみやわ~」

    などと褒めていたのですが、
    祖母がその場を離れると、

    「不細工な赤ん坊やなあ、せめて目の所だけでも、お兄ちゃんと取り替えられたら良かったのに」
    「嫁の貰い手も苦労するやろうな、せめて男の子やったら…」

    などと口々に、まだ赤ん坊だった母をけなしたそうです。

    「記憶」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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    825:2014/09/25(木) 03:36:50.26 ID:
    俺は大学には実家から徒歩で通っているんだが、あるひどい雨の日、
    油断した好きに傘を盗まれた 困っていたら同じ学部生の女の子が声をかけてくれた。
    名前がとある花と同じだったから、仮に百合子としとく
    百合子は常時折り畳み傘を持っているので、それを貸してくれるという

    百合子は学校の近くに下宿していて途中までは帰り道が同じだったので一緒に帰ってたんだが
    俺達の帰りを狙いすましたかのように豪雨が襲ってきたのでちょっと寄り道した
    普段と違う帰り道、木しか生えてないような小さい公園の側を通りかかったら、茶色い毛玉が落ちてた
    なんだろうと近づくと丸まった小さな仔犬、生後半年にも満たないような超小型犬
    濡れて寒いのかブルブル震えてたうえに、ものすごい怯えてた

    俺が抱き上げようとすると狂ったように暴れて、思わず取り落としそうになったところで百合子がキャッチ
    百合子に抱かれると何故かおとなしくなった 俺の家には6歳の母犬と1歳の子犬が2匹いたので、
    ワクチン摂取の有無がわからない犬を連れて帰るわけにはいかない
    仕方なく百合子の下宿先に連れ帰ることにした

    百合子自身、捨てられた犬を保護したりして実家で5匹ほど飼っているらしいんだが、
    仔犬は初めてだったらしい 俺が風呂に入れてやり、体の汚れを落とすときれいな真っ白な犬が出てきた

    マルチーズっぽい犬だが、耳はパピヨンかチワワに似てたからミックスだと思う
    仔犬は百合子からエーデルと名前をもらった エーデルは不思議と最初から百合子にしか懐かなかった
    1週間ほど俺も百合子の家に毎日通って様子を見たりしていたのに、通う頻度が減り、
    月1くらいになると 俺を見ると唸って部屋に一歩でも足を踏み入れようものなら
    全力で噛みかかるようになった

    そんなエーデルに対し、百合子はお座りをさせ、自分もエーデルに向かい合うように座ると
    「怖くない、怖くない、大丈夫、大丈夫」と諭すようにエーデルに話しかけながら背中をさすった
    暫く繰り返していると、エーデルの目が大きく見開かれ、大きな耳をピーンとたてた
    そのまま俺の方に歩いてくると、座っていた俺の膝をぺろぺろ舐め出した
    まるで百合子の言っている言葉を理解しているようだった

    「エーデル」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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    828:2014/01/11(土) 03:01:04.15 ID:
    この正月に少しほんのりした出来事

    40数年前、私が小1だった時のこと
    同居していた祖父が、8畳の茶の間の白ふすま四枚に墨汁でびっしり「遺言」を書いてしまった
    長くガンを患っていて、本人も死を覚悟していたのだろう
    子供の私に内容は読めなかったが、大酒飲みで洒脱な祖父らしく、
    遺書のところどころにヒョットコの顔や、徳利と盃の絵が描かれていたのを覚えている
    場所が茶の間だから、孫の私や弟を喜ばせようとしたのかもしれない

    その翌年に祖父は亡くなり、相続税を払うため我が家はその家を人手に渡して手狭な家に移った
    遺書が記されたふすまは、引っ越し時に処分されてしまったらしい
    あとから知ったのだが、そのふすまは遺言に必要な体裁を整えておらず法的には無効だったそうだ
    それでも一応形見の品なので、屏風か掛け軸にでも仕立て直せば良かったのにと思うが
    相続でてんやわんやだった両親にはそんな精神的余裕がなかったのだろう
    写真の一枚も撮っておらず、幼かった弟にはそのふすまの記憶がないので
    祖母と両親が亡くなった今、「遺言のふすま」をハッキリ覚えているのは私一人となった

    「遺言のふすま」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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    135:02/07/11 16:48 ID:
    私が高校生のとき、近所の家で首吊り自殺がありました。

    亡くなったのはその家のご主人で、奥さんが子供を連れて家を出て行って
    しまったことを儚んでの自殺だったそうな。
    近所のおばちゃんが、


    「引っ越してないはずなのに、家の前に雪が積もってて一度も雪かきした形跡がないのはおかしい・・・。」


    と不審に思い、方々に手を尽くし、何とか家に踏み込んて死体を
    発見したときには自殺から既に三ヶ月も経過していたらしいです。

    「自殺」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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    663:2013/10/19(土) 18:43:31.38 ID:
    子供の頃の~スレでちょっと話題に出てて書こうと思い立った。

    自分は小さいころから「不思議の国のアリス症候群」の症状?があった。
    時々遠近感が曖昧になったり、周りの物が大きくなったり小さくなったりする感覚になる。
    大抵の場合、じっとしている時に起こるから日常生活に支障はないし
    頻度としてもそれまでは1ヶ月に1~2回ってところだった。

    数年前、大学生の時のこと。
    夜ベッドに座って壁により掛かるような感じで座って携帯をいじってた。
    携帯からふと視線を外して正面の本棚を見ると、アリス症候群が起こった。
    本棚がゆっくりと小さくなっていって、自分が大きくなったような感覚になる。
    嫌な感覚でもないし慣れてたから、そのままぼーっと本棚を見ていた。
    自分の場合、目を何度か瞬きさせながら視線を素早く動かすと治まるから、
    その時も20秒くらい本棚を眺めたあと、視線を動かして遠近感を直した。

    ※不思議の国のアリス症候群とは、知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられることを主症状とし、様々な主観的なイメージの変容を引き起こす症候群である。 この症候群の名前は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』で薬を飲んだアリスが大きくなったり小さくなったりするエピソードに因んで名付けられた。(wikipedia参照

    「不思議の国のアリス症候群」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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    117:2013/10/28(月) 12:38:25.72 ID:
    高速での話

    高速乗ったことあるやつならわかると思うんだけど、結構虫がフロントガラスにプチっとあたって死ぬよね。
    夜は特にひどい。光に集まってくるでしょ。
    俺その頃しょっちゅう乗ってたから、何万匹と殺しただろうね。中古車だったし汚れはあんまり気にならなかったけど。

    その日の夜は山間の高速だったんだけどさ、聴いてたラジオもジーー…ジーーってなって、自動チューニングしたんだわ。したら、ある周波数で止まってさ。数字は覚えてないんだけど。
    相変わらずジーー、ジーーとノイズがはしってるんだわ。
    だけど、ノイズの中にちょいちょい低い声が聴こえるんだよね。
    「あと……」てなかんじ。
    なんこれ?と思ってボリューム上げたんだよ。そしたら、

    「あと60匹、あと59匹、あと58,57匹…」
    って聴こえるんだわ。なんだよ気持ち悪ーと思って聴いてたんだけど、
    あと14匹ぐらいになって、あることに気づいたんだわ。
    虫の潰れるプチプチ音と連動してカウントダウンされてんの。
    「あと8匹、あと7匹」

    やばいやばいなんかやばいこれゼロになったらどうなんの!やばいよ!
    とりあえずとっさにブレーキ踏んだわ。

    畳み掛けるようにブチブチブチッと虫を潰した音がして、車は止まった。

    「あと一人…」

    と声がして、ラジオがプツンと切れた。

    もうこの車乗っちゃいかんと思って、車載のレンチでバンパーぶっ叩いてぐちゃぐちゃにして、自分で全タイヤパンクさせてからサポートに電話したわ。レッカー移動してもらって、最後には中古屋に引き取ってもらったよ。


    俺が思うに車は命の大小関係なく殺めていい数が決まってる。最後に死ぬのは間違いなく運転手だわ。
    お前ら車運転するときは気を付けろ。特に年期の入った中古車は、あと何匹かわからんぞ。

    「あと60匹」【ほんのりと怖い話】 →続きを読む

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