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    カテゴリ:オカルト・怖い話・ミステリー > 【山にまつわる怖い・不思議な話】

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    698:2005/10/29(土) 23:52:59 ID:
    俺の兄貴が小学生のころの(俺が生まれる前の)話。

    兄貴が小5の春ごろ、おじいちゃんと一緒に、近くの山に山菜採りに入ったんだって。
    狙っていたのはタラっていう植物の芽で、幹に棘が生えてるんだけど、
    春頃に生えるその芽が、てんぷらとかにするとすっごく美味しいんだ。
    兄貴はそこの山でよく遊んでたらしくて、
    山菜の種類は知らなかったけど、おじいちゃんより山道には詳しかった。

    そんなこともあって、どれがタラの芽かを知ったら、兄貴は一人でずかずか山に入っていったんだって。 兄貴は山菜取りに夢中になって、普段は見えているけど行かないような山にも入って、
    結構な量が手に入ったのに満足して帰ろうとすると、近くに人の気配がして振り返ったんだって。
    すると、10メートルぐらい離れた大きな岩の上に、ガリガリに痩せた汚い着物姿の白髪の爺さんが座ってたんだって。

    兄貴はちょっとビビッタらしいんだけど、足元に山菜籠があったから同じ山菜取りの人かと思って、
    挨拶して帰ろうとしたんだ。するとその爺さんが、
    「坊主・・・タラの芽探しとるのか?」っていいながら、所々歯の抜けた口を開けてニタリって笑ったんだって。
    兄貴は気持ち悪いとは思ったんだけど、
    「うん。お爺さんも山菜採ってるの?」って聞き返したんだって

    「山菜採り」【山にまつわる怖い話】 →続きを読む

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    539:2005/11/18(金) 10:47:51 ID:
    うちの爺さんは若い頃、当時では珍しいバイク乗りで、
    金持ちだった爺さん両親からの、何不自由ない援助のおかげで、
    燃費の悪い輸入物のバイクを、暇さえあれば乗り回していたそうな。

    ある時、爺さんはいつものように愛車を駆って、山へキャンプへ出かけたのだそうな。
    ようやく電気の灯りが普及し始めた当時、夜の山ともなれば、それこそ漆黒の闇に包まれる。
    そんな中で爺さんはテントを張り、火をおこしキャンプを始めた。
    持ってきた酒を飲み、ほどよく酔いが回ってきた頃に、何者かが近づいてくる気配を感じた爺さん。
    ツーリングキャンプなんて言葉もなかった時代。
    夜遅くの山で出くわす者と言えば、獣か猟師か物の怪か。
    爺さんは腰に差した鉈を抜いて、やってくる者に備えたそうだ。

    「なにか...」【山にまつわる怖い話】 →続きを読む

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    562:2005/03/27(日) 00:10:27 ID:
    中学時代、夏休みを利用して、友達と川釣りに行こうって話になりました。

    夜中の午前3時頃に集合、市街地からひたすら自転車をこいで約3時間、目的の川に到着しました。
    早速皆で思い思いの場所に散って釣り糸を垂れましたが、サッパリ釣れません。
    ポイントを変えてみるも、やはり駄目。
    なので、私は徐々に皆から離れて、上流へと移動していきました。

    そして、自分が釣れそうだと思うポイントを見つけて、釣り糸を垂れていると…
    背後から、川原の石を踏む音がしました。
    最初は、仲間の誰かがやっぱり釣れなくて移動してきたのかな?程度に考えて無視してたのですが、
    足音は私の背後で止まったまま動こうとしません。
    「なんだ、釣らないのか?」と言いながら振り返ったのですが…。

    【厳選】「山の少年」【山にまつわる怖い話】 →続きを読む

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    29:2009/04/30(木) 18:57:34 ID:
    友人の話。

    仲間何人かでキャンプに出かけた時のことだ。
    夜も更けて他の者は寝入ってしまい、火の側に居るのは彼一人だった。
    欠伸を噛み殺しながら、そろそろ火の始末をして俺も寝ようかな、などと考えていると、
    覚えのない声が話しかけてきた。
    「何しているんだい?」
    顔を上げると、火を挟んだ向こう側に誰かが座っていた。
    ぼんやりとしか見えない、大きな黒い影。視界に霞でも掛かったかのよう。
    何故かその時は不思議とも怖いとも思わず、普通に返事をした。
    「んー、火の番をしてる」
    相手の正体は何者なのか、何でこんな時間にこんな場所に居るのか。
    そういった類いの疑問がまったく頭に浮かばなかった。
    先程まではシャンと起きていた筈なのに、寝惚けた時のように思考が上手く働かなかったという。
    ぼんやりと、俺寝惚けているのかな、と考えているうち、また話しかけられた。
    「その火が消えたらお前さんどうする?」
    「んー、消えないよ」
    「こんな山ン中じゃ、一寸先も見えない真っ暗闇だろうな」
    「んー、この火が消えちゃったら、そうなるだろうね」
    「闇は深いぞ。中に何が潜んでいるかわかったもんじゃないね」
    「んー、暗いのは怖いよ。だから火の番をしなくちゃね」

    「たき火の番」【山にまつわる怖い話】 →続きを読む

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    588:05/01/25 16:10:35 ID:
    私はドコモ関連の設備管理の仕事をしている者ですが、昨年の年末にちょっと信じられない体験をしました。
    これまで幽霊とか妖怪とか、そういうものは信じていませんでしたし、
    そういった現象に出くわしたこともなかったのですが、
    今回の出来事は、自分のそういう認識をひっくり返してしまうようなものでした。
    未だに、あれが現実の出来事だったのか、自分の幻覚だったのか、確信は持てないのですが・・・


    去年の12月27日、私と上司2人は、山頂にあるアンテナ鉄塔の点検に出かけました。
    山道を車で登っていったのですが、途中で雪が深くなってきて、
    その時はスタッドレスタイヤを履いていなかったので、それ以上進めなくなり、
    しかたなく神社の前に車を置いて、1キロくらい歩く事になりました。
    雪は表面が凍っていて、踏むとザクザクと音がします。

    不思議と木には雪が積もっていなかったので、上司(Kさん)に聞くと、
    「木の枝に積もった雪は、すぐに下へ落ちるからな」と答えました。
    そうやって周りの景色を見たり雪に足を取られたりしたので、
    鉄塔に近づくまでに30分以上も掛かってしまいました。

    鉄塔が間近に見えて、車道から林の中の道に入ったあたりで、Kさんが上を見上げながら言いました。

    「木の枝に何か引っかかっているぞ」

    私ともう一人の上司(Tさん)が上を見ると、木の枝に地面から5メートルくらいの枝に、
    細くて白い布みたいなものが絡んで、風になびいていました。
    更に行くと、鉄塔の回りに張ってあるフェンスやゲートの鉄格子にも、
    同じものが絡みついているのが見えてきました。

    近づいてよく見てみると、それは布ではなくて紙でした。
    黒で何か書かれた紙を細く裂いたような感じで、まだらになっています。

    「山仕事に入っている人のイタズラかな?」
    「気持ち悪いなぁ」

    などと言い合いながら、ゲートの鍵を開けて中に入りました。
    続いて、鉄塔のドアに鍵を突っ込んで回して開けようとしたのですが、開きません。
    おかしいな~と思って反対に鍵を回したら、今度はすんなりと開きました。
    「ここ鍵が開いてたみたいですよ」と私が言うと、Kさんに

    「そんなはずはない。前に来た時にちゃんと鍵を閉めたはずだ」

    と言い返されました。

    「山頂のアンテナ鉄塔」【山にまつわる怖い話】 →続きを読む

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    375:2006/09/23(土) 21:15:14 ID:
    俺が宮大工見習いをしてた時の話。

    だいぶ仕事を覚えてきた時分、普段は誰も居ない山奥の古神社の修繕をする仕事が入った。
    だが親方や兄弟子は、同時期に入ってきた地元の大神社の修繕で手が回らない。
    「おめぇ、一人でやってみろや」
    親方に言われ、俺は勇んで古神社に出掛けた。

    そこは神社とはいえ、小屋提程度のお堂しかなく、
    年に数回ほど管理している麓の神社の神主さんが来て掃除する位。
    未舗装路を20km程も入り込んで、更に結構長い階段を上って行かねばならない。
    俺は兄弟子に手伝ってもらい、道具と材料を運ぶのに数回往復する羽目になった。

    そのお堂は酷く雨漏りしており、また床も腐りかけで酷い状態だった。
    予算と照らし合わせても中々難しい仕事である。
    しかし、俺は初めて任せられた仕事に気合入りまくりで、
    まずは決められた挨拶の儀式をし、親方から預かった図面を元に作業に掛かった。
    この神社はオオカミ様の神社で、鳥居の前には狛犬ではなくオオカミ様の燈篭が置いてある。
    俺は鳥居を潜る度に、両脇のオオカミ様に一礼する様にしていた。

    約一ヶ月経過し、お堂がほぼカタチになってきた。
    我ながらかなり良い出来栄えで、様子を見に来た親方にも、
    「なかなかの仕事が出来ているな」と褒めてもらった。
    それで更に気合が入り、俺は早朝から暗くなるまで必死で頑張った。

    ある日、内部の施工に夢中になり、ハッと気付くと夜の10時を過ぎていて、帰るのも面倒になってしまった。
    腹が減ってはいるが、まあいいかと思い、
    「オオカミ様、一晩ご厄介になります」とお辞儀をして、お堂の隅に緩衝材で包まって寝てしまった。



    【宮大工シリーズ】「古神社の修繕」【山にまつわる怖い・不思議な話】 →続きを読む

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    42:2010/11/20(土) 11:26:34 ID:
    あれは確か自分が中学一年生の時だから、もう22年も前になる。
    ある日、私は川へ遊びに行こうと出かけた。
    家を出たところで、いつもの近所の川では面白くないと、普段は行かない山間の川へ向かった。
    山間といっても深山の渓谷というほどではなく、山の間の狭い土地に田んぼが作られている。
    その川の辺りには人家がほとんどなく、生活排水も流れ込んでいないので水がきれいで、色々な珍しい物がいるだろうと期待していた。
    しかし行ってみると思ったよりもかなり川幅が狭く、また水量も少ない。
    これは大した生き物もいないかなとがっかりしたが、取りあえず川の中に入ってみた。
    何かいないかと探して歩いていて、小さな石橋の下に入った。
    石橋と言っても欄干も無く、この辺りでとれる石灰岩を荒削りに加工して渡してあるだけで、
    さらには橋の下に立つと頭がぶつからないために、少しかがまないといけない位の高さしかない。
    そこには水に浸った黒いビニール袋あり、中には何かがパンパンに詰まっている。
    なぜこんな場所にこんな袋が置いてあるのか不思議に思い、中に何が入っているのかが気になった。
    幸いに袋の口は結ばれておらず、すぐに中を覗く事ができた。
    次の瞬間、私は絶叫した。
    袋の中には何の物とも知れない、黒光りする動物の腸が大量にあったからだ。
    私は脱兎の如くそこを飛び出し、家まで逃げ帰った。
    (続く)





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