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    カテゴリ:オカルト・怖い話・ミステリー > 【洒落怖】

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    26:03/01/13 22:21 ID:
    知り合いの看護婦に聞いた話。
    彼女が勤務していたのは個人病院。
    ターミナルケアの老人が半数を占める病院だったそうだ。
    ある夜、彼女の担当している病室からナースコールがあった。
    呼び出ししたのは老婆。痴呆が進み、ほとんど植物人間状態の患者だった。
    「どうしたの?おばあちゃん」
    彼女は耳元で声をかけた。すると、

    「 ○ ○ さ ん 、あ ん た も 連 れ て く よ 」

    その老婆は、瞼をかすかに開けて、静かに呟いたそうだ。
    「何?おばあちゃん、何て言ったの?」
    彼女は良く聞き取れず、もう一度訊ねた。
    すると、老婆はもう一度呟き、完全に眼を閉じたそうだ。

    「あ ん た も 連 れ て く よ」【洒落怖】 →続きを読む

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    44:2008/04/15(火) 02:39:51 ID:
    俺が小学低学年の時、両親の離婚問題(裁判等)で、俺は夏休みの間、母方の田舎で爺ちゃん婆ちゃんと暮らすことになった。
    ほんとド田舎で周りは田んぼと山。
    まぁ当時ガキだった俺には、昆虫採集が出来て楽しかったが。
    でも爺婆に『あそこだけは行ってはいけん!』と何度も言われた場所があった。
    それは裏山の中腹にある祠(防空壕?)だった。

    行ってはダメと言われれば、やっぱ行きたくなる。
    ある日俺は、クワガタを捕りに行くと嘘をつき、その山に入った。

    獣道を10分程登ると祠がある。

    「あそこだけは行ってはいけん!」【洒落怖】 →続きを読む

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    291:02/12/21 13:53 ID:
    私が小学四年生くらいの頃にあった話です。
    私は小学二年~六年まで、地元の青年団ボランティアのような団体に入っていました。
    内容は、地元の大学の学生さんがリーダーとなり、
    市内の小学生と休日、夏休みにキャンプやボランティアの活動を行なうというものでした。
    その年の夏休みは山奥の廃校にキャンプに行きました。
    よく覚えてませんが、廃校の近くには上流の川が流れており、
    私たち小学生の子供たちは、そこで泳いで遊んでいました。


    「廃校近くの川」【洒落怖】 →続きを読む

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    446:2008/04/21(月) 11:42:01 ID:
    私の家系の男は全員、「ムシリ」という妖怪が見えるという。
    正確には、思春期ごろに1度だけ会うものらしい。

    おじいさんの話だと、夜寝ていると枕元に現れ、家系の男の髪の毛を毟り、食べるのだという。
    ソレは数十分間、ひたすら髪を毟って食べるらしいが、その間は痛みもなく、ただ、抜かれる
    感じだけは分かるらしい。朝起きると枕元には数百本の髪の毛が落ちており、
    一度食べられると二度と出てこない。 髪を毟られるせいか、私の家系の男はみな、
    20代から禿げるみたい(遺伝かもしれないけど)。

    私は女なんで気にするなといわれたけど、弟は必ず会うから注意しろ、と言っていた。
    何を注意するかというと、髪を抜かれる間は消して動くな、気付かないフリをしろ。ということだった。
    先祖で一人、抜かれている間に逃げ出した男の子が原因不明の病気で死んだからだそうだ。
    ただ、来ても逃げたりせずにじっとしていればいい、儀式みたいなものだ、とおじいさんは言った。

    その話を聞いた弟は、妖怪を見ることより、若禿が確定したことがショックだったみたいだった。
    そこで、中学に入ったと同時に弟は毟られないようにと、頭を丸めた。
    おじいさんは、それに対して「昔はみんな頭を丸めていたし、意味ないぞ」と言っていた。
    結局、弟はそのまま髪の毛を伸ばすことにしたようだった。

    私たちの父も昔、「ムシリ」に出会ったらしく、若禿だった。
    父は20代だったころは禿げていることにコンプレックスを感じていたらしく、カツラをつけていたそうだ。
    (実際私たちが赤ん坊のころの写真の父は髪の毛があった。)
    ある日、父は弟に「ムシリに会ったら、このカツラはおまえにやるよ」と言って和箪笥の中のカツラを見せてくれたらしい。

    そして、そのカツラが弟を大変な目に遭わすのだった。

    「妖怪ムシリ」【洒落怖】 →続きを読む

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    946:2008/04/29(火) 21:37:03 ID:
    冬の終わりに、オヤジの弟の息子、つまり従弟と旅行に行った。
    母方は何かと言うと人寄せやら親族旅行をやるが、
    父方のいとこで俺と親交が深いのはこいつくらい。
    神社が好きらしくて、一人でふらっと京都辺りに行っては写真を撮って来る。
    そんな趣味でも、変な現象にも遭わなければ心霊写真も撮った事がない。
    俺の話も全然聞く耳持たない…そう言う人間だ。

    その時の行き先は京都ではなく、俺は都合で来れない本来の同行者の代理だった。
    行ってみると宿の周辺は俺の地元なんかよりずっと都会だったが、
    初日の目的地は見渡す限りの田畑と山。そこに寺社が散在していて、
    日頃運動不足の俺はレンタサイクルと石段のコンボで酷い目に遭った。
    翌日の史跡巡りでは庭園の茶店で煙草が吸えなくなったのをぼやくヤツをなだめ、
    ようやっと辿り着いた観光地らしい場所は、古い家並みと土産物屋が並ぶ町だった。
    着いた時には午後の四時を回っていただろうか。
    まだ日の短い時期にしては、それなりに観光客が歩いていた。
    季節柄、古い雛人形や屏風、絵なんかを店先に飾っている所もあり、
    ちょっと七月の京都、祇園の辺りを思い出した。
    こういう感じは好きだ。…石段もないし。
    そんな事を思っていたら、やっぱり神社があった。

    「前に来た時は祭だった」とその祭の蘊蓄をたれながら、身軽に石段を上がる従弟。
    俺はヒイヒイ言いながらどうにか昇って、振り返る。
    小高い丘の上からは、風情のある町並みが一望できた。
    下から見た感じでは小さな神社の様だったが、上がってみると結構立派で、
    社務所の右手に能舞台(神楽かもしれない)まであった。
    お詣りを済ませ、ヤツが撮影している間にお守りなど吟味して、
    それから緩やかに丘を下る坂道に出る。
    その途中にある建物で、雛人形展をやっているのを見つけた。

    「時計まわり」【洒落怖】 →続きを読む

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    476:02/12/28 02:37 ID:
    友人から直接聞いた実話です。。

    Oは、昔から読書が大好きな少年だった。
    いつも何かの本に夢中になっては、誰かに止められるまで読みふけっていた。
    彼の家は築十数年の木造二階建て。Oは二階にある一室を勉強部屋として与えられていた。
    そんな、ある休日の午後のこと、、、
    Oはいつものように、自分の部屋で、冒険小説に夢中になっていた。
    そして読み始めてから数時間経った頃…

    「はーい。なあにー?」

    母親に自分の名前を呼ばれた気がして、Oは大声でそれに応えた。
    扉を開ければすぐに階段があり、そこを降りれば1階である。
    食事や用事がある時は、いつも母が階下から呼びつけるのだ。
    しかし、返事はなかった。
    あれ?思い違いだったかな?とOが思った時、スーっとふすまが小さく開いた

    「……?」

    寝転がったまま、ふすまの隙間から向こうを見ると、母親が「おいでおいで」と手招きしている。

    「…何なの?」

    やっと身を起こしたOが、ふすまに手をかけようとしたその時------

    ふすまが消え、母親が消え、視界いっぱに地面が飛び込んだ!

    「うわあああああああああああ!!!??」

    Oが向かったのはふすまではなく、まったく逆方向にある筈の、窓だったのだ。
    なんとかバランスを保って墜落をまぬがれたOだったが…
    「もし落下防止用に取り付けられた柵が、もう少しでも低ければ」
    そう思い返す度にゾッとするという。
    果たして、彼が見たのは幻だったのだろうか?


    「友人Oの話(窓・鈴)」【洒落怖】 →続きを読む

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    787:03/01/07 17:39 ID:
    5年位前の実話です。自分はバイクが好きで夏になると毎年北海道にツーリングに出掛けてました。
    北海道最北端から2時間くらい南にくだるとS湖という湖(その宿の売上にかかわるのでイニシャルにさせてもらいます)があるのですがその日のキャンプ地はS湖に決めました。
    一目見てそこに決めたんです。

    その湖は人造湖で周囲を森で覆われレイクサイドの道を走ってても一箇所か、2箇所ほどしか湖を目視できないほどです。
    道を走っていると展望台があり初めてその湖を目にしました。
    湖面には、枯れ果てた木が数本立っており、その風景はセピアと言う表現が適当でしょうか、ノスタルジックなんです。
    湖畔にテントを張りS湖に唯一つのレストラン(安食堂風)件ホテルに行きました。
    ここS町はそば所なんです。
    そこで食事をとりふと見ると、そのホテルの温泉に400円で入浴出来るとの事。
    後で行ってみようと思いテントに戻りました。


    「北海道にてツーリング」【洒落怖】 →続きを読む

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    48:2008/04/11(金) 02:00:33 ID:
    関西方面のある有名なホテルで。

    二泊三日の旅行でとまることになった。
    1日目に3時過ぎにチェックインして部屋に向かい
    何故か入った瞬間にいきなり咳き込む。

    テレビのチャンネルや電灯のスイッチやデジタル時計が置いてある棚の上に
    少しふるめの小型ラジオが置いてある。このご時勢にラジオが置かれてることに
    少し驚きつつもチャンネルに手を伸ばしテレビをつけるといきなり映ったのは砂嵐。

    結構有名なホテルだったので、最近のテレビが設置してある。
    だからテレビをつけて直ぐに映るのはそのホテルの案内映像だと思ってただけに
    少し複雑な気持ちに。ましてや客を通す際にせめて砂嵐以外のチャンネルにしてて
    くれよ。などと思いながらもゆったりとソファーに座りテレビを観る。

    その後、妻と一緒にホテルのロビー横にある土産コーナーを少し眺め夕食を
    ビュッフェにするか中華にするかフランス料理にするかを悩みながら一旦部屋に戻る。
    すこし違和感を感じるもそのときは特にわからず。


    「関西の有名なホテル」【洒落怖】 →続きを読む

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    112:2008/03/26(水) 20:28:35 ID:
    上京してきた友人に聞いた話です。
    友人は山奥の集落みたいな村に住んでたそうです
    その村ではいわゆる大地主一家が権力者で、一部の人は「様」付けで呼ぶほどの崇拝染みた扱いを受けてました
    当時友人は、その一家を異常だと思っていたそうです、その理由はあまりにも完璧だったから。
    少し興味があったので「何故?」と私が聞くと、友人は自分が体験した、聞いた事を話してくれました。

    友人は集落の中の上ぐらいの立場だった、村の年寄りは皆地主の事を崇めるらしい
    当時は「気に食わない、でもあいつ等は皆かなりの実力を持っている
    テストは大体満点、成績もトップ、運動神経も良くてマラソン大会では常にも一位だった
    でも異常なんだ、少なくても30年以上完璧な奴しかいないんだ、地主一家は多産で兄弟が多い、
    その中には一人くらい駄目な奴がいてもいいじゃないか」と思ってたと言う

    私は「実はいろんなとこから連れて来てるとか、優秀そうな子を」と言った

    友人は「いや、地主の所に子供が生まれると必ず小さな祭りが行われる、確かに二十歳ぐらいで都会に行く人もいるが
    彼らも年末年始に帰ってきて皆の前に現れるんだ。
    むしろ家に留まってる奴らの方が怪しかった、殆ど顔出さないんだ、年末年始にもちょっと襖の隙間から顔見せるくらいで…
    家の中で村をまとめる重要な仕事してるらしいんだけど、どうも怪しかったし出てった人より能無しっぽいんだ、
    まあ…と言うか、見ちまったんだけどな…」
    ここで友人は顔を暗くしてため息を漏らした、あれは思い出したくない物を思い出した時の顔だった


    「地主一家」【洒落怖】 →続きを読む

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    372:2008/02/13(水) 00:42:07 ID:
    もう20年くらい前になるかな。
    ある日実家の父から電話があった。
    先日祖父の法要で田舎(父の実家ね)に帰ったとき仏間で面白いものを見つけたから見に来いという。
    実家まで車で30分ばかりだし俺はさっそく行ってみた。

    父は他の家族の目をはばかるように俺を手招きすると奥へ向かった。
    そして卓の前に座ると古そうな木の箱をとりだした。
    そして顎をしゃくって開けて見ろという動作をした。
    俺はよく要領を得ないまま蓋をとった。

    正直それを見た第一印象はウェッなんだこれといった感じだった。
    綿の敷かれた箱の中に入っていたのは体長20㎝程の猿の赤ん坊?のミイラだった。
    既に目玉も鼻もなく。ぽっかりと穴が開いてるだけ。
    剥き出しだ口にはギザギザと小粒な歯が生えているので辛うじて人間とは違うなと思う。
    ただ猿とも少し違うような。
    何コレ?俺は父に尋ねた。
    父はニヤニヤしながらワカランと首を振った。

    祖父の部屋には昔からオカしなものけっこうあったそうで
    なんぞ面白いものでも無いかと漁っている内に天袋の中から見つけたそうである。
    それを黙って持ち出してきたらしい。

    ※件(くだん)は、古くから日本各地で知られる妖怪。「件」の文字通り、半人半牛の姿をした怪物として知られている。
    その姿は、古くは牛の体と人間の顔の怪物であるとするが、第二次世界大戦ごろから人間の体と牛の頭部を持つとする説も現れた。
    幕末頃に最も広まった伝承では、牛から生まれ、人間の言葉を話すとされている。生まれて数日で死ぬが、その間に作物の豊凶や流行病、旱魃、戦争など重大なことに関して様々な予言をし、それは間違いなく起こる、とされている。また件の絵姿は厄除招福の護符になると言う。
    別の伝承では、必ず当たる予言をするが予言してたちどころに死ぬ、とする話もある。また歴史に残る大凶事の前兆として生まれ、数々の予言をし、凶事が終われば死ぬ、とする説もある。
    江戸時代から昭和まで、西日本を中心に日本各地で様々な目撃談がある。

    【妖怪】「件(くだん)」【洒落怖】 →続きを読む

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