カテゴリ:2ch読み物・長編・名作 > ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 第一部②
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 第二部
7: :2007/11/25(日) 15:53:26.87 ID:
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前編見てくれてた人、どのくらい居るかな・・・。
朝6時ぐらいまでやってたから、まだそんな居ないかな。
とりあえず復活したので、前編であるデスマ編の続きを書こうと思います。
今北人用に、前編の内容を簡潔に。
10年前後NEETで最終学歴が中卒の俺が、母ちゃん死亡で働く決心がつく。
職業はプログラマ。世にも恐ろしい残業地獄職だ。
一応言っておくと、上流SEや、会社によって違うらしい。
前スレの意見を統合すると、俺の会社が異常すぎるとの事。
プログラマを目指そうと思う人は、こいつの会社やばいって程度で見てくれるとありがたい
俺の入った会社は超絶ブラック。主に人間関係がヤバイ。そして入社日の時点でデスマが始動。
そんな中、俺はここで諦めたら母ちゃんに申し訳が立たんと必死に頑張る。
それが報われたのか、入社して2週間でプロジェクトリーダーにならないかと持ちかけられた俺。
どーする俺!?どーなる俺!?
朝6時ぐらいまでやってたから、まだそんな居ないかな。
とりあえず復活したので、前編であるデスマ編の続きを書こうと思います。
今北人用に、前編の内容を簡潔に。
10年前後NEETで最終学歴が中卒の俺が、母ちゃん死亡で働く決心がつく。
職業はプログラマ。世にも恐ろしい残業地獄職だ。
一応言っておくと、上流SEや、会社によって違うらしい。
前スレの意見を統合すると、俺の会社が異常すぎるとの事。
プログラマを目指そうと思う人は、こいつの会社やばいって程度で見てくれるとありがたい
俺の入った会社は超絶ブラック。主に人間関係がヤバイ。そして入社日の時点でデスマが始動。
そんな中、俺はここで諦めたら母ちゃんに申し訳が立たんと必死に頑張る。
それが報われたのか、入社して2週間でプロジェクトリーダーにならないかと持ちかけられた俺。
どーする俺!?どーなる俺!?
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 第三部
86: :2007/12/01(土) 15:49:01.41 ID:
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戻ったぜちくしょう。
今日は休みだと思ったのに狩り出されるとは。しかし後顧の憂いは断ってきた。
さて、これから第3部『そして廃人へ・・・』編に突入するわけだが
プロジェクトリーダー編までで、何か質問ある?答えられる範囲なら答えるんだぜ
それともとっとと続き書いた方が良いかね。
今日は休みだと思ったのに狩り出されるとは。しかし後顧の憂いは断ってきた。
さて、これから第3部『そして廃人へ・・・』編に突入するわけだが
プロジェクトリーダー編までで、何か質問ある?答えられる範囲なら答えるんだぜ
それともとっとと続き書いた方が良いかね。
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 第四部
592: :2007/12/02(日) 17:23:18.80 ID:
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「どこから話そうか・・・。私も色々と波乱万丈の人生を歩んでいてね」
・・・。俺よりもなのか?
「そうだな・・・。学生時代から、話そうか。
私が大学生の頃の話だよ。7年か8年前ぐらいかな」
藤田さんは大卒だった。俺は中卒だ。
大卒が説教を垂れるのか。もうやめてくれ。俺はもう疲れたんだ。
俺は必死に自分を抑えていた。利己的な考えしか出来ない事に気付いてはいたが
俺の中では、もうとにかく「逃げたい」「逃げたい」だったのだ。
「当時、私は夢があってね。
法学部に在籍してたんだが、そっち関係の仕事につきたかったんだ」
「・・・」
「だから、私は一生懸命だったよ。ただひたすら、勉強して、バイトして・・・」
この話に一体、何の意味があるというんだ・・・
・・・。俺よりもなのか?
「そうだな・・・。学生時代から、話そうか。
私が大学生の頃の話だよ。7年か8年前ぐらいかな」
藤田さんは大卒だった。俺は中卒だ。
大卒が説教を垂れるのか。もうやめてくれ。俺はもう疲れたんだ。
俺は必死に自分を抑えていた。利己的な考えしか出来ない事に気付いてはいたが
俺の中では、もうとにかく「逃げたい」「逃げたい」だったのだ。
「当時、私は夢があってね。
法学部に在籍してたんだが、そっち関係の仕事につきたかったんだ」
「・・・」
「だから、私は一生懸命だったよ。ただひたすら、勉強して、バイトして・・・」
この話に一体、何の意味があるというんだ・・・
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 第五部
673: :2007/12/08(土) 23:00:33.91 ID:
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第五部・最終章『もう俺は限界かもしれない』
「おはようございます」
この会社に勤めて1年を過ぎ、俺はこの日もいつも通りに出社した。
「マ男くん、おはよう」
藤田さんだ。例の過去話以来、俺と藤田さんはお互いに信頼できる関係を築いていた。
まぁそれでも、俺が藤田さんに依存寄りなのは否めないがな。
「すっかり春ですね。通勤途中、公園で桜が咲いてましたよ」
「そうだね。まぁ、私たちは花見できそうにないけどww」
ごもっともだ。
「そういえばマ男くん、今日は新卒の子が一人、入るみたいだよ」
「え、そうなんです?」
なんでまたこんな会社を新卒で受けちまったんだか・・・。
会社選びは慎重にしないとダメだろう。
10年前後もNEETやってた俺が言えるセリフじゃないがな。
「なんでも専門出で、シスアド持ってるみたいだから、完璧ド素人って訳でもないようだよ」
「珍しいですね。即戦力になりえますかね」
「いや、新卒だからね。正直な話、今の時点では分からないな」
確かにその通りだ。この会社は、知識どうこうの話ではない。
どれだけ早くソルジャーになれるか、どれだけ自力で駆け回れるかが最重要項目なのだ。
それが果たせなければ、新卒という一生に一度だけ手にする事が出来るブランドを失い、世をさまよう事となる。
他人の事ながらも、俺は正直、気の毒にと思えた。
「朝の十時から、応接室で紹介するみたいだから」
十時か。ていうか、紹介あるのね。俺の時は無かったのだが。
しかしどんな子なのだろうか。
どうせ俺の時みたいに、放置されるんだろうな。
そして、十時がやってきた。
「おはようございます」
この会社に勤めて1年を過ぎ、俺はこの日もいつも通りに出社した。
「マ男くん、おはよう」
藤田さんだ。例の過去話以来、俺と藤田さんはお互いに信頼できる関係を築いていた。
まぁそれでも、俺が藤田さんに依存寄りなのは否めないがな。
「すっかり春ですね。通勤途中、公園で桜が咲いてましたよ」
「そうだね。まぁ、私たちは花見できそうにないけどww」
ごもっともだ。
「そういえばマ男くん、今日は新卒の子が一人、入るみたいだよ」
「え、そうなんです?」
なんでまたこんな会社を新卒で受けちまったんだか・・・。
会社選びは慎重にしないとダメだろう。
10年前後もNEETやってた俺が言えるセリフじゃないがな。
「なんでも専門出で、シスアド持ってるみたいだから、完璧ド素人って訳でもないようだよ」
「珍しいですね。即戦力になりえますかね」
「いや、新卒だからね。正直な話、今の時点では分からないな」
確かにその通りだ。この会社は、知識どうこうの話ではない。
どれだけ早くソルジャーになれるか、どれだけ自力で駆け回れるかが最重要項目なのだ。
それが果たせなければ、新卒という一生に一度だけ手にする事が出来るブランドを失い、世をさまよう事となる。
他人の事ながらも、俺は正直、気の毒にと思えた。
「朝の十時から、応接室で紹介するみたいだから」
十時か。ていうか、紹介あるのね。俺の時は無かったのだが。
しかしどんな子なのだろうか。
どうせ俺の時みたいに、放置されるんだろうな。
そして、十時がやってきた。
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 完結
81: :2007/12/10(月) 23:27:40.76 ID:
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この平日一週間を使って、第五部での空白の1年間を書こうと思う。
暇潰し程度かつ本編とはほぼ無関係となる部分だから、勘ぐり無しで純粋に楽しんで欲しい所です。
詳しくは雑談スレの方で。
本編より話はさかのぼり、木村くんが入社して1年が経った頃の話だ。
竹中も正社員として起用され、木村くんとまでは行かないまでも、そこそこ仕事が出来るようになっていた。
新たな戦力を加えた俺たちは、今日もプロジェクトに取り組む。
「以上が今回のプロジェクトの説明だ」
こりゃまた上原さんのスケジュールが厳しいな。
藤田さんとほぼ同じ量だが、力の差は大きいぞ。
「質問あるやつ居るか」
「は、は、は」
上原さんが手を出したり引っ込めたりしている。
「ないよーだな」
いや、おい。
「はい、リーダー」
「おう木村か。なんだ」
「僕は誰と仕事するんですか?」
「あ? お前はもう一人で十分だろ」
「うーん、これってVBですよね? まだ経験浅いんで、誰かつけてもらいたいんですけど」
確かにそうだ。
まだ一人でやらせるのは心許ない。俺が付こうか。
「お前は誰か希望いるのか」
「上原さんにしてもらいたいです」
えぇ!?
「あ、あ、あ、わ」
暇潰し程度かつ本編とはほぼ無関係となる部分だから、勘ぐり無しで純粋に楽しんで欲しい所です。
詳しくは雑談スレの方で。
本編より話はさかのぼり、木村くんが入社して1年が経った頃の話だ。
竹中も正社員として起用され、木村くんとまでは行かないまでも、そこそこ仕事が出来るようになっていた。
新たな戦力を加えた俺たちは、今日もプロジェクトに取り組む。
「以上が今回のプロジェクトの説明だ」
こりゃまた上原さんのスケジュールが厳しいな。
藤田さんとほぼ同じ量だが、力の差は大きいぞ。
「質問あるやつ居るか」
「は、は、は」
上原さんが手を出したり引っ込めたりしている。
「ないよーだな」
いや、おい。
「はい、リーダー」
「おう木村か。なんだ」
「僕は誰と仕事するんですか?」
「あ? お前はもう一人で十分だろ」
「うーん、これってVBですよね? まだ経験浅いんで、誰かつけてもらいたいんですけど」
確かにそうだ。
まだ一人でやらせるのは心許ない。俺が付こうか。
「お前は誰か希望いるのか」
「上原さんにしてもらいたいです」
えぇ!?
「あ、あ、あ、わ」