1 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:24:35 ID:
彡(゚)(゚)「お人形遊びの時間やで」

彡(゚)(゚)「(間違ってたら指摘しても)ええんやで」
no title


4 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:25:50 ID:
前史
イギリスに初めて人類がやってきたのは約3万年前と言われています
この頃にやってきた最初の人類をイギリス先住民と呼びます

( ‘j’ )「あ!動物追いかけてたら変なところについたど!」

この頃は大陸と陸続きになっていたようです

それから2万5千年後
( ‘j’ )「あ!今日土器つくるど!」

この頃地球が温暖化しイギリスが島になりました
彼らは暖かい土地で農業を初め土器や青銅器を作るようになります

no title

6 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:26:43 ID:
それからまた2千数百年後、大陸からケルト系の民族が侵入してきます

(´・ω・`)「せいどうき(笑)何が楽しいの?」

( ‘j’ )「ジェ…」

(´・ω・`)「そんなもの作ってないで一緒に鉄器を作ろう!」

彼らは新しい技術を伝えるとともに先住民を同化していきます

やがて彼らは支配層になっていきます

(´・ω・`)「僕たちの村を守るために武装するよ!」

(´・ω・`)「戦争で勝ったから村を束ねて国を作るよ!」

(´・ω・`)「もう僕が王様になるよ!」

こんな感じでイギリスにいくつかの国が出来上がりました

10 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:28:04 ID:
しかしやっと国家ができたイギリスに新たな侵略者がやってきます

それがあの有名なローマ帝国です

彼らは紀元前55年から侵略を始め西暦43年にはブリテン島(イギリスの大きいほうの島)のほとんどを征服しました

13 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:29:11 ID:
そのころ、英語の祖先にあたる言葉を話していた民族(ゲルマン人)は今のドイツやデンマークあたりに住んでいました

彡(゚)(゚)「いかんのか?」

彡(^)(^)「ええんやで」
かれらの話す言葉は今のドイツ語に似ていたようです(ドイツ語もここから分かれた)
格変化や動詞の活用が滅茶苦茶多く、名詞が男性・女性・中性に分かれていて、さらにそれに伴って形容詞や分詞も変化します
今もこんなんだったら単語の変化を覚えるだけで英語を見るのも嫌になるでしょう

そんなゲルマン人はあるとき大移動を始めます

それは…

15 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:30:08 ID:
no title

フン族と呼ばれる騎馬民族が襲来してきたためです

J( 'ー`)し「私のために働きなさい」
彡(゚)(゚)「ヒエッ…」

彼らはゲルマン人の住んでいる場所を攻撃し服従させようとしました

そのためゲルマン人はそこから逃げ出すようになります

最初に逃げ出した先はローマ帝国でした

彡(^)(^)「お邪魔するやでーよろしくやでー」

/|i、゚ヮ゚ハレ「ふぇっ…!?なにこの蛮族は…(ドン引き)」

ゲルマン人の侵入のせいでローマ帝国は混乱し、やがて滅亡してしまいます
しかしこの後もラテン語はローマの文化とともに宗教や学術用語として不死鳥のように残り続けます

17 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:32:16 ID:
一方、ローマ帝国がいなくなったブリテン島は支配者がいなくなったことで大混乱に陥ります

そして、その混乱をいいことにゲルマン人がブリテン島にも侵入してきます

彡(^)(^)「まあここは暫くの間使わせてもらうって形なので
原住民の方々に感謝しながら使わせてもらうしかないな
住民には申し訳ないけど、少しの間(多分フン族の侵略終了まで)いさせてください」

このとき、イギリスに来たゲルマン人をアングロサクソン族といい、この「アングロ」という名前からEnglishやEnglandという言葉が生まれました
また、言葉が表す通り、彼らが移り住んだのはブリテン島のなかでもイングランド地方です

20 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:33:12 ID:
もともと住んでいたケルト人はゲルマン人に抵抗しましたが、
(´・ω・`)「げるまんのお兄ちゃん達は僕らの秘密基地から出ていってよ!」

彡#(゚)(゚)「じゃかしいわボケナス!」ボコー

(´。ω゚`)「もうここは駄目だ。北や西に逃げよう」
こうして原住のケルト人たちは北のスコットランドや西のアイルランドなどに逃げていきました

この時のケルト語は地名の中やごくわずかな英単語の中に残っています
彡(^)(^)「やきう」
彡(^)(^)「風吹けば名無し」

22 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:34:14 ID:
ケルト人と同様アングロサクソンもイングランドの中で国をいくつか立て覇権を競いました
彡(^)(^)「ち~ん(笑)」
彡#(゚)(゚)「なんでや!阪神関係ないやろ!」

やがてイングランドが統一されると、、、

再び侵略者がやってきます
北の海からやってきたデーン人と呼ばれる人たちです

彡(゚)(゚)「お前ら誰やねん」

(゚)(゚)ミ「そらもうアレよ」

彼らはイングランド人と似た言葉を話していました
それもそのはず、デーン人も同じゲルマン人から分かれた部族だったからです

23 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:34:25 ID:iO1
へーえ

24 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:34:52 ID:
彡(゚)(゚)「くっさ!お客さんやんけ、戦ったろ!」

(゚)(゚)ミ「これは教育やろなあ」

応戦するイングランドでしたが、結局負けてしまいます

彡(。)(;)「許して…許してクレメンス…」

(゚)(゚)ミ「格の違いを知らな(アカン)」

これが11世紀の頃です

イングランドはデーン人に支配され、デーン人の言葉が英語へたくさんはいっていきました
彡(^)(^)「そうなれば、そうなるやろ」
彡(^)(^)「そらそうよ」

デーン人に支配されたイングランドでしたが、その支配を脱する間もなく再び新たな侵略者が大陸からやってきます

25 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:35:00 ID:JwC
身内で争うのか...

26 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:35:37 ID:
イングランドから海を隔てたところにご存じフランスという国があります
ここももともとローマ帝国の支配下でしたが、ローマ帝国がいなくなった後はラテン語から派生したフランス語が話されていました
フランスの王族はデーン人の力が弱くなるのを見計らってイギリスを乗っ取ろうとします

27 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:36:00 ID:
(≧Д≦)「いいすかぁ?(ゲス顔)」

彡(゚)(゚)「何しにきたんや」

(≧Д≦) 「お前の土地が欲しかったんだよ!」

彡(゚)(゚)「これは教育やろなあ」

(≧Д≦)「いいよ来いよ!」

こうして戦争が始まり…

28 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:36:32 ID:
(≧Д≦)「ホラホラホラホラ」
(≧Д≦)「イキ過ぎィ!イクイクイク……」
(≧Д≦) 「ンアッー!」

彡()()「ほな…また…」

(≧Д≦) 「フゥー↑」

また負けてしまいます

彡(。)(;)「王様になってええで…」

(≧Д≦) 「なろうと思えば(王者の風格)」

この後13世紀までフランス人の支配が続き、上流階級はフランス語のみを話していたため系統が違うフランス語由来の単語が大量に入ってきました
彡(^)(^)「ファッ!?」
彡(^)(^)「あっ…(察し)」
彡(^)(^)「そうだよ(便乗)」
彡(^)(^)「イキスギィ!」

29 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:37:37 ID:
この時フランスから入ってきた言葉には特徴があります

それは、支配者の言葉という点です

つまり当時支配者だったフランス人が管理した法律、政治、財産系の単語にはフランス語由来が多いのです
例としてcourt(法廷),judge(裁判官),parliament(議会),council(地方自治体の議会),tax(税金),money(金銭)などがあげられます

その他にもbeef(牛肉)はフランス語由来でcow(牛)は古い英語由来、mutton(羊肉)がフランス語由来でsheep(羊)が古い英語由来だったりします
これは家畜を育てるのが下層のイングランド人で、その肉を食べるのが支配者であるフランス人だったためです

30 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:38:44 ID:
13世紀になると、イングランドはブリテン島のケルト人国家ウェールズを征服し、フランスに内政干渉したり戦争をしかけるなど国としても強くなっていきました
国として強くなっていくにつれて英語の地位も上昇し、14世紀には貴族も英語を話すようになりました

この時代は英語という言語が完成されるまでの過渡期のような時期でした
英語の地位は上昇しましたが地域や階級ごとの言葉の違いが大きく、その時代ごとにどんどん変化していったため非常に流動的でした

31 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:39:32 ID:
そして15世紀になると今の英語に一気に近づく”ある現象”が起きます
それは発音の変化です

今までは「フィーヴェ」という単語をfiveとつづり、「ロート」という単語をrootとつづっていました
つまりローマ字読みをしていたわけです
まあ、わざわざ綴りをややこしくしようとする人なんかいないので当然です
しかし英語では、この時代に発音が変わったことに加えて綴りを新しくしなかったため、fiveを「ファイヴ」と読みrootを「ルート」と読むような滅茶苦茶な綴りが誕生してしまいます

この原因はよくわかってない部分も多いのですが
一説によると

彡(^)(^)「ちょwwWADAがENGURISSHUに!?wwwwww」
彡(^)(^)「ンゴゴゴゴゴwwwwww」

彡(゚)(゚)「ほんま底辺はくっさい英語使いよるなあ」

彡(゚)(゚)「せや、最新の印刷技術でワイら知識階級の正しい英語を広めたろ」

ペスト「よろしくニキーwwwwwww」

彡(゚)(゚)「お、ペストやんけ!死んだろ!」

彡(^)(^)「グエー知識階級死んだンゴwwww」
彡(^)(^)「ンゴゴゴゴゴwwwwww」
彡(^)(^)「知識階級が死んだ結果wwwwwwww」

彡(^)(^)「お、印刷物があるンゴねえwwww」

彡(^)(^)「綴りと発音が違ゥー!wwww違ゥー!wwwwwwwwww」

彡(^)(^)「まあこれからはワイらの時代や、よろしくニキ」

41 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:44:38 ID:I2h
>>31
これホンマに戦犯よな
ワイ英語できない一因や

32 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:39:49 ID:
つまり、印刷技術の発達→知識階級の言葉で印刷をする→ペストが流行して知識階級が死ぬ→底辺の発音が広まる→印刷した大量の文章の綴りは変えられないのでそのまま残る
ということらしいです
あくまで一説ですが…
なので英単語が覚えられないときはペストとこの時代の底辺を恨んでください
この頃は格変化や動詞の活用も簡略化、名詞の性別もなくなり、今の英語とほとんど同じになります

33 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:40:14 ID:iO1
ワラタ

34 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:41:02 ID:
その後、イングランドはウェールズ以外のケルト人国家のスコットランドとアイルランドも併合しグレートブリテンおよびアイルランド連合王国が誕生します
また、世界中に船を送り戦争をして勝っていきます
植民地はインドからアメリカ大陸まで及び大英帝国が成立します
植民地からも大量の単語が入ってきます
彡(^)(^)「バカかな」
彡(^)(^)「優しい世界」

35 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:41:09 ID:eKL
底辺のせいで簡略化したところもあるんやろな

37 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:41:48 ID:
当然、植民地でも英語が話されるのですがそこにいた原住民たちやイギリス以外の移民たちの言葉の影響で方言ができます
例えば、スコットランドやアイルランドではケルト語の影響を受けた英語が方言になっています

38 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:42:08 ID:
その方言でも特に大きな勢力となったのがアメリカ英語でした

彡(゚)(゚)「本国臭いし新大陸来たわ」

(o'ω'n)「アメリカによくきたおん!」

彡(゚)(゚)「お、ここの原住民か?」

(o'ω'n)「そうだおん!ここでの生活でわからないことがあったら聞くおん!」

彡(^)(^)「サンガツやで」

アメリカにはインディアンが住んでいたため彼らの言葉が英語に入ってきました
彡(゚)(゚)「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

40 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:43:59 ID:
アメリカへの移民にはイングランド人以外もたくさんいました

移民してきた白人たちは黒人奴隷を使役しました
彡(゚)(゚)「ちゃんと働くんやで」

(*^◯^*)「頑張って働くんだ!」

移民はヨーロッパの色々な国からも来ました
フランス人も(≧Д≦)、ケルト人も (´・ω・`)、色々な国の人々が(●▲●)('ω`)(●゚◇゚●)<珍`Д´>(;(。);虚;(゚);)新天地アメリカへとやってきました

彼らは英語を母語としていなかった者もいたのでガバガバ英語を使うこともありました
そのため、アメリカ英語ではさらに文法や綴りが簡略化されていくことになります

42 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:45:27 ID:
時代が下ると、アメリカの住民は税金などを巡って本国イギリスと敵対するようになります

彡#(゚)(゚)「税金高杉内!ムカつくんじゃ!!」

王松「また上げておいたぞ」

彡(゚)(゚)「」

こうしてイギリスからアメリカは独立します

43 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:46:02 ID:
no title


独立すると、アメリカ人は最初仲良くしていたインディアンたちを殺しまくって「開拓」を始めいきます

領土が広がり、国力も上がり、色々な文化が生まれます

それに伴ってアメリカ英語も新しい表現が増えていきます
彡(^)(^)「はよ書けゴマ」
彡(^)(^)「ごっごごごに殴るぞ」
彡(^)(^)「お前の根源を破壊した」

44 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:47:11 ID:
また黒人たちが解放されると、黒人たちの話す風変わりな英語もアメリカの一つの文化となっていきました
(*^◯^*)「英語しゃべるゥーんだ!」

45 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:47:34 ID:
近代に入り列強として植民地を増やしアメリカは大国となります
イギリスが凋落すると今度はアメリカが世界の覇者となり、世界中の人間がアメリカ英語を使うようになりました

こうして英語は僻地に追いやられたゲルマン人の言葉から世界語と呼べるほどにまで成長しましたというわけです

彡(゚)(゚)「おんJもアメリカみたいにネット界の覇者になれたらいいンゴねえ…」

おしまい

47 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:47:57 ID:
改めて見返すと文章酷いンゴねえ…

48 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:48:14 ID:iO1
>>47
乙!!!! 面白かった

50 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:49:09 ID:pxx
すごいなあ 一乙

個人的にはコックニー訛りが好きや

略しまくりで聞き取れんことも多いが・・・

53 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:50:49 ID:I2h
しかしまぁ綴りよな英語の弱点って
日本語も表記と発音が違うっていうのは多少あるけどな

55 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:53:03 ID:
>>53
綴りはほんまに厄介やね

56 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)20:57:51 ID:
英語は語彙も綴りも複雑やし方言も多いけど、さかのぼるとラテン語とかドイツ語とかと深い関連があって奥が深い言語やと思うで

57 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:02:34 ID:YNL
英語にも敬語があるって聞いたけどどんな奴なん?

58 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:04:19 ID:
>>57
日本語でもよくあるけど婉曲表現を使うんやで

65 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:10:42 ID:YNL
>>58
要は「~してくださいませんか。」って表現か
ワイの英語の先生は、would,could,might使って時間的な距離を表すことで相手との距離感を示してるって言ってたな
婉曲というか、「ご覧になる」とか「召し上がる」みたいな単語そのものが敬語みたいなものはない?

66 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:12:20 ID:
>>65
sirとかやろか
仮定法にすると経緯ができるみたいやけどそれも婉曲から来てるみたいやしなあ

68 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:13:31 ID:
単語そのものが敬語ってのはないのかもしれんな

69 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:13:36 ID:h71
勉強になったわ
ありがとうやで

70 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:14:26 ID:
>>69
こちらこそ読んでくれてありがとうやで

71 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:14:37 ID:x00
面白かった(小並感)

J語の変遷も英語の変遷似たようなものなんやね

73 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:16:53 ID:hxz
普通に世界史なんやね、まあ当たり前やが

面白かったで乙

94 : 名無しさん@おーぷん : 2016/02/19(金)21:55:37 ID:avw
今度は日本語の歴史についても解説してクレメンス