1:2014/04/26(土) 03:48:26.26 ID:
だいぶ酔ってるが勘弁。

3:2014/04/26(土) 03:50:53.00 ID:
この前久しぶりにあいつの夢を見たんでな。勝手に語らせてもらうぞ
4:2014/04/26(土) 03:51:56.92 ID:
期待
6:2014/04/26(土) 03:56:09.69 ID:
初めて会ったのは高1に夏がそろそろ終わろうかという時期だった。うっすぎたねえキジトラの猫でな。妙に人を恐れないヤツだった。一番の特徴は片目が無いことだった。
7:2014/04/26(土) 03:56:16.17 ID:
よっぱっぴーワロタ
9:2014/04/26(土) 03:57:13.10 ID:
ちなみに書き溜めてないかんな。酔っ払いの気晴らしだ。
12:2014/04/26(土) 04:02:20.59 ID:
まあウチから50メートルもないところの駐車場とか塀の上にそいつはよく現れた。よく弟と遊びに行ったよ。触った後はこれでもかってくらい手をキレイキレイしたがな。
14:2014/04/26(土) 04:04:44.95 ID:
本当に人を恐れないヤツだった。一度弟と一緒に外を歩いていたら「ニャア」って呼び止められたくらいだ。
15:2014/04/26(土) 04:05:36.85 ID:
可愛い
16:2014/04/26(土) 04:09:40.31 ID:
だがどうやら人は選んでたみたいだった。動物嫌いのジジイや、近所の悪ガキが近づいてきたらスッと身を隠すんだよ。
片目が無くて、ガリガリで背骨が浮いて見えるそのおばあちゃん猫は、本当にミステリアスだった。俺はそこにすごく惹かれた。何をこいつは知っているんだろう。何を今間まで見てきたんだろうってな。
17:2014/04/26(土) 04:11:26.82 ID:
そこで俺はちくわでそいつを家までおびき寄せることにした。もちろん弟も協力してくれた。
18:2014/04/26(土) 04:12:20.24 ID:
ちくわで釣れるのかw
19:2014/04/26(土) 04:14:56.33 ID:
そいつはまんまとウチの前までちくわを追ってやってきた。ものの10分でこの作業は終了した。
21:2014/04/26(土) 04:17:18.79 ID:
あとはウチに招き入れるだけだ。こいつは俺と弟に全く警戒してなかった。すんなりとご招待できたよ。逃げるかな?って思ったが、そいつは図々しくも俺の家をくまなく探索し始めた。
24:2014/04/26(土) 04:21:05.33 ID:
まあこっからおよそ三年間、俺とそいつは一緒に暮らすことになる。
母親に許可をもらうのは楽だったが、父親はちょっと難しそうだった。犬やカラスは好きなんだが、猫はそうでもないらしいんだな。
26:2014/04/26(土) 04:25:02.03 ID:
でも、その猫を招き入れたその晩、父親は猫を自室に連れ込んで、まさに猫撫で声でそいつに話しかけていた。ウチで飼えるのはほぼ確だった。
27:2014/04/26(土) 04:25:34.22 ID:
大丈夫かお前?
28:2014/04/26(土) 04:26:45.46 ID:
ここはまとめじゃねーんだ
日記帳にでも書いてろカス

>>28
悲しいこというなよ。酔っ払いには優しくしろって教わったろ? 
31:2014/04/26(土) 04:29:08.40 ID:
そいつはすぐウチと、ウチの家族に馴染んだ。エサを高校生の少ない小遣いから毎月捻出したおかげで、浮き出た背骨も見えなくなっていった。
33:2014/04/26(土) 04:37:13.68 ID:
毛並みもどんどんよくなっていった。なぜかしらんが、まつ毛もピンッっと伸び上がって色気付いてきやがった。
もう日が落ちれば寒くなる季節、暖かい部屋で、うまい(恐らく)飯、そして外敵のいない安全な空間。間違いなくそいつにとって居心地の良い環境のはずだった。
34:2014/04/26(土) 04:40:47.97 ID:
なのに外に出ようとするんだ。網戸をガリガリ引っ掻いて。
おれは「ああこいつは野生だから外が落ち着くんだな」と思って、悲しかったが、もと居た場所に戻すことにした。
35:2014/04/26(土) 04:42:20.97 ID:
でもそいつ、次の晩にはウチに帰って来たんだよ。網戸にへばりついて。ヤモリみたいに。
36:2014/04/26(土) 04:45:51.10 ID:
期待
37:2014/04/26(土) 04:46:58.01 ID:
そっから、ウチで晩飯を食って翌朝まで眠り、朝には出て行くという社畜のような生活スタイルを、そいつは送って行くようになった
38:2014/04/26(土) 04:47:41.83 ID:
いかん、酒が切れた。
39:2014/04/26(土) 04:48:53.64 ID:
もう充分酔っぱらってるんだからいいだろ
40:2014/04/26(土) 04:49:11.14 ID:
ちょっとコンビニ行ってくる
42:2014/04/26(土) 05:03:49.61 ID:
おーい
続きはまだかいなー(・ω・)
43:2014/04/26(土) 05:04:49.83 ID:
そんなこんなで俺の高校生活は過ぎて行った。恋愛もなし、熱い友情や部活での青春もなし。ドラマにすれば間違いなく視聴率ゼロパーセントの高校生活だ。
44:2014/04/26(土) 05:06:50.19 ID:
気になって眠れません
45:2014/04/26(土) 05:12:48.20 ID:
そんな俺の唯一の楽しみは、その猫を眺めることだった。ほんと面白いやつでな、俺の家の隣には畑があるんだが、そこがそいつの毎日過ごす場所だった。何をするでもない、ただ草間の陰でじっと佇んでるだけ。
雨でびしょ濡れになろうが、寒さで震えようがお構いなし。ウチに居るときも、リビングでテレビを見ている家族や俺とは別の空間にいるようだった。
46:2014/04/26(土) 05:23:21.99 ID:
そんな俺にも誰もが経験するビッグイベントが訪れる。受験だ。
暇と体力を持て余してた俺はそれに全身全霊を注ぎ込んだ。だがダメだった。第一志望の国公立に落ちた。ちょうどその前後、絶妙のタイミングで父親が失職した。驚異の親子シンクロ率だ。私立という選択肢はなかった。
47:2014/04/26(土) 05:28:23.93 ID:
就職、もちろんその選択肢はあった。ランクを下げれば、行ける国公立も山程あった。だが人生で一番というくらい、努力したんだ。当時の俺はそれが報われないことに納得できなかった。
それで、浪人することにしたんだ。金はないから自宅浪人という形でな。たった一年間、勉強すればいいだけだ。俺ならやれるだろう。そう思った。だが、現実はそんなに甘くなかった。
48:2014/04/26(土) 05:37:01.40 ID:
にゃー
49:2014/04/26(土) 05:39:23.19 ID:
想像してくれ。自分を除いて誰もがいない、鳥のさえずりの他ほとんど物音ひとつしない、そんな部屋でひたすら参考書と問題集に向き合う一日を。太陽の差し込む光が余計孤独を煽った。図書館に行ってもその孤独はほとんど消えなかった。
50:2014/04/26(土) 05:48:35.44 ID:
一ヶ月でもうダメだと思ったね。
一秒一秒俺は間違った選択をしてる気分だったよ。
最初は動物や植物の絵とか書いてごまかしてたけど、次第に毎日死にたいと思うようになった。
だがチキンな俺は自ら命を断とうとは思わなかった。それでどうしたと思うよ?毎日オカ板覗いて世界滅亡とか人類滅亡のスレ漁りまくるわけ。笑っちゃうよな。毎晩夜空を見てベテルギウス爆発しねえかなって思ってた。
明日世界が滅んで、あらゆることから解放されることが唯一の心の拠り所だった。
51:2014/04/26(土) 05:51:41.15 ID:
ここまでで質問あるか?というかもう誰もいないか。こんな酔っ払いの戯言なんて
53:2014/04/26(土) 05:58:58.80 ID:
見てるからはよ
52:2014/04/26(土) 05:57:16.00 ID:
いるよ(´・ω・`)ノ
猫との日々はどうなったの?
57:2014/04/26(土) 06:07:19.82 ID:
>>52
ああ、それを今から話そうとしたんだ。 

宅浪から一ヶ月くらいかな、日中は家にいないその猫が外にあまり出なくなっていったんだ。
代わりによく俺の部屋を訪ねるようになってな、模試とかやってる最中に戸をガリガリするんだよ。
それで部屋に入れるとな、机の隅に陣取って毛づくろいしたり、前足を行儀よくそろえて先生みたいに俺をずっと見守るんだ。
たったそれだけだ。たったそれだけだが俺は徐々に現実に向かえるようになっていった。
一日のうち勉強してない時間は睡眠と食事の他ほとんどなかった。風呂の中でも、トイレの中でも勉強した。
58:2014/04/26(土) 06:10:30.36 ID:
おっ、ニャンコ先生の登場!
見てるからねー♪
59:2014/04/26(土) 06:12:51.83 ID:
これは猫飼ったヤツなら分かると思うんだが、しばらく勉強してると参考書や問題集の上に乗って居眠りしだすんだよ。
今思えばあれで無茶せずに済んだのかもな。当の本人にはそんな気さらさら無いんだろうが笑
60:2014/04/26(土) 06:20:55.03 ID:
結果からいうと、俺は受験に合格した。勉強した甲斐あってか、当初狙っていた大学よりワンランク上の大学に上位で合格出来た。
もちろん家族や友人のおかげでもあるが、何よりあの片目の猫がいつもそばで見守ってくれていたおかげだと思う。
だが、大学に合格し、実家を出てから半月程たって、猫がいなくなったと親から連絡があった。
61:2014/04/26(土) 06:26:30.22 ID:
>>60
受験合格おめ♪
猫は気まぐれだけど 人や 飼い主のことをよく見てるんだよね
ニャンコ先生どこ行ったー!?
62:2014/04/26(土) 06:31:31.47 ID:
>>60
ありがとう

それから毎晩親に電話をかけた。あそこを探せ、ここを探せって具合にな。
次の連休に飛んで実家に帰ったよ。毎朝毎晩探した。あいつの食器を箸でカンカン叩きながらな。
今思えば頭おかしい。
67:2014/04/26(土) 06:45:04.93 ID:
全くおかしくないよ
猫を飼ってて いなくなったら誰でもやるよ
私も 飼い猫の食器にご飯入れてカンカン鳴らしまりくって探してたw
張り紙したり 保健所や警察に連絡して探したのは偉いよ
ニャンコ先生 貴方のこと本当に見守ってたんだね

>>67
ありがとう。あんたと顔を合わせて語り合えたらどんなに幸福だろう。
63:2014/04/26(土) 06:32:39.03 ID:
(´;ω;`)

>>63
悲しんでくれてるのか?ありがとう。 
64:2014/04/26(土) 06:35:29.82 ID:
だがどこをさがしても見つからなかった。近所のコンビニに貼り紙を貼ったりした。
近所のおっさんやおばさんにもコミュ症なりに勇気を出して聞いてみたりした。
それでも、どこにもいなかったんだ。保健所にも警察署にも連絡を入れたが、未だに返事は来ない。
65:2014/04/26(土) 06:42:31.21 ID:
それからも帰れるときは極力帰ってあいつを探してる。感謝してもしきれないのに、礼の一言も言わせないでどっか行っちゃうんだもんな。
半年ほどして親が仕事の関係上引っ越すと言ってきた。俺は大反対した。
だって引っ越した後あいつがもしまた帰って来たら?そのときいつものように網戸をガリガリしてだれも迎えに行かなかったら?
だがもはや実家に住んでいない俺に何の権限があるだろう。それからしばらくして実家は空き家になった。
66:2014/04/26(土) 06:44:47.14 ID:
酔いが覚めてきたな。この瞬間が一番むなしくなるよな。
68:2014/04/26(土) 06:53:00.06 ID:
んでんでんで
69:2014/04/26(土) 06:54:32.76 ID:
あいつがいなくなって二年ほど経つ。今でも実家に帰った時は旧我家までジョギングがてらあいつを探しに行く。
なあ、お前らはどう思う。あの猫はなぜ急にいなくなったんだろうか。「実家を出た俺を探しに行った」なんて言わないでくれ。
それが一番キツイんだ。人懐こいあいつのことだから、昔の俺みたいなやつの所で、また図々しく居候してくれているといいと思う。
どこか暖かいところで前足を揃えてうたた寝していてくれたらいいと思う。どうか
70:2014/04/26(土) 06:55:38.73 ID:
どうか、寒さに凍えたり、飢えに苦しんだりしませんように。
71:2014/04/26(土) 06:55:40.60 ID:
他に見守る人ができたんだよ
72:2014/04/26(土) 07:00:48.87 ID:
>>71
あんた優しいな。ここはもっと殺伐とした所だと思ってたぜ。

俺は今でも苦しいことや悲しいことがいっぱいある。受験が終われば全て終わると思ってたら大間違いだったよ。
今日飲んだくれてたのも嫌なことがあったからだ。
73:2014/04/26(土) 07:01:12.56 ID:
飼い主に良くしてもらった猫は死期を悟ると飼い主に見つからないようにひっそりと消える。
いい飼い主だったんだな。
74:2014/04/26(土) 07:06:10.13 ID:
>>73
知っていると思うが、猫ってのは普通他の生き物の目をジッと見ないんだ。なぜならそれは喧嘩を売っている意思表示だから。
あいつはその猫の掟をぶち破ってたw。だから行く先々他の猫と喧嘩がおっぱじまるんだ。
そんなあいつでも、最後は猫の掟を守ったのかもな。
75:2014/04/26(土) 07:06:44.27 ID:
猫は死にそうになったら飼い主が見えない所で死ぬってじっちゃんが言ってた!
76:2014/04/26(土) 07:13:23.01 ID:
死んだら完全な無で、俺はあらゆる債務から解放される。今まではそれだけが心の拠り所だった。
だが今は少し考え方が違う。死後の世界があるとしても、俺はあいつに会って、ありがとうといえる。
無ければもはや悩まされることは何もない。
どっちみち大丈夫なんだ。だから俺はこの先どんなことにも耐えられんじゃないかって思ってる。
なんか宗教くさいな。まあ流してくれ
77:2014/04/26(土) 07:14:34.18 ID:
最後にあいつの写真貼っておくよ。貼れるかな?

79:2014/04/26(土) 07:16:57.05 ID:
見れた
いい顔してるね
81:2014/04/26(土) 07:20:53.71 ID:
真っ直ぐな眼をしてるね
82:2014/04/26(土) 07:24:02.42 ID:
どっかの誰かが書いてくれてたな。こんな戯言日記書いておけって。ほんとその通りだ。
でも今日あんたらは一人の酔っ払いを助けてくれたんだ。きっと今日は良いことあるぜ。
もうこんな気まぐれを起こすことはないだろう。バーイ
84:2014/04/26(土) 07:39:15.15 ID:
居なくなった後はどうしようもないからな
あの時ああしてれば良かった、もっと遊んでおけば良かったと後悔しても遅い
こればっかりは一度居なくなるのを体験しないと分からない
85:2014/04/26(土) 07:42:15.53 ID:
>>84
ほんとにそうだね…
元スレ: