1:2016/09/22(木) 10:09:07.76 ID:
仕方ねえなあ

2:2016/09/22(木) 10:11:27.96 ID:
スペック
当時
>>1
10歳か11歳
ガリガリおかっぱ男児

よっめ
24ぐらい
小雪似

15:2016/09/22(木) 10:53:24.64 ID:
10と24って見るとやばいと思うけど
30と44って見るとほーんって思う不思議
4:2016/09/22(木) 10:15:30.43 ID:
俺はすごいど田舎に住んでんのな
見渡す限り田んぼしかない
一番近いコンビニまで車で20分
バスは2,3時間に一本みたいな
住んでる人達は大体じじばばで
子供は全部で30人弱ぐらいしかいなかった

そんなとこだから余所者はほぼ寄り付かないし
若いやつが越してきたと思えば大体が
村から出ていったやつが帰ってきたとか
6:2016/09/22(木) 10:19:22.52 ID:
面白そうな予感
7:2016/09/22(木) 10:20:01.89 ID:
ある日俺らの溜まり場みたいなとこだった
空き地にチェーンがはられてて入れなくなってたんだ
まあ子供だから無理矢理入って遊んだんだが帰って親になんで空き地チェーンはってん?
と聞いてみたら
誰かが土地を購入して新しく家が建つだとさ

俺は憤慨したね。
俺らの空き地になにしてくれとんじゃい!って。
野球もできるし鬼ごっこすると超疲れるし
地面には20歳になったらあけようって
タイムカプセルを埋めていた。
9:2016/09/22(木) 10:22:46.84 ID:
仕方がないから>>1と>>1嫁の馴れ初めを読んでやる
10:2016/09/22(木) 10:27:17.50 ID:
誰が帰ってくるんよ??
○○さん家の長男か!?
とか知ったげに口聞いてみたりしたが
親にもじいちゃんばあちゃんにも誰が越してくるのかわかってないようだった

それからすぐに家が建ちはじめた
危ないから近寄るなと言われタイムカプセルを回収することもできなかった
田舎だから無駄に土地が広い
周りは金を溜め込んだじじばばばかりだから新しく家を建てるとなると二世帯住宅とか敷地内同居だったりするから端から見ればばかでかい家に広い庭ばかり

それよりもさらにでかい家が建ちはじめた
たまにくそがきの俺でも分かるような高級そうな車が停まってたりしてた

親もどこの金持ちが越してくるんや!?って感じでそわそわしていた
11:2016/09/22(木) 10:32:55.78 ID:
ほどなくして家が完成したようだった。
なんか庭が全面芝生でこりゃやべえと思った記憶がある

俺の家はその家の500メートルぐらい先にありその家の前を通ると遠回りになったんだがどんなやつが住んでんのか気になって毎日家の前を通って帰っていた

でも1ヶ月経っても2ヶ月経っても住人を見かけなかった。洗濯物が干してあったから誰かいることはわかっていたんだが

あとたまに庭でくそでぶなブルドッグが日光浴していた。
その時は遠すぎてなんか落ちてるぐらいにしか思ってなかった
まあこのブルドッグと一悶着あるんだがな

12:2016/09/22(木) 10:39:34.29 ID:
ある日学校帰りにその家の前を通ると門のすぐ近くにおでぶブルがいた
門があるから出てこれないと強気な俺は
おーいでぶ犬!

お前らのせいで遊ぶ場所減っただろうが!
ばか!あほ!うんこ!

と言ってみた
ブルドッグは気にも止めてなくて芝生をくんかくんかしていた

腹が立った俺はリコーダーを思いっきり吹いた

びっくりしたブルドッグがその巨体からは想像できない早さで俺の方に突進してきた
それにビックリした俺は尻餅をついてしまってその時なんか落ちてたのか知らんが腕をさくっと切ってしまった
まあまあ傷が深かったのか血がだらだら出てきて焦った俺は走って逃げ帰った
13:2016/09/22(木) 10:43:22.82 ID:
帰るとじいちゃんとばあちゃんがいて
血まみれの俺にビックリしていた
なにがあったんや!?と聞かれたとき
あほがきだった俺はあのブルドッグに噛まれたとか言えばあいつら引っ越して俺らの遊び場にできるんじゃね!?
と思って嘘をついた

みるみるうちにじいちゃんの顔が真っ赤になってばあちゃんに手当てを任せてどっかに行ってしまった

ばあちゃんは泣きながら痛かったのお、ばあちゃんが変わってやりたいんじゃがのおと言ってて俺まで泣いてしまった
14:2016/09/22(木) 10:50:41.57 ID:
少ししたらじいちゃんが帰ってきてその後父さんと母さんも帰ってきた

夜父さんと母さんがどこかへ行ったと思ったら身長の高い髪の毛長い女が家にきた
俺を見て私の家の犬がごめんね。
大丈夫?痛い?と聞いてきた

じいちゃんが大丈夫なわけなかろうが!
大事な孫が!狂犬病になっとったらなんたらかんたらと女を責めていた
女はずっとすいませんすいませんと謝っていた

そんなくそ犬殺してしまえ!!!
とじいちゃんが言ったときだった
16:2016/09/22(木) 10:53:58.56 ID:
女はぼろぼろ泣き出して
すいませんすいません。許してください
家族なんです。すいませんすいません
と土下座をして謝っていた
顔をぐちゃぐちゃにして謝っていた

俺はなんてことをしてしまったんだろう
犬を殺したいわけじゃなかった
女を泣かせたいわけじゃなかった
ただ前みたいに空き地で遊びたかっただけだった

すごく怖くなって今度は俺が泣きながら謝っていた
17:2016/09/22(木) 10:58:54.97 ID:
ごぺんなざいーうそついたーごぺんなざいー
みたいな
今でも嫁に真似されるw w w

親はやっぱりなって感じ

じいちゃんばあちゃんはビックリしていた

嘘ついた訳を話すと母さんに殴られた
じいちゃんは気まずそうな顔をして父さんとばあちゃんは女に謝っていた

女はほっとした顔をして
私の犬のせいじゃなくて良かった 
実はあの子歯がほとんどないからまさかとは思ってたの。泣いちゃってごめんね。
正直に話してくれてありがとう

みたいな事を涙声で言った
18:2016/09/22(木) 11:03:41.75 ID:
14歳くらい年上かあ
1がいま25とかでも40ちかいのね…
もうお子さんはいるのかな?
19:2016/09/22(木) 11:06:54.99 ID:
あとで聞いたんだがあのブルドッグは虐待されていたらしくそれを嫁が引き取って育てていたらしい
だから知らないやつには怖くてブルは近寄れないから庭に放して遊ばせていたと言っていた

後日菓子折を持ってじいちゃんと謝りに行った

ブルは女にぴったりくっついて巨体をぷるぷる震わせていた

じいちゃんは殺してしまえと言ったこととかを謝って帰っていった

俺は何故か少しだけブルを触らせてもらってまた明日くるねと言って帰った
20:2016/09/22(木) 11:10:06.58 ID:
それから毎日女の家に行った

びびりまくってたブルもだんだん慣れてきた
ブルは厳つい顔だったが実は女の子だった
びっくりした
しかも名前がいちごちゃんでまたびっくりした

毎日女の家に行っていたが不思議なことがあった
ばかでかい家なのに女以外をその家で見たことがなかった
23:2016/09/22(木) 11:20:05.93 ID:
そして、そのいちごちゃんが俺の今の嫁だ
21:2016/09/22(木) 11:15:34.32 ID:
あといつ女の家に行っても女はいた
午前中しか授業がない日に行っても
土曜日に行っても夏休み毎日行ってもいつも女はいた

ばかな俺は大して気にしてなくて毎日見たことない高そうなお菓子くれたからいいやつ!ぐらいにしか思ってなかった

親や近所の人はそうはいかなかった

まず女が出歩いているところを見かけることがなく、俺以外誰も女と接点がなかったんだと思う

会うたびみんな俺に女のことを根掘り葉掘り聞いてきた
22:2016/09/22(木) 11:19:27.18 ID:
仕事はなにしてるひと?
何歳?
ご家族は?
出身は?

そのたび律儀に俺は女に聞いていた


○○さんが何歳かって聞いてたよー

んー>>1ちゃんと同い年って言っといて


○○さんが仕事なにしてるの?だってさ

魔女やってますって言っといて
 
大体はぐらかれていた
25:2016/09/22(木) 11:28:37.58 ID:
俺は大体女の家で宿題をやって終わったらブルと遊んだり家のなかを探検したりしていた
確か宿題で将来の夢の作文を書いてるときだった

特に夢がなくてというかなりないものがたくさんありすぎて(野球選手、サッカー選手、タクシーの運転手等)迷っていた
女の将来の夢でも参考にするかと思って聞いてみた

女は今の生活がずっと続けば嬉しいなあと言っていた

つまらなかったから今の生活って?と聞いた

いちごとのんびり過ごして静かに死ぬかなっと笑顔で言った
それから
>>1ちゃんと毎日お話するのも楽しいけどね、>>1ちゃんもいつかは大人になって新しい世界に行っちゃうからね。
とぼそっと言った
26:2016/09/22(木) 11:37:37.29 ID:
なんだか無償に寂しくなった俺は
俺がどっかに行くときはいちごちゃんと嫁ちゃんも一緒に来たらいいじゃん。
そしたらずっと続くじゃん!
と言った
女は
えー、無理だよっと笑った

やっぱりなんか寂しくなった俺は
俺が20歳になったら結婚してあげるよ!
そしたら一緒じゃん!決まり!
指切り!約束破ったら首ちょんぱね。
と強引に約束を取り付け逃げ帰ったらしい

らしいっていうのは結婚しようと言ったのは覚えてるけど首ちょんぱとかは覚えてない
27:2016/09/22(木) 11:46:00.73 ID:
それから飛んで中3のころ

それまで毎日のようにやっぱり女の家に行っていた 
反抗期やら思春期やら迎えて女のことをかなり意識したりしていた。というか好きだった。
田舎だったが中学生になれば全校生徒が100人ぐらいはいた。
相変わらずおかっぱヘアーだったがコミュ力あったし上級生とも仲良くて小さなコミュニティ内だったが少しはモテた
でも女と比べると全員餓鬼で性の対象にすらならなかった。
女のことは意識しまくりで、でも女はいつも余裕そうで俺なんて眼中にないような感じだった。
本当は家に行くだけで当時はドキドキして(小学生の頃は一緒に寝たり風呂入ったりしてたのに)でも意識してるって悟られたくなかったから
うぃーっすって余裕あるように振る舞ったりしていた
28:2016/09/22(木) 11:49:55.03 ID:
見てる
29:2016/09/22(木) 11:54:49.69 ID:
中学校までは地元にあったが高校は少し離れたとこに行かないと行けなかった
頭は良くも悪くもなかったが迷っていた
家からバスで1時間のボーダーA高校か
家からバスと電車で3時間の少し頭良いB高校(男子校)か。
俺は当初はA高校を第一希望にしていて推薦で行けるだろうと言われていた

が、学校の先生や親はB高校に行かせたかったらしい。
推薦枠は埋まっていてしかも大体B高校へ行くなら親戚の家から通うことになっていた
30:2016/09/22(木) 11:58:28.14 ID:
俺は女と離れるのが嫌で毎日悩んでいた

女の家に行ってもうだうだ悩んでいた

というか女に引き留めてほしかった 

だからわざと俺、B高校いこっかなーとかB高校は市内だからたくさん遊べるよなーとか
女の前で言っていた

女はいいんじゃない。応援してる。としか言わなかった

俺はそれが腹立たしくてもどかしかった
31:2016/09/22(木) 12:05:20.74 ID:
結局中学の卒業式3日前に試験を受け卒業式3日後に合格したことを知った

女に言うととても喜んでくれてB高校の近くにある寿司屋に連れていってくれた。

それからはずっと荷造りしたり親戚の家を行ったり来たり。
制服とか教科書とかの購入で毎日ばたばたしていた

女とは相変わらず毎日会っていたけど30分ぐらいしか会えていなかった
32:2016/09/22(木) 12:05:27.13 ID:
続き待ってる
33:2016/09/22(木) 12:08:17.73 ID:
3月下旬。
いよいよ親戚の家に行くことになった
じいちゃんとばあちゃんはいつでも電話せーよって。泣いて言ってくれた。
じいちゃんとばあちゃんはいつでも俺の味方で別れるのは辛かった


父さんに女さんに挨拶してこいと言われた

女のとこにいくといつもと変わらず笑顔で迎え入れてくれた
34:2016/09/22(木) 12:13:53.85 ID:
俺「もういくわ」

女「そっかー、寂しくなるね。頑張ってね」

俺「絶対寂しいとか思ってないっしょw うるさいやつがおらんなって清々したとかだろ」

強がって言ってみた
女はあの日みたいにポロポロ泣き出した

女「まあ、静かになるでしょうけど>>1ちゃんが頑張ってるんだから。寂しいなんて言ってらんないよ。寂しいけどね」

あんなにでかく見えた女をいつのまにか見下ろしていた
小さく見えたから、抱き締めてしまった
36:2016/09/22(木) 12:20:15.46 ID:
俺「昔は20歳じゃないと結婚できないと思ってた。でも18歳でも結婚できるんだってね。俺が高校卒業したらずっと一緒にいてあげれるよ」

若気の至りかな。
今じゃ絶対言えないことをぽいぽい言った
あと女の髪の毛ってやばいぐらいいい匂いすんのな。

女「上から目線w私もうその時30歳だよ。おばさんだよ。>>1ちゃんは>>1ちゃんの好きなように生きて。 」

普通に振られたけど俺は満足だった

髪の毛はいい匂いだったし
絶対女と結婚すると何故か確信していたから
37:2016/09/22(木) 12:28:03.46 ID:
それから高校通いだして、長期連休とかどうしても我慢できないときは金曜の夜に帰って日曜の夜戻ったりしていた

毎日その日あったこととかを女にメールしたりした。女は相変わらずな生活をしていた。
ブルは俺が高2の秋に死んでしまった

メールしても返ってこないことが増えた

丁度文化祭があってなかなか地元に帰れなかった

やっと帰れた日

真っ先に女の家に行った
38:2016/09/22(木) 12:34:24.29 ID:
インターホンを鳴らしても出てこない

勝手に入った。線香の匂いがした

女はソファに座ってブルの骨壺を眺めていた

声をかけるとハッとした顔をして
帰ってきてたんだ。と泣きそうな顔をして笑ってた

少し見ないうちに女はぼろぼろになってた

綺麗なストレートだった髪はぐしゃぐしゃだし
目の下には隈、痩けた頬。

どうすることもできなかった
39:2016/09/22(木) 12:36:24.58 ID:
見てるぞ
40:2016/09/22(木) 12:38:37.35 ID:
このままだと死んでしまうんじゃないかと思った

何もできない自分が情けなくて、女が悲しんでるのが辛くて泣いてしまった

ひょろがりおかっぱがひーんって泣いてるのが余程変だったのか女はなんで泣いてるの。と笑った
42:2016/09/22(木) 12:45:30.45 ID:
俺が何も言えなくてひんひん泣いてると女は抱き締めて頭を撫でてくれた

額が胸に当たって少し冷静になれた。

女が心配で帰ってきた。
メールの返事がないし、ブルが死んでしまって女まで死んでしまうんじゃないかと思った。
そう伝えると

ブルが死んだら自分の役目は終わり、死んでもいいと思ってた。ブルだけが心の支えで二人でひっそり暮らせたらとずっと思っていた。でもこうやって私を心配して帰ってきてくれる人がいて、私が死ぬかもしれないって泣いてくれる人がいる。
もう少し生きてもいいかなって思えた

女はそう言った
44:2016/09/22(木) 12:50:25.30 ID:
その日は女が心配だからという口実のもと、久しぶりに女の家に泊まった

一緒に寝るでしょ?と言われたが流石にもう大人なので一人で大丈夫ですと客間?で寝させてもらった。
惜しいことをしたなと思ったが目が覚めるといつもの女に戻っていた。
空元気だったのかもしれないけど、俺の目には少しだけ元気を取り戻したように見えて安心した
45:2016/09/22(木) 12:51:43.24 ID:
支援支援
続きが気になる
46:2016/09/22(木) 12:55:26.74 ID:
そんなことがあってからなんだか女が俺に心を開いたというかこう、デレる?そんな感じになったような気がした。
 
普段はブルとかにはすっごいデレデレで甘やかしてたけど、俺や他人にはさばさばというかツンとしていた。ブルと接するときだけ人が変わったかのようだったが、俺にもその片鱗を見せてきた

それが嬉しくて嬉しくて毎日舞い上がってた

ついでに言えば高校の友達(俺含め全員童貞)に彼女同然の存在だと自慢しまくり、メール見せまくりだった。
47:2016/09/22(木) 13:05:00.78 ID:
高3になり、俺は地元で公務員になるべくしこしこ頑張っていた

それもこれも女と一緒にいるため。
地元で就職するには公務員しかなかった。
目立った企業もなく、大体の大人たちは片道一時間ぐらいかけて車で市内まで通勤していた。
大学なんか行く気は最初からなかった。
そんなことしてたら女が取られるような気がしたから

小雪似と言えど不細工なわけではなく、突出して容姿が整ってるわけでもないけど美しく品があると思ってる
男なんて選り取り見取りだろうになんで結婚しなかったんだろう
なんで田舎にわざわざ来たんだろう
そもそもあのばかでかい家や
高そうな車、生活費はどこから出てたんだろう
何をしてる人なんだろう。親はいるのか?
考えてみれば知らないことばかりだった。
48:2016/09/22(木) 13:08:04.84 ID:
考え出すと気になって仕方なかった

今までだってずっと聞きたかった

でも聞いたらだめな雰囲気が漂っていたし
近所の人が聞いても大体はぐらかしていた

でも知りたかった
好きだから知りたかった

聞きたいことが山ほどあった

メールで聞くには多すぎて
会って直接聞くことにした
49:2016/09/22(木) 13:16:19.01 ID:
数週間ぶりに見る女はまたいつもの女になっていた。
さらさらの髪の毛を揺らして出迎えてくれた

たまにしてるポニーテールも好きだ

近況を話して一段落し、聞こうと思っていたことを聞こうとした


俺「なあなあ、ずっと思ってたんだけど女ちゃんって仕事なにしてんの?」

女「昔言わなかった?魔女だよ」

俺「言っとったなあ。そういえば。じゃなくて本当の仕事だよ!!」

女「だから魔女だってばーw 」

言いたくなかったんだと思う
今までなら踏み込んで聞かなかったけど
少しデレてくれたり心を開いてくれたと錯覚した俺はしつこく聞いてしまった
50:2016/09/22(木) 13:22:02.15 ID:
俺「なー、なんの仕事しとん?もしかしてしてないん?そんなら毎日どうやって生活しとん?親が金持ちなん??あれか!家賃収入ってやつ??」

女「なんでそんなに知りたがるの?私がなんだろうと私でしょ。私がなんの仕事をしていようが生活していようが>>1ちゃんには関係ないじゃない。」

口調自体は優しかったがはっきりと拒絶されてしまった

俺の心は真っ二つに折れ、もうその場にいるのが何故だか辛くて黙って家に帰った
51:2016/09/22(木) 13:28:43.59 ID:
すごくショックだった。舞い上がっていた自分が恥ずかしくなった
女にとっては所詮俺なんてただの小さい頃から知ってる餓鬼で、女のことを知るに値しない男だったと思い知った

もう付きまとっては駄目だ。俺なんてただのくそ餓鬼だし。女は俺なんて眼中になくて俺より数段上のハイグレードおしゃんてぃボーイと結婚するんだ。
付きまとっては駄目だ。諦めよう
休みの間そればかり頭をぐるぐるした
54:2016/09/22(木) 13:38:04.30 ID:
高校に戻り俺は進路をかえた 
国立大に進み適当に就職しよう。それがいい。
もう女にメールなんてしないし、会いにも行かない。会いたくない。俺なんてただの餓鬼なんだから。
それから毎日曇りがかったような毎日を過ごした
勉強ができなかったわけじゃなかったから適当に勉強した
女には一切連絡をとらなかった。向こうからも何も来なかった。

1月。センター試験の結果もまあまあでまあいけるだろ。と思い親やじいちゃんばあちゃんに報告に帰った

女のことは気になったが無理矢理気にしないふりをした
55:2016/09/22(木) 13:43:06.78 ID:
母「あんた最近女さんと連絡しとらんとね?」

俺「なんで?」

母「言うな言われたけど女さんから>>1ちゃんから連絡来なくなったけどなんかありましたか?って聞かれたんよ」 

嬉しい気持ちとなんで直接聞かないんだっていう戸惑いとでも嬉しいって気持ちが混ざってなんとも言えないテンションになり
女の家に行ってしまった
56:2016/09/22(木) 13:50:50.36 ID:
女「帰ってきてたんだ」

いつもと変わらない笑顔で出迎えてくれた  
 
俺「親に聞いたん?俺がなにしとるかって」

女「もうっ言わないでって言ったのになーw気になったから聞いちゃった。 」

俺「俺、進学することにしたんよ。女ちゃんのこと好きで一緒にいたかったから公務員になろうと思っとったけど、俺の気持ちばっか押し付けて一人で突っ走っとったじゃん。
空回りしてることに気付いてから人生見直したんよ。もう迷惑かけんから。今までごめんなさい」

女「迷惑なんて思ったこと一度もないよ。でも>>1ちゃんが決めたならずっと応援してるね」
57:2016/09/22(木) 13:51:12.56 ID:
はよ
59:2016/09/22(木) 13:57:01.77 ID:
俺「そうやってさ、いつも余裕でおってさ。俺のことなんか頭の片隅にも置いてないような態度。一生懸命好きな気持ち伝えとんのに、なかったかのようにしてさ。俺ばっか空回りしてだせえ。女ちゃんは卑怯だよ」

女「大丈夫。大学生になったら綺麗な女の子や優しい女の子がたくさんいるから。私みたいなおばさんを好きになるなんて貧乏くじひくようなものだよ」

俺「俺は女ちゃんのことしか今まで見てこなかった。女ちゃん以外なんて女性として意識したことがなかった。知ってる?俺、少しだけモテてたんだよ。」
60:2016/09/22(木) 14:02:17.16 ID:
俺「でも、いつも頭ん中には女ちゃんしかいなかった。ずっと小学生の頃から女ちゃんが好きなんだよ。ずっとずっと好きなんだよ。」

女「ありがとう。>>1ちゃんはいつも優しいもんね。その優しさを他の子に向けてあげて。」

俺「俺じゃあ女ちゃんを幸せにしてあげれんの?絶対ずっと一緒にいるって約束する。先に死なないし、ずっと優しくする。女ちゃんと一緒にいたい。ずっと結婚することを夢見て頑張ってた。お願いだよ。女ちゃんと一緒にいたいよ」

言ったことと嫁の言われたことをまとめて適当に書いてるだけだから丸々合ってるわけじゃないけど、めちゃくちゃ女々しいよな
ドン引き
64:2016/09/22(木) 14:27:44.76 ID:
>>60
ここまで、言ってもらえる女の人は幸せだな
61:2016/09/22(木) 14:12:58.56 ID:
女「私の家族ってね」

一応嫁に許可貰って書いてるけど、嫁の生い立ちやらをまとめて書くとね

嫁家はちょっと有名な自動車部品会社。
嫁母の父(嫁のじいちゃん)が社長で二代目が嫁父(婿養子)
嫁には兄と妹がいて兄は跡取りで小さい頃から可愛がられていたらしい。妹は妹で容姿端麗で小さい頃からモデルかなんかやってて今は会社の取引先のやつと結婚してなんらかの利益をもたらしてるらしい。
んで嫁も同じく取引先のやつと結婚ってなってたらしいが結婚相手の家族の一人がブルを虐待していたらしく耐えかねてブルを引き取り破談
会社自体が傾いたわけではないが元々影が薄く居心地も悪かった家族関係が悪化したらしくて出ていったらしい。
62:2016/09/22(木) 14:22:27.97 ID:
最初のうちはアルバイトしながらブルと暮らしてたらしいけど元結婚相手のやつが嫌がらせやらをしてきてあることないこと広めまくりアルバイト先を辞めたらしい。
風俗嬢とか援交女とかそういうのを友達や知人に広めてある日鵜呑みにしたバカに襲われたんだと。
未遂に終わったけど怖くて県外に引っ越し。
けどなんでかしらんけどどこ行っても居場所がばれるらしくて同じようなことが何度か起こったらしい。
耐えかねて唯一優しかった祖父母に相談したらとりあえずくそ田舎にいけと。マンション借りるから家から出るな。それでばれなかったら一生そこで暮らしなさい。暮らせるようには私たちがしてあげる
みたいな感じになったということ
63:2016/09/22(木) 14:27:23.94 ID:
最初は田舎生活に慣れないし、いつ噂を広められるかびくびくしながらの生活だったけど祖父母名義のマンションだし外で働いているわけでもないからばれなかったらしい。
それから元結婚相手も違うやつと結婚したりして普通に生活できるようにはなったけど
地元にはもう戻れないし
なにより嫁自信が男性に対して嫌悪感を抱くようになってしまったと。
65:2016/09/22(木) 14:35:56.57 ID:
そういうのをぽつぽつと教えてくれた。

女「でもね、>>1ちゃんが親戚の人の所へ行っちゃう日、私を抱き締めてくれたでしょう?その時怖いって思わなかったの。すごく安心しちゃってさ。けど私はおばさんじゃない?
>>1ちゃんはまだまだ若くて>>1ちゃんの好意にも気づいてたけど私と一緒じゃ絶対幸せになれないと思ってるの。だから私から>>1ちゃんを遠ざけたかった。
でもだめみたい。いつの間にか好きになっちゃうんだもんね」
66:2016/09/22(木) 14:38:07.26 ID:
キター
67: :2016/09/22(木) 14:48:51.43 ID:
いいね。いいね。
68:2016/09/22(木) 14:44:18.29 ID:
女「ずっと近所の元気な男の子って思ってた。可愛いな、息子ってこんな感じなのかなって。結婚諦めてたからね。いつの間にかその子が私より大きくなって私より強くなって大人になってたんだ。私を好きって言ってくれて真っ直ぐぶつけてくれてたのに。
関係が終わるのが怖くて見ないふりしてたのかな。それとも大人になり>>1ちゃんが眩しくて羨ましかったのかな。」

女「私も>>1ちゃんが好きだよ。」

俺「(やったぜ。はっぴーうれすぃ!)」

女「でもね、大学生になってもっと周りを見てきてごらん。その間私には絶対会わないで。連絡も取らないで。大学卒業の日、覚えていたら迎えに来て」
69:2016/09/22(木) 14:48:29.56 ID:
そんなこんなで3年前大学卒業して嫁ちゃん迎えに行ってきましたとさ

やっぱりね、好きだと周りなんかどうでもいいんだよ

4年間一切嫁ちゃんに会えなかったし連絡しなかった。サークルやら飲みやら行ったしおかっぱひょろがりでも好きって言ってくれる子はいた。でも眼中になかったしな。
夜嫁ちゃん思い出しながらが唯一の楽しみだったし
70:2016/09/22(木) 14:49:21.06 ID:
>>69
おい最後
73:2016/09/22(木) 14:52:05.54 ID:
>>70
16時から嫁ちゃんと飯いくんだよ!!!
72:2016/09/22(木) 14:50:47.91 ID:
ちなみに俺が今25歳嫁ちゃん38歳ぐらい
フェイク盛り込んでるから辻褄合わんかったりするけどゆるしてにゃん
74:2016/09/22(木) 14:53:00.46 ID:
16時までなら答えれる範囲で答えれるよ!

なかったらおわり!

見てくれてありがとう
77:2016/09/22(木) 14:56:08.67 ID:
就職はどうしたん

4年間は嫁さんは我慢できてたの
78:2016/09/22(木) 15:03:53.29 ID:
>>77
俺は結局公務員になったよ
寂しかったけど昔の俺の写真とかメールとか見返して耐えたって言ってたよ
79:2016/09/22(木) 15:05:28.71 ID:
最初はいつしたの?

>>79 
大学卒業して一ヶ月後ぐらい。嫁ちゃん男が怖いかなと思って手を出せないでいたら嫁ちゃんから色々してくれた 
81:2016/09/22(木) 15:07:10.59 ID:
大学卒業してからがあっさりしすぎ
それからの描写も頼むよ

>>81 
帰ったらかくわw w w 
そんな書くことないと思うんだがな 
80:2016/09/22(木) 15:06:52.49 ID:
良くあるパターンだと
我慢してやっと結婚できて幸せって時に白血病か乳がん…

子供の予定は?
83:2016/09/22(木) 15:12:17.20 ID:
>>80
怖いなそれ
子供は作らないでいいかな。
嫁ちゃんが動物好きだからその子たちと暮らしていく
84:2016/09/22(木) 15:13:59.71 ID:
>>83
まだ40前だし自然に任せたら子供は?
そんな嫁ちゃんなら子供も好きなはずだし。
86:2016/09/22(木) 15:16:50.68 ID:
>>84
とりあえず嫁ちゃんに子供はどっちでもいいって感じで伝えてる。できなかったり流産とかしてしまったとき辛いのは嫁ちゃんだし。嫁ちゃんいれば俺はそれでいい。幸せ
88:2016/09/22(木) 15:20:08.53 ID:
>>86
うちも流産1回経験してるけど、辛い時もあったけどやっぱり子供はかわいいよ。
90:2016/09/22(木) 15:22:38.94 ID:
>>88
可愛いんだろうけどな。それで嫁ちゃんが引け目感じたり辛い思いするぐらいなら俺はいなくていいと思ってる。どーせ来世でも夫婦だし。
きもいだろ。俺。
89:2016/09/22(木) 15:21:47.00 ID:
しあわせになってくれよな
91:2016/09/22(木) 15:23:41.37 ID:
>>89
ありがとう。幸せにしてもらってるから俺も持てる力全てで幸せにする
93:2016/09/22(木) 15:25:36.43 ID:
嫁ちゃん迎えに行って飯食ってくるわ。
夜またくる
ありがとうございました
94:2016/09/22(木) 15:25:38.77 ID:
おれは今の嫁も来世で嫁だったらいやだな
うらやましいw

子供は授かりものだから気にしないのがいいね
>>1の両親祖父母が早く孫の顔をって言ってこなければいいが
>>1に兄弟は?

>>94 
そうなのか。俺は来世も一緒にいるつもり。 
俺書いてなかったけど4人兄弟の末っ子で上の兄弟全員結婚して子供いるんだよね。だからかな。孫についてはなにか言われたことないわ。 
98:2016/09/22(木) 18:55:22.59 ID:
なんだよ。いいはなしじゃねえか

>>98 
今は嫁の家に住んでる。勿体ないし、地方公務員の俺にはまだ家を建てれる余裕ないし 
嫁の家族に会ったよ。普通の人たちだったけど俺には全く興味なさげだったな 
100:2016/09/22(木) 20:16:06.17 ID:
今ブルドッグ飼ってんの?

>>100 
今パグと雑種とフレブル飼ってる。 
102:2016/09/22(木) 20:43:13.39 ID:
人間的にも成長する大事な4年間を、一度も会わず連絡もとらずどうやって愛を育むんだ?
いくら子どもの頃から知ってるといっても、物理的心理的な距離を乗り越える経験を共にしてこそ、結婚を考えられるんじゃないの?
楽しく読ませてもらったが、そこだけが納得いかないんだが

>>102 
育むというよりは俺は試されたと思っている 
その四年間のお陰で嫁ちゃんからの信頼を得れたんだ。もし我慢出来ず約束破って連絡したり他の女性に現を抜かしてたりしたら 
嫁ちゃんは俺とは結婚してくれなかったと思う 
四年間は俺の嫁ちゃんに対しての覚悟の表しみたいなもんだな 
97:2016/09/22(木) 18:10:41.96 ID:
>>1が大学生活送ってる間の嫁さんの気持ち考えると切ないな。
迎えに来る事を期待しちゃいけないと思いながら過ごしてたんだろうか。

迎えに行った日詳しく。
103:2016/09/22(木) 22:50:31.16 ID:
>>97
嫁ちゃんの考えは俺が男子校に行ったってのもあって俺が色んな女性を知れば諦めるだろう8割信じたい気持ち2割って感じだったらしい
あとで迎えに行ったときのこと書くわ。寝落ちしてたらすまねえ
104:2016/09/22(木) 23:03:41.52 ID:
楽しみに待ってる
105:2016/09/22(木) 23:08:56.89 ID:
迎えに行ったときのこと
大学卒業してと書いたけど実は内定貰ってすぐに嫁ちゃんに会いに帰ったんだ
単位も充分足りていたし卒論も完成してたからいいかなと思って。
嫁ちゃん家に行くと
嫁「帰ってきてたんだ」

って笑って迎えてくれたよ

気持ちが高ぶってしまって玄関で

俺「俺頑張って内定もらったんだ。単位も足りてるし卒論もOKもらった、フライングかもしれないけど早く会いたかった。この大学生活の間嫁ちゃんを思い出さなかった日はないし、他の女性に関心も持てなかった。やっぱり俺には嫁ちゃんじゃないとだめなんだなって
再確認できたよ。だからお願いだよ。
ずっと一緒にいてよ」

なんてことをぺらぺら喋ったわけ

嫁ちゃんはニコニコしながらうんうんって聞いてて最後にいいよっ。
って言ってくれた

すげー嬉しかったな。ほんと。
長い片想いがようやく両思いになって
それから今まで毎日楽しいんだ
106:2016/09/22(木) 23:16:30.31 ID:
そんで俺は地元に帰って現在に到るかな。

やっぱり最初から男女としての意識とかがあまりなかったから衝突はたくさんあったよ。
嫁ちゃんの考えてることが理解できなくて拗ねたりヤキモチ妬いたりしたけど俺から嫁ちゃんに歩み寄ったり嫁ちゃんが妥協してくれたりしながら過ごしてる

まだまだ結婚して日が浅いけどきっと死ぬまで一緒だし死んでからも一緒なんだろうなと思う。俺結構しつこいし。
107:2016/09/23(金) 00:17:57.44 ID:
続きありがとう。
嫁さんと末永くお幸せにな!
95:2016/09/22(木) 15:57:10.55 ID:
幸せそうでなにより
こういうふうになりたい