1:2013/01/24(木) 06:23:59.13 ID:
野菜ジュースを一本買うためにコンビニに行った
その帰り、なぜか真っ平な道で派手に転んでしまった
大して痛くないのに不思議と目頭が熱くなって
気付いたら涙が零れていた

2:2013/01/24(木) 06:24:22.98 ID:
よしよし
3:2013/01/24(木) 06:25:07.46 ID:
大変だったね
もう泣かなくてもいいよ
4:2013/01/24(木) 06:25:13.62 ID:
大丈夫か??
10:2013/01/24(木) 06:27:02.27 ID:
かわいい
13:2013/01/24(木) 06:28:45.42 ID:
>>1「野菜ジュースはやく飲みたい!いそいでかえろーっと!」ドタッ

>>1「ふぇぇ~…」
15:2013/01/24(木) 06:29:34.21 ID:
人生でもこけてるから自然と泣いちゃったんだろ
16:2013/01/24(木) 06:30:38.99 ID:
>>15
18:2013/01/24(木) 06:36:27.97 ID:
5年ニート生活をしている
とは言え、夜は時々知り合いの店で皿洗いのバイトをしている
稼いだ金は自分の電話代や税金の支払いに当てている
もちろん遊びになど何年も行っていない
昔は声を掛けてくれた友達も居たが
今はみんな離れて行った
というよりも自分から距離を置いている
こんな惨めな姿を誰にも見られたくない
一人になるのは必然だった
20:2013/01/24(木) 06:37:12.14 ID:
やっぱかわいくない
22:2013/01/24(木) 06:43:04.70 ID:
ほら誰か言ってたろ
泣きながらパン食ったことないやつには人生の味はわからない
とかなんとか
忘れたけど
24:2013/01/24(木) 06:45:10.83 ID:
>>22
泣きながらパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない by ゲーテ
23:2013/01/24(木) 06:44:20.83 ID:
我ながら昔は強気で向上心溢れた人間だったと記憶している
しかし強気が故に曲がったことがどうしても許せず、
それが客であろうと上司であろうと声を上げることを止めなかった
清く正しく自分の信じる正義を貫いた
と言えば聞こえがいいが簡潔に言えば協調性の無い頑固者だった
そして気付けば居場所を無くした
当然の如く
27:2013/01/24(木) 06:50:58.06 ID:
社会的な居場所を失ってもなお、自分は間違っていないという変な自信を持っていた
おかげで就職活動は捗り、すぐに転職先が見つかった
しかし強気な性格がすぐに変えられるわけもなく、
その上、新人が故に正義を主張するどころか自由な発言すらしにくい環境が私に課題として降り懸かった
本来ならなんてことは無いどこにでもある現状
しかし私にはとてつもないストレスだった
そしてさほど時間も掛けずたくさんの言い訳を付けて私は逃げ出した
30:2013/01/24(木) 06:57:16.18 ID:
それからは注してトラブルも無いのに勤めてはすぐに辞めるという行為を繰り返し、
なぜ私が?なぜこんな惨めな姿に?と自己嫌悪する生活を送った
すると溢れんばかりだった自信はその影すら無くなり、
次第に面接に行くことすらしなくなった
こんな自分になど何も出来ない、役に立つわけがない、また失敗する
そればかり考えているとあっと言う間に5年が過ぎた
31:2013/01/24(木) 07:02:24.00 ID:
私は28歳になっていた
最初は口煩かった母も、今では諦めているのか何も言わなくなった
ただ夜中に起きるとテーブルに必ずおにぎりが3つ用意しているのは変わらなかった
ストレスで食欲の波が激しい私がいつでも食べれるようにと
私は申し訳なさと情けなさで益々顔を合わすことが出来ずにいた
32:2013/01/24(木) 07:02:36.79 ID:
読んでるからゆっくりかけ
33:2013/01/24(木) 07:07:20.95 ID:
俺もいるぞ
34:2013/01/24(木) 07:09:57.10 ID:
夜中にする皿洗いのバイトは楽だった
仕事内容の事ではなく、他人との接点がほとんど無いからだ
そう、私は人間不信にまで陥っていた
正確には空気が読めず人と上手く話せない
今風に言えばコミュ障とでも言うのだろうか
昔の陽気で明るく、社交的な私は完全に死んでしまった
36:2013/01/24(木) 07:18:31.19 ID:
口を閉ざし単調な仕事で得た少しの収入を握り締め、
私はぼんやり考えていた
このまま誰にも会わず細々と生活をしていくのも有りなのではないかと
根拠は無いが部屋とネットだけあれば何とかなる
贅沢や恋愛も要らない、友達も要らない
ただそっとしておいてくれ
俺を憐れみの目で見ないでくれ
毎日そんなことばかりを考えていた
39:2013/01/24(木) 07:21:26.06 ID:
よくわかるよ
40:2013/01/24(木) 07:28:13.87 ID:
肌や髪は艶を無くした
体は痩せ細り、不摂生が祟って隈が出来てた
虫歯は悪化して何本か腐り抜けた
瞳はどんよりと汚れ現実を見ようとはせず
パソコンのディスプレイだけを映した

もう駄目だ

それ以外に何もなかった
43:2013/01/24(木) 07:36:43.54 ID:
そして昨日
私は部屋の大掃除をしていた
閉めきって淀んだしまった空気を入れ替えると
きっと物事がいい方向へ向かう、そう母は言った
鵜呑みにするわけではないが天気が良かったこともあり、
思い切って物置まで全て掃除することにした
すると山のような出てくる昔の会社の資料
見ると何とも言えない気持ちなった
44:2013/01/24(木) 07:39:19.11 ID:
みてるぞ
45:2013/01/24(木) 07:43:41.00 ID:
資料を手に取るとどうしても見入ってしまった
少し黄ばんだ紙に印字されている懐かしい同僚達の名前
自分が苦労して成功させた案件に関する資料
そして使い込んでボロボロになった手帳
全てが憎く、羨ましく、懐かしく、悲しかった
私は半ば強引に資料をかき集めてシュレッダーにかけていった
47:2013/01/24(木) 07:54:37.13 ID:
すると資料の間から小さな封筒のようなものが出てきた
通常の手紙サイズよりも一回り小さい封筒で
裏面をには当時よく面倒を見てくれた先輩の名が書かれていた
熱くなり過ぎる私の話をよく聞いては、
一緒に考えてしっかりと受け止めてくる
とても穏やかな人だった

しかし私には手紙を貰った記憶が無かった
封筒に宛先が書いていなかったので
渡す相手を間違えたのだろうかと思ったが
もう5年前の物だと、失礼を承知で中身を見ることにした
48:2013/01/24(木) 07:56:41.50 ID:
続けて
51:2013/01/24(木) 08:00:19.04 ID:
『○○、君が退職すると知って本当に驚いたよ。
俺が部署変更になる前はよく一緒に飲みに行ったよね。 』


私は思い出した
確か退職の日、同僚から花束やらを貰っていた時に先輩がひょっこりとやってきて手紙を渡してくれたことを
なぜ読み忘れていたのか、私は申し訳無い気持ちになりながら読み進めていった
するとこんな事が書いてあった
52:2013/01/24(木) 08:03:11.44 ID:
なんだろ
57:2013/01/24(木) 08:11:48.01 ID:
君は若く、前向きで自信に満ちていたね。
だけど物事に真っ直ぐ向き合うあまり自分をコントロール出来ず、
周囲に誤解されることも多かっただろう。
自信と同じくらい、いつも悩み苦しんでいたね。
知っていたのに何も手助けをしてやれず、申し訳ないと思っています。
60:2013/01/24(木) 08:20:26.68 ID:
だけど俺は君が羨ましかったよ。君の発言には危なっかしさもあるが、
今この会社の中で○○ほど真剣に仕事と向き合っている人間がどれだけ居るだろうか。
恥ずかしながら先輩である俺でさえ、君ほど会社のことなど考えていない。
昔は俺も熱くなることがあったが、時を経て世間を知ると段々そんな情熱は消えてしまって、
今はただ回ってくる仕事を黙々とこなし、目立つことはせずに安定だけを求めている。
君はこれを読んだら怒るだろうな。
65:2013/01/24(木) 08:29:25.09 ID:
だけどそんな俺のような者にでも、時々その胸の内を明かしてくれたことを嬉しく思っています。
力になれなかったこと、本当に申し訳ない。
○○の事、多分これからも多くの物や人とぶつかり悩むことになるだろう。
だけど信念を貫くことも折れることも間違いじゃないんだよ。それだけは忘れないでください。そして自分の選んだ道を信じて進んで行って下さい。
今まで本当にお疲れ様でした。

あと、こんな会社だけど嫌いにならないでやってくれ。頼む。』
67:2013/01/24(木) 08:32:18.48 ID:
泣きたい
68:2013/01/24(木) 08:33:29.88 ID:
染みる
69:2013/01/24(木) 08:34:14.77 ID:
読み終えた後はしばらく放心状態だった
まるで長編映画を観た後のように、
驚きもせず泣きもせず鼻で笑うでもなく
ただ指先が微かに震えていた
少しすると私は持っていた手紙をシュレッダーにかけた
そして黙々と、黙々と掃除を続けた
87:2013/01/24(木) 09:35:22.23 ID:
なぜ手紙をシュレーダーに……
72:2013/01/24(木) 08:38:06.01 ID:
死ぬ気じゃねーだろーな
74:2013/01/24(木) 08:45:42.80 ID:
掃除が終わる頃にはとっくに日付が変わっていた
新しく変えた電球が煌々と照らす部屋の中
私は壁に掛けてある分厚いコートに手を伸ばした
ポケットには小銭と家の鍵を入れて、
家族を起こさないようにそっと家を抜け出した
外は当然真っ暗で空には薄く雲が掛かっていたが
それでも星がいくつか輝いて見えた
76:2013/01/24(木) 08:52:08.83 ID:
コンビニに着いた
寒いからか外にはコンビニ特有の若い群れは無く、
店内には店員の男が一人だけだった
私は目的である野菜ジュースを手にするとすぐにレジを済ませ、
またゆっくりと家へ向かって歩き始めた
すると突然視界と体がぐらりと下へ落ちた
真夜中で誰も居ない平坦な道で、私は盛大に転んでしまった
78:2013/01/24(木) 08:58:36.39 ID:
幸い厚着をしていたおかげでどこにも怪我をしなかった
だから痛くはないのだけど、なぜか私は痛いと呟いてしまった
するとそれが合図かのように鼻の奥がツンとして
目尻がぶわっと熱くなるのがわかった
あ、ヤバい、そう思うよりも早く涙が零れた
81:2013/01/24(木) 09:12:19.19 ID:
のろのろと立ち上がって近くに飛んでしまったコンビニの袋を拾った
静かに溢れ出てくる涙を無視して、私は野菜ジュースのパックにストローを刺した
自分で初めて買った野菜ジュース
野菜嫌いな私を気遣い、先輩がよく差し入れてくれた野菜ジュース
あまり美味しくはないそれを飲みながら私は思った
自分が歩んで来た道を胸を張って正しかったとは言えないけれど、
ただもう一度、もう一度やってみようと
84:2013/01/24(木) 09:26:12.51 ID:
いいじゃん
86:2013/01/24(木) 09:31:45.39 ID:
>自分で初めて買った野菜ジュース

何歳だよお前ww
82:2013/01/24(木) 09:15:31.32 ID:
以上、私の決意表明スレにお付き合いいただきありがとうございました
一応言っとくけど釣りじゃないよ
88:2013/01/24(木) 09:40:01.24 ID:
今の方が人間が練れて生きやすくなっているんじゃないかな
案外楽に生きていけると思うよ
90:2013/01/24(木) 09:56:56.62 ID:
がんばろうぜ
91:2013/01/24(木) 10:07:01.66 ID:
レスついてるとは思わなかった
叱咤激励ありがとうございます
色々あるけど、みんな生きてくしかないんだもんな
頑張ろう
92:2013/01/24(木) 10:10:43.78 ID:
>>1はこれからどういう生き方してくつもりだ?
93:2013/01/24(木) 10:17:47.01 ID:
>>92
そうだなぁ…
目先の目標はバイトでもいいから昼間の仕事見つけて働くことかな
あとは食生活も見直して、なるべく外に出るようにするつもり
それからコミュニケーションも…
2ちゃんですらロム専だったから、ネット内外問わず誰かと関わるってことを実践してリハビリするつもり
98:2013/01/24(木) 10:42:20.39 ID:
>>93
ヌクモリティ嫌いだが一応声かけさせて貰う
くせえって言われるかもしれないが

おまえはそれに気付けた。
気づかない人間だっていくでもいるからな。
だけど今の気持ち忘れるな
忘れて現状に戻ってしまうことが一番最悪だからな、前に進め。
94:2013/01/24(木) 10:20:28.94 ID:
ちょっと俺と似てる部分がある

俺の分まで頑張ってくれマジで応援してる
96:2013/01/24(木) 10:26:23.17 ID:
>>94
何言ってんだ
一緒に頑張るんだよ