1:2015/05/02(土)02:33:01 ID:
書き溜めなんてないぜ!

2:2015/05/02(土)02:35:08 ID:
母「おまえから頼まれた5000万円は届きましたか?友達って人に渡したのだけど?」
3:2015/05/02(土)02:36:28 ID:
>>2 まぁ聞いてくれよ
9:2015/05/02(土)02:45:27 ID:
17年前に母親が交通事故で亡くなったんだ
俺がまだ小学校に入ったばかりの時だったかな?
あまりに突然過ぎてあの時は死の意味すら分からなかった
12:2015/05/02(土)02:47:14 ID:
んでんで?
14:2015/05/02(土)02:49:12 ID:
母親を亡くした俺は親戚の家に預けられて、そこから高校に入るまでお世話になる事になるだけど、預けられた時にやっと母の死を実感した
15:2015/05/02(土)02:53:42 ID:
またその親戚の家族は大家族で四兄妹のいる環境に放り込まれた俺は心が壊れそうになった
そもそも俺は一人っ子だったから尚更だった
16:2015/05/02(土)02:58:44 ID:
唯一頼れるはずの父親とは別居状態。兄妹ならではの格差と向き合いなが生きていこうと童心ながら決心した。まぁ預けられて2年位は毎日泣いていたけど
17:2015/05/02(土)03:02:47 ID:
親戚と共に生活した話は色々あるけどあえて端折る
18:2015/05/02(土)03:05:15 ID:
前置き長すぎない?
19:2015/05/02(土)03:07:05 ID:
>>18
すまん、じゃあ結構端折るけどいい?
21:2015/05/02(土)03:09:27 ID:
唐突すぎるかも知れんが、無事独立して俺は二児の父となった
23:2015/05/02(土)03:11:09 ID:
ただここではよく叩かれる出来婚で、結婚式を挙げるタイミングを失っていたんだ
24:2015/05/02(土)03:12:58 ID:
そんな時に不思議な事が起こった
母親が現れた
25:2015/05/02(土)03:13:41 ID:
やっぱそういうオチか
26:2015/05/02(土)03:14:23 ID:
現れるって言っても目の前に現れるって感じではなくて、分かりやすく言うと自分が立っている駅のホームの反対側に現れる位の距離感
27:2015/05/02(土)03:16:27 ID:
>>26
分かりにくいよ!
29:2015/05/02(土)03:18:19 ID:
>>27
>>1がホームで電車を待っていたら、反対側のホームに母親がいたってことだろ。たぶん。
31:2015/05/02(土)03:19:05 ID:
>>29
それくらいの距離感…
28:2015/05/02(土)03:17:53 ID:
そんな事が3ヶ月位続いたかな?
同時に嫁が結婚式をそろそろ挙げないかって言う提案を持ちかけて来た
32:2015/05/02(土)03:19:54 ID:
ダメだ、酔ってるせいか文章が上手く書けん
34:2015/05/02(土)03:20:53 ID:
>>32
下手でもいいから書けやコンチクショー
35:2015/05/02(土)03:22:20 ID:
まぁお金は貯まっていたし挙げようかって事で俺は娘を連れて実家に向かった
37:2015/05/02(土)03:26:32 ID:
実家にあがると娘が不思議な事を言い出した
「あの人だれー?」
俺は直感で悟った、母だと
38:2015/05/02(土)03:28:59 ID:
ここで俺は父親に話すことにした
結婚式を挙げようと思っている事。そして最近母親の姿が見える事を
39:2015/05/02(土)03:29:22 ID:
うん
40:2015/05/02(土)03:34:07 ID:
すると父親から色々と話を聞くことが出来た
父親も結婚式を挙げれていなかった事。
そして母親は死因こそは交通事故だが、子宮頸がんを患っていたらしい
41:2015/05/02(土)03:37:40 ID:
交通事故当日、父親はどうしても外せない仕事があり母一人病院に向かわせた事が一生の後悔だと泣きながら話していた
そして約束していた結婚式をも挙げてやれなかった事も悔やんでいた
42:2015/05/02(土)03:43:25 ID:
子宮頸がんが発見された時にはかなり進行していたらしく、結婚式は無理だと医者に言われたと父は言っていた
43:2015/05/02(土)03:47:30 ID:
挙式のために母と一緒に選んだ着物も、一度も袖を通すことなくこの世を去ってしまった母の代わりに俺の嫁に着て欲しいと父が言ってきた
46:2015/05/02(土)03:54:05 ID:
父は箪笥からその着物を持ち出し俺に見せてくれた
それは本当に綺麗な着物で、その着物をみた瞬間に俺も父もまた泣いてしまった
その時娘はラムネ食べてた
47:2015/05/02(土)03:55:50 ID:
泣きながらその着物を広げて見ているとその中から一つの便箋が出てきた、
俺宛に
48:2015/05/02(土)03:59:43 ID:
こんな便箋があったことを父親も知らなかったみたいで、なんせかなり高価な着物で触ることすら出来なかったらしく広げて見るのは呉服屋で買った時以来だと言っていた
とにかく俺はその便箋をあけて中の手紙を取り出したんだ
51:2015/05/02(土)04:05:06 ID:
すまん涙が止まらないんだ
55:2015/05/02(土)04:22:13 ID:
酔って泣いてるんだろう

落ち着いたらまた書けばいい
56:2015/05/02(土)04:24:18 ID:
○○へ
この手紙を見ているあなたは幾つですか?
あなたの成長を見届ける事が出来ない事が私は凄く悔しいです。
もっともっとあなたに色々な事を教え伝えたかった事がたくさんあります。
それを出来なかった私をお許しください。
ただ、私はあなたの母親である事を永遠に誇りに思います。
私の息子として産まれてきてくれてありがとう。

そして母としてあなたにお願い事があります。
私のワガママを聞いてくれたお父さんが買ってくれたこの着物をあなたが心に決めた大切な人に着せて欲しいのです。

もちろん無理強いはしません。
ただお父さんにこの着物姿を見せてあげたいのです。
本当に楽しみにしていたから。

あなたが素敵な女性と結ばれることを心から祈っています。

もっともっと書き伝えたい事あるけれど、強く太く長い人生を歩んでください。

お父さんの事よろしくね。

母より
57:2015/05/02(土)04:24:46 ID:
なんて手紙入ってたんだ
58:2015/05/02(土)04:26:05 ID:
おう
62:2015/05/02(土)04:29:40 ID:
おう
じゃあ、その着物を大事にしないとな
65:2015/05/02(土)04:32:06 ID:
>>62
この着物は大きくなった娘に譲るつもりだよ
着る機会があればの話だけど
63:2015/05/02(土)04:30:57 ID:
それから半年後に無事に結婚式を挙げ、もちろん嫁にも着てもらったよ
あの手紙を読んだ翌日から母親の姿も一度も見なくなったし、娘も何も言わなくなった
出来ることならもう一度だけ姿を見たかったな
66:2015/05/02(土)04:32:46 ID:
>>63
そのうち夢で会えるよ

俺がそうだった
67:2015/05/02(土)04:35:03 ID:
>>66
お盆前になると夢に出てきてたんだけど、やっぱりあの手紙の件以来夢にでなくなったなー
気長に待つよ
68:2015/05/02(土)04:38:33 ID:
>>67
俺の場合、やっぱりしばらく出て来てくれなくて、気持ちが落ち着いた頃に凄い笑顔で出て来てくれた
それ以来見てない
とりあえず安心してくれたのかな?なんて思ってる。

>>1はいい家族作ってな!
69:2015/05/02(土)07:16:06 ID:
いいものを見た