636:2001/07/30(月) 13:41 ID:
10数年前の『人事院月報』という国のお堅い雑誌の読者欄みたいのに何故かあった。
ちょっとこわかったので今でも覚えてます。だいたいこんな話。

夏休み、一家でサイパンを訪れた。
深夜、ホテルで皆寝ていたらいきなり電話がかかってきた。寝ぼけ眼で取る。
すると男性の声で『○さんですか?』と尋ねてきた。(ちょっと実際の名前覚えていないので、○でご勘弁下さい)
「いーえ、違います…」とこたえると電話は切れたが、少したってまたかかってきた。
同じ人がまた『○さんはいませんか?』。「違いますっ!」と切った。 

まったくこんな夜中に一体…と不愉快。
でも旦那も子供も不思議と気づかず、すやすや寝ている。
ふとベッドサイドに気配を感じ振り向いた。

639:2001/07/30(月) 14:52 ID:
するとそこには男性が立っている。兵隊姿の。
それを見て動転し、声も出ない。
日本兵はじっと見つめ、テレパシーのように声ではなく心に語りかけてきた。

『自分は……というものだ。○さんを探している。どこにいるか知らないか?』
『いえ、知りません…』

と念ずるように伝えると、驚いたことにまた心に返してくる。

『○さんが自分を日本に帰してくれると約束してくれた。どうしても探したい』

ふるえながら『自分はその人を知らないし、申し訳ないが何もわからない』。
すると

『どうしても日本に帰りたい。自分だけじゃなく、皆そうだ』

と、窓の外を見ると無数の日本兵の姿が。
ここでぎゃぁーと悲鳴をあげたら、それらはさーっと消えた。
その叫び声で家族が目を覚ました。
やはり家族は電話のことなど何も知らなかった。

翌朝、ホテルに文句を言ったが、「そんなのよくある話だ」ととりあってくれない。
帰国後、何かの手がかりがあればと、日本兵の名前を調べてみたがよくわからなかった。
それにしてもなぜ、霊体験もなかった自分のところに出てきたか不明。

以上です。
みなさん、特にこれからの季節、南の島々で浮かれ遊ぶのはつつしみましょう。

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