1:2014/06/14(土) 03:05:51.02 ID:
毎日電車に乗っていると同じ時間同じ車両に乗り合わせる
顔見知りみたいのが出来る訳なんだが
俺はそういう女子高生を娘だと思って生活してるんだわ

今までも何人か入学から卒業までを見送ってきた
不思議と達成感があるというか「立派に育て上げた」って感情が
沸いてくるんだよな

4:2014/06/14(土) 03:07:40.83 ID:
わろた
5:2014/06/14(土) 03:07:55.60 ID:
寒気がした
6:2014/06/14(土) 03:09:18.83 ID:
んで今年の4月 新たに娘が出来たんだよな

それから毎日一緒に通勤してたんだが、この娘どうも俺に懐いているっぽいなと
感じ取ったわけなんだわ
8:2014/06/14(土) 03:10:14.93 ID:
いよいよ犯罪に手を出す時が…
9:2014/06/14(土) 03:10:14.98 ID:
新たに娘ができた




何いってんだコイツ…
12:2014/06/14(土) 03:11:51.51 ID:
具体的には結構な確率で俺の隣に座ってくる
最初の頃は勘違いだと思ってたんだがこうも続くと必然?ってなってな

そしたら今まで娘だと思ってたのに、いつの間にか俺の中で”女”になってたんだわ
15:2014/06/14(土) 03:12:59.28 ID:
電車通勤通学って怖すぎるな...
16:2014/06/14(土) 03:13:06.40 ID:
こりゃあかんひとだ
病院にいったほうがいい
17:2014/06/14(土) 03:13:27.47 ID:
マジ基地
24:2014/06/14(土) 03:17:05.07 ID:
いや、俺も結構戸惑っちゃってさ
娘だと思ってたのに「何この気持ち」って感じ

だから俺は一度距離を置こうって思ったんだな
通勤時間を早めた
けどさ、そしたら会社に遅刻してな 上司に怒られてすぐに元の時間に戻したんだわ

話が逸れたがとりあえず、あの子への気持ちが募って募ってしかたなくなった訳だ
26:2014/06/14(土) 03:17:30.41 ID:
男子高校生は息子と思わないんですかねぇ
28:2014/06/14(土) 03:18:03.07 ID:
照れてるだけだよ
27:2014/06/14(土) 03:17:53.38 ID:
通勤時間早めて遅刻とはこれいかに
35:2014/06/14(土) 03:19:59.72 ID:
あぁすまんな 言葉足らずだったな

俺は通勤快速に乗っててな
一本早めると鈍行に乗る形になるんだわ 
だから結果として会社に着くのは遅れるのだ
37:2014/06/14(土) 03:20:32.30 ID:
なるほど
疑ってすまない
39:2014/06/14(土) 03:21:00.43 ID:
論理的だな
42:2014/06/14(土) 03:22:26.73 ID:
という事でだ 俺は声を掛ける事にしたんだわ
相手も俺の事知ってる確率は100%
なんて言っても毎日顔を合わせてる
結構な頻度で隣に座る

彼女からしたらクラスの男子レベルの認識度だろうと推測した
45:2014/06/14(土) 03:23:12.38 ID:
大丈夫まだ通報しない
49:2014/06/14(土) 03:28:29.37 ID:
恋の原動力は凄まじい物だな
相手が女子高生だとか10歳以上も歳が離れているだとか
そんな事はどーでも良くなるんだ

俺の頭の中には、「あの子とお話ししたい」ただそれだけだった
51:2014/06/14(土) 03:29:44.94 ID:
わかる
52:2014/06/14(土) 03:30:07.91 ID:
妄想でもこのストーカー根性は危険
53:2014/06/14(土) 03:30:16.82 ID:
で、やっちゃったと。
55:2014/06/14(土) 03:32:18.86 ID:
意を決して今週の頭の月曜日声を掛ける事にした
タイミングは決めていた 
あの子はいつもホームで俺の後ろに並ぶ
ここしかない

タイミングは決まった
後はその流れでいつも通り隣の席に座りながら彼女の下車駅まで
お喋りするだけだ
56:2014/06/14(土) 03:32:29.40 ID:
きもちわるい
58:2014/06/14(土) 03:33:40.03 ID:
何この、遅れた思春期発情おじさん
61:2014/06/14(土) 03:36:21.45 ID:
変態はどいつもこいつも文才に溢れてるから困る
63:2014/06/14(土) 03:38:24.89 ID:
俺のお喋り大作戦が開幕した
予定通り彼女は俺の後ろに並んだ
あとは振り向いて声を掛ければ俺の勝ちだ
俺は彼女の方に振り向いた

が、すぐにトラップに気がついた
第一声を決めていなかった

言葉が出てこない
無言で見つめ合う俺と彼女
お互い無言だったが不思議と嫌な感じはしなかった
67:2014/06/14(土) 03:39:31.47 ID:
>不思議と嫌な感じはしなかった
お前だけな
68:2014/06/14(土) 03:39:41.31 ID:
彼女は嫌な感じだっただろうよ
71:2014/06/14(土) 03:41:21.62 ID:
想像してみてほしい前に並んでるおっさんが急に振り向く恐怖を
75:2014/06/14(土) 03:47:16.60 ID:
永遠に続けばいい 本気でそう思った

しかし時間は残酷な物で電車の到着を告げるベルが
俺と彼女を引き裂いた
いきなり計画が頓挫してしまった

俺は計画の立て直しを計る事にした
何が何でも彼女の隣に座る それだけだ
76:2014/06/14(土) 03:48:54.21 ID:
なんていうか小中学生みたいだな
85:2014/06/14(土) 03:54:30.34 ID:
俺は28歳
IT関連で働いている

彼女は16歳 身長は160センチ位だろうか
黒髪ストレートで華奢でいかにも可憐といった風貌
携帯も未だに折りたたみを使用している
ストラップは変な熊のぬいぐるみをしており
お母さんの手作りと思われるてさげを所持しており
母親との仲の良さを感じさせる
カバンはフェイクレザーのリュックサックであり
お父さんが付けたのだろう チャックの部分にはお守りが見て取れる
86:2014/06/14(土) 03:55:52.43 ID:
はよ話しかけろや
90:2014/06/14(土) 03:56:57.35 ID:
娘だと思い込んだりしてるから40歳前後のおっさんかと思ったら28歳かよ...
こりゃやべぇわ
96:2014/06/14(土) 04:03:29.26 ID:
話を戻そう

是が非でも彼女の隣の席を確保するという目標は
意外にも簡単に成し遂げられそうだった

●=埋まっている席 ○=空席 と思って欲しい
●○○○○●●
↑こういう状態だった

彼女は●○○○彼●●に座った
俺は彼女のすぐ隣に座った
完璧すぎた 後は話しかければ良いだけだ
104:2014/06/14(土) 04:06:21.96 ID:
お前どこだよ
114:2014/06/14(土) 04:15:34.90 ID:
●●●俺彼●●
最終的な位置関係はこうだ

俺は深呼吸をして第一声を繰り出した

「メイク変えた?」

彼女はきょとんとした顔をした
俺はゆっくりと大きな声で続けた
「雰囲気変わったね」

実際変わったのだ 
アイメイクとグロスをつけ始めた事を俺は見逃さなかった
116:2014/06/14(土) 04:16:07.45 ID:
きも過ぎるw
117:2014/06/14(土) 04:16:30.28 ID:
初めての声掛け第一声でそれは無いわw
119:2014/06/14(土) 04:17:19.22 ID:
俺たちがするまでもなく既に通報されてそう
123:2014/06/14(土) 04:19:02.24 ID:
こんな奴に目を付けられて
お守りの効力なさすぎワロタw
132:2014/06/14(土) 04:22:33.65 ID:
反応がない
彼女の反応が芳しくない
芳しくないどころか、彼女は視線を前に向けてしまった

俺は1つの疑念が頭をよぎった
彼女は俺の事を知らないのではないか、と
133:2014/06/14(土) 04:22:36.98 ID:
もうホームに落ちて電車に引かれた方がいいかもしれないな
136:2014/06/14(土) 04:23:57.33 ID:
ただのストーカーだな
最初からそうだけど
137:2014/06/14(土) 04:24:28.64 ID:
気づくの遅いわwwwww
142:2014/06/14(土) 04:25:04.47 ID:
なんで知ってる前提で話しかけんだよ
146:2014/06/14(土) 04:28:37.82 ID:
これはマズイ事になった
完全にプラマイゼロむしろマイからのスタートになってしまった

それに、俺が彼女と積み上げた2ヶ月ちょっとの関係性は何だったのか
無意味だったのか

否、今が最低なのであれば後は上がるだけ
俺の事を知らないのなら知って貰えばいい
俺がいかに君の事を知っているのか伝えれば良い
150:2014/06/14(土) 04:30:39.69 ID:
>>146
ここだけの話彼女とは最初から特になんの関係も築けてなかったんだぜ
147:2014/06/14(土) 04:28:39.53 ID:
刑務所から出てきてからスレ立ててるようにしか思えん
157:2014/06/14(土) 04:33:36.92 ID:
彼女はさぞ怖かったろうな。俺が知らんおばさんに言われても怖いわ
160:2014/06/14(土) 04:36:37.33 ID:
彼女が降りるまであと2駅
時間にして10分といった所か
傷心している暇は無い

「いつも××駅で降りるよね」「その制服は△△高校でしょ」「そのストラップ・・・」

間違えた 完全に間違えた 順番を完全に間違えた
俺の事を知って貰う手順を完全に飛ばした
このままではストーカーと勘違いされる危険性すらあった
161:2014/06/14(土) 04:37:33.92 ID:
>>160
まぁ、そう思われても彼女の勘違いではねーよ
162:2014/06/14(土) 04:37:35.55 ID:
>>160
いや、もうストーカーだろ
167:2014/06/14(土) 04:41:46.41 ID:
ストーカーとはちょっと違うな
不審者というワードが一番しっくりくる
168:2014/06/14(土) 04:44:59.41 ID:
俺は「ごめん、今のなし」と言って
計画の立て直しを図ろうとした時彼女は始めて口を開いた

「やめてください」

俺はそれ以降何も言えなくなった
いつかオリンピック選手が「なんもいえねぇ」と言っていた場面を思い出した

これが彼女と交わした最初で最後の会話になった
そして以降彼女がいつもの電車に乗ってくる事は無かった
169:2014/06/14(土) 04:45:49.59 ID:
最後なのかよ……
171:2014/06/14(土) 04:46:10.77 ID:
立て直しが効くとでも思っていたのか
172:2014/06/14(土) 04:46:28.86 ID:
こんな儚い恋物語だとは思わなかった
173:2014/06/14(土) 04:46:45.51 ID:
(ここでは)やめてください
174:2014/06/14(土) 04:47:33.09 ID:
>>173
わろた
178:2014/06/14(土) 04:52:40.29 ID:
予想の遥か斜め上を行ってた
180:2014/06/14(土) 04:55:00.14 ID:
久しぶりに青春させてもらったよ
彼女には感謝してる
後日談とかは無い 
なんせ今週初めの出来事だからな

あ、あと多少美化してる部分はあると思う
が結構忠実に思い出して書いた

俺からお前らに伝えたい事は1つ
恋っていいもんだぜって事かな
181:2014/06/14(土) 04:55:31.09 ID:
謝罪しろよ
183:2014/06/14(土) 04:56:52.19 ID:
気持ち悪かった乙
184:2014/06/14(土) 04:57:00.05 ID:
お前がしてたのは恋と偽ったストーカーなんだけどな
195:2014/06/14(土) 05:11:33.89 ID:
これは諦めない心の物語…
199:2014/06/14(土) 05:16:51.77 ID:
ストーカー「恋っていいもんだぜ」
214:2014/06/14(土) 07:39:25.49 ID:
な?女性専用車両は必要だろ?