1:2012/08/13(月) 00:49:44.05 ID:
これから話す話は全て事実です。
ほんの4,5年前の話。

いじめられて人生終わりだなんて思っている子供達にぜひ見てもらいたい。
奇跡はつかめば爆発する。
そんなノンフィクション物語。

11:2012/08/13(月) 00:53:59.92 ID:
中学生の頃、俺は変わった人間だねってよく友達に言われてた。
みんな俺のことを笑うし茶化す。

そう、俺は中二病だった。

ある意味で人気ものだった俺には友達がたくさんいた。
剣道部に所属していたが他の部活にも友達はたくさんいた。

人を笑わせる(笑われるのが)得意だった中学生時代。
楽しかったな。

充実した中学時代からいっぺん、俺は悪夢を見ることになる。

闇の高校時代の到来だ。
15:2012/08/13(月) 00:55:19.79 ID:
なんか語りはじめたぞ
17:2012/08/13(月) 00:59:53.90 ID:
高校生1年生「俺」のスペック

・身長170cmいくかいかないか(低い)
・女性経験ナシ、彼女出来たこと無い
・顔はフツメンだと思う
・極度の厨二病


高校生活が始まるわけだが中学校時代の友達は一人もいなかった。
俺は少しレベルの高い高校に受験したんで皆とは別れちゃったんだ

だから入学式の日は一人だったしそれからの数日(身体測定など)、
俺はひたすらソロプレイだった。

このままじゃいけない。俺は焦った。
俺の中のほとばしるパトスが俺を駆り立てる。

高校生活4日目。
初授業。
1時間目が担任の授業だったんで軽い自己紹介をクラス内ですることになった。

俺は燃えた。
22:2012/08/13(月) 01:07:27.35 ID:
みんな思い思いの自己紹介をしていく。
好きなアーティストだの入りたい部活だの
何の面白みも無かった。飽きれた。かましてやろう。

俺の番が回ってきた。
厨二病の俺は大声で叫んだ。

「控えおろう!!!!!!!!!
図が高いわ!!!お前らああああああああああ!!!

私は徳川第32代目将軍股間綱太郎であるぞ!!!!
崇めええええい!!!」

俺の予定ではクラス中笑いに包まれるはずだった。


がこの自己紹介が数人の反感を買ってしまったのだ


不良A「は?」

見るからに怖そうな不良生徒ににらまれた。
空気は凍りついた。
俺は半泣き状態だった。
25:2012/08/13(月) 01:13:00.24 ID:
先生は黙っていた。

不良B「きもいわ」
不良A「wwwwwwwwwwww」

俺「面白くなかったかな?(半泣き」

この段階で先生が苦笑いして次の生徒を名指しした。
俺のアピールタイムは終了したのだ。

俺の会話が無視られたので、
席についてからもう一度チラっと二人の不良を見ることにした。
二人は仲良くしゃべってた。俺のことはもう睨んでない。

恐怖は終わったが俺はへこんだ。
死にたくなった。

自己紹介が終わり、先生の自己紹介プリントみたいなのがくばられ、
魔の1時間目は終わった。

授業終わりのチャイムが鳴る。
俺は家に帰りたかった。
28:2012/08/13(月) 01:24:08.47 ID:
俺はぼっちだった。
他にもぼっちの連中が5、6人いたが、
あんな恥ずかしい自己紹介をした俺に話しかけてくれる奴なんているわけも無く。
俺はただただ孤独を味わっていた。

まぁそんなこんなで一日が終わり、
一週間くらいたったあの日に事件が起きた。(だいぶ省くがその間ずっとぼっちだった)

ちょうどその頃クラスの勢力は5つに別れていた。

・不良グループ(男子5人)
・イケメン・リア充+キョロ充グループ(男子14人)
・オタクグループ(男子5人)
・ぼっち(俺含め男子3人)
・女子グループ(女子14人みんな仲良い)
計41人
29:2012/08/13(月) 01:24:42.57 ID:
俺はまだ一人だった。
寂しかった。
いくつかグループが出来ているというのに!!!俺は!!!

そんな思いを抱き机とにらめっこしていた昼休み。

不良グループが俺のところへ来た。

不良B「おい、金貸せ」
不良A「ケハハwwwwwwwwww」
不良C「早くどうした?」

俺は有り金全部彼らに渡した。
3000円くらいあったと思う。

周りのみんなは目も暮れず昼休みを謳歌していた。

涙は出なかった。
俺は怒りに震えていた。
30:2012/08/13(月) 01:26:52.13 ID:
はよ
31:2012/08/13(月) 01:27:30.01 ID:
昼休みが終わり5時間目。
モヤモヤが貯まっていた俺はどうやったら不良たちから金を取り戻せられるか一人作戦会議をしていた。
結局、良い案は見つからなかった。
しかしここで引く俺じゃない。

俺は俺自信に問いかけた。
「今が正念場だ。」

授業終了のチャイムが鳴った瞬間、俺は不良Bに殴りかかった。

俺「おいてめええお金かえせおじぇをじおえwjふぇうぃおj!!!」

俺の復讐は始まった。
34:2012/08/13(月) 01:30:54.74 ID:
はずだった。

不良Aは素早く俺の攻撃をかわし、俺の腹にきつい一撃を浴びせる。
うずくまった俺を囲むようにして他の不良達は俺を蹴ったり殴ったりした。

5時間目の先生はいつの間にか教室から消えていた。

アザが右目の上に出来た。
俺は泣いた。叫んだ。

最後に不良Bのスクリュードライバーで意識が飛びそうになった。

不良B「ぶっ殺すぞ。」
不良A「キャハハハハハhwwwwwwwwwwww」
不良C&不良D「死ね」
不良E「…」

その日は先生に言わず途中で家に帰った。
家で泣いた。
不良たちの攻撃はまだまだ続く。
38:2012/08/13(月) 01:34:08.14 ID:
こんな事ホントに高校で有り得るのかよ

>>38 
ありえるよ 
こんな日常的な問題に大人が目を背けてきたから大津の子供は自殺したんだ 
39:2012/08/13(月) 01:34:47.51 ID:
そんなんがいる時点でたいして高校のレベル高くない
49:2012/08/13(月) 01:40:59.50 ID:
>>39
不良でも勉強できる奴結構いるみたいなんだ
44:2012/08/13(月) 01:38:28.81 ID:
家に帰ってからの話だが、親には特に何も言われなかった。
あんま俺には興味無いらしい。

ちなみにその他家族には兄と妹がいる。
大学生の兄は、東京で一人暮らししてる。
一緒に暮らしている妹は万能児なので親に相当可愛がられている。

その妹には唯一、顔のアザのことを聞かれたが
何が悲しくて中学2年生の妹に相談出来るってんだ!!
俺は冷静に「ぶつけただけさ」と見栄をはった。

不良達にいじめられた日が金曜日なので、
土日をはさんで月曜日、俺はまた頑張って学校に行くことにした。
48:2012/08/13(月) 01:40:14.68 ID:
誰も聞いてないのに話続けるコミュ障がコミュ障の改善方法偉そうに語ってるぞwwww
51:2012/08/13(月) 01:43:46.32 ID:
>>48
これは半分ガチで半分ネタで建てた
俺はいじめられてたがコミュ障じゃない
人の役に立てればと思って書いたが反応薄すぎて笑った
60:2012/08/13(月) 01:48:09.53 ID:
学校に着いた瞬間隣の席のリア充から
「アザ大丈夫?」
って心配された。

俺は嬉しくて目がとろけそうになった。
まともにクラスメイトと会話したの久しぶりだ!!

「おう、大丈夫だぜwww」

俺は答えた。
その直後、彼は現れた。
俺にスクリュードライバーを炸裂させた不良Bが俺の目の前に。

俺「この前はごめんn」

グシャアアアアアアアアン

俺は殴られてロッカーに吹っ飛ばされた。
鼻血が出た。涙も出た。

不良B「おいお前ら(不良グループの奴ら)、こいつうぜえよな殺るか」
64:2012/08/13(月) 01:52:34.06 ID:
不良5人がゾロゾロ出てきた。
血で血を洗う大粛清パーティが始まるのだ。

俺は財布(中2000円くらい)をとられ
体を押さえつけられ殴られ飛ばされ暴力を思う存分受けた。
俺は意識が飛びかけていたと思う。
こんな明からさまないじめってこの世に存在するのかよって思ったね

で、HR終了の5分前くらいに不良Bは言った。

「こいつと一言でも話した奴は大粛清するからな
なあお前ら分かってるよな」

みんな一言も言えなかった。逆らえなかった。

俺は不良達には頭の障害があるんじゃないかって本気で思った。
怖かった。
66:2012/08/13(月) 01:58:52.35 ID:
どこの田舎校だとこういう不良がいるんだ?
周りにまったくいなかったから信じられん
68:2012/08/13(月) 01:59:44.07 ID:
その後、俺はいじめ生活を過ごした。

・クラスメイトが誰一人話しかけてくれない
・クラスメイトが誰一人目も合わせてくれない
・不良達に毎週水曜日財布の中の金を取られる
・金が無ければ殴られる
・週1日か2日、放課後残されサンドバック大会が開催される
・教科書が無くなる
・かばん、上履きもだいぶ汚されたと思う


先生は多分気づいてた。だけど何も言ってくれなかった。
俺はもう諦めてたよ。
こんな生活が2ヶ月くらい続いたところでもう学校に行きたくなくなってきた。
よく耐えたよ、俺。

不登校になろう、俺はそう決めた。
71:2012/08/13(月) 02:05:11.04 ID:
魔の木曜日。
憎しみの木曜日。
俺がいじめられてから2ヶ月と1,2週間くらいがたったあの日の放課後。
俺はどん底に落とされる。

放課後のサンドバック大会で俺はぼこぼこにされた。
性行為も強制的にやらされてたりした。もう辛かった。
だけど、やっと帰れる。

だって時計の針が18時になったから。
大体このあたりから不良は飽き出してゲーセンとかに行き始める。
俺は解放されるんだ。
もう今日を気に学校を止めてやろうそんな気持ちでいたんだ。

だけど

不良C「暇だからお前んち案内させてよ」
不良A「それ良いアイデアwwwwwwwwwww」
不良B「でもこいつの家くせえだろwwwwwwwww」

死のレクイエムが俺を闇へいざなう。

俺は震えた。
妹にこんな奴らを見せるわけにはいかない。
答えはNOだ。

だが、武力に逆らうことは出来なかった。
74:2012/08/13(月) 02:09:55.01 ID:
家の前に連れてきてしまった。

不良C「結構でかいな」
不良A「不良Eの奴家に帰りやがってノリ悪いわ」
不良D「まぁこいつの家で憂さ晴らそうぜ」
不良B「早く中にいれろよ」

俺は先に家の中に入った。
で、素早く家に入ろうとした先陣の不良を蹴飛ばしドアのカギをかけた。
大勝利!!!!!!!!!!

不良達「てめえあけろやああああああああああああああ」
不良B「んなことして明日学校でどうなるか分かってるんだろうなおい」

もう俺は学校へは行かない。
こいつらともおさらばだ。

そう思ってたのに。


???「誰ですかあなた達警察呼びますよ」

外から少女の声が聞こえた。
79:2012/08/13(月) 02:14:48.30 ID:
状況整理。
俺は不良達を蹴飛ばし家への侵入を防いだ。
ここまでは良かった。

が、俺の運の悪さは臨界点を達していた。

外には部活早上がりの妹がいた。
妹は家の前を囲む不良達に臆すること無く向かっていた。

不良A「お前?妹かwwwwww」
不良B「おい妹襲っても良いんだぜお兄ちゃんよwwww」

不良達は妹をつかみ囲んだ
多分犯すうんぬんは冗談で言ったと思うけど
俺はもう怒りで周りが見えなかった。

俺「妹は関係ねええだろおおおおおおおおおおお」

ドアをかっ飛ばし、不良4人に立ち向かう。
純粋な妹を汚されてたまるかああああああああ!!!!!!!!!!
80:2012/08/13(月) 02:15:38.88 ID:
ドアをかっ飛ばすwwwwww
83:2012/08/13(月) 02:19:30.89 ID:
結果、俺はぼこられた。
武力を持つ物に逆らうという行為はいつの時代においても汚らわしい。

でも俺は汚れてもいいんだ。
妹は良い奴なんだ。可愛い奴なんだ。大切なんだ。
格好悪いよ、俺。

不良Bが俺に蹴られて相当怒りがたまっていたのか
鉄パイプ(家の近くの土手においてある)を持ち出してきた。

おい止めろよ

おい

ああああああああああああああああああああああああああ


妹「お兄ちゃんをいじめないで!」


妹は俺の目の前で倒れていた
85:2012/08/13(月) 02:20:41.83 ID:
ちょっと今涙出てきた
妹は本当に良い奴なんだ


じゃあ続き書くね
89:2012/08/13(月) 02:23:15.72 ID:
期待
92:2012/08/13(月) 02:24:52.11 ID:
近所の人が通報してくれたおかげで警察が来た。
不良達は軽い注意喚起を受け、妹は転んだってことで病院に運ばれた。
幸い妹のケガは右腕の打撲だけですんだ。

妹とはその日話さなかった。
親に叱られた。
父親がガチできれてた。
怖すぎて震えた。
俺って何なの?
俺の存在って何なの?

おれはたまらずに中学時代の親友に電話をかけた。

「お前、明日学校休めよ
俺の有志をお前は見届けてくれ。」

俺は「怒り」を静かに「武器」へと変えた。
明日、俺の人生は終わる。
88:2012/08/13(月) 02:22:30.89 ID:
おれは応援する
95:2012/08/13(月) 02:29:31.21 ID:
>>88
応援ありがとう


幼稚で意味不明な自分語りだと言われても良いよ。
実際そうなのかも知れない。
だけど俺は少しでも多くの人に伝えたい。
後世に語り継ぎたい。

抵抗することの美しさを。
98:2012/08/13(月) 02:37:40.68 ID:
中学校時代の親友とは卒業してからもちょくちょく合ってた。
親友は気の合う悪い友人が出来たみたいで学校もあんま言ってないらしい。(サボリ)
ここだけの話、親友は暴走族「愚〇隊」に入団して悪に成り下がってる。
(あんま言うと特定されそうなんで伏せる)
だけど芯はぶれなかった。
親友はクールだけど熱い奴だ。俺のことを気にかけてくれた。
でも俺は自分で解決したいからって言って親友を俺の世界から遠ざけた。

今日、この日も親友の力は借りない。
ただ見ててもらうだけ。

俺がこのカッターで不良Bの首をかき消す。
殺す。

それが今日、この日。

今思い出しても震えるがこの時の精神状態はイカれてたよ。
俺は周りが見えていなかった。
「復讐」の二文字しか見えてなかった。

俺はいつも学校へ行く時間より20分早く家を出て親友と落ち合った。

親友「電話冗談かと思ってたwwww」

俺「…。」

親友「お前、大丈夫か?」
101:2012/08/13(月) 02:41:21.11 ID:
胸糞悪い事ばかりなので、ちゃんと納得する最後を書いて下さい
102:2012/08/13(月) 02:45:09.34 ID:
親友「そのカッター、お前が昔話してた不良を殺すための狂気かい?」

俺「あ…あ…」

親友「どうしたんだよお前」

昨日の妹事件の内容を話した。
ここ最近俺が不良達にやられたことも全部親友に話した。

親友「お前人殺しなんて止めたほうが良いよ本当に暴走族でもやらねえよ」

俺「お前は俺の蛮行を見ててくれ。
不良を消した後俺は姿を消す。
どっかで死ぬかもしれない生き延びるかもしれない。
でも多分殺したら独りだ。
俺は寂しがり屋だ。
だから、独りになる前にお前は影ながら俺のことを見てて欲しい
もちろんお前を共犯者にはしない。ただ学校の外で見てて欲しいんだ。
俺のクラスは1Fの端。学校の柵の外からでも中の様子は見れる。
というか、誰かが俺を見ていてくれないと俺は途中で怖くなって逃げ出してしまうかもしれない」

親友「今も昔もお前面白い奴だな」

俺「俺はガチだ
俺の目はガチだ」

さあ、終末のメロディーを奏でに行こう。

不良に復讐しに行きます。
103:2012/08/13(月) 02:53:04.43 ID:
>>102
さあ、終末のメロディーを奏でに行こう。
クッソワロタwww
104:2012/08/13(月) 02:53:11.27 ID:
もういいや、長くなるんで結果から言います。

復讐なんて出来なかったよ。
私服でクラスに乗り込んだまでは良かったけど
不良達に煽られて落ち込んで帰ってきたわ。

親友もしっかり見てたけど普通に人を殺すことなんて出来ねえよ

だって俺、普通の男子高校生だもん。
無理、無理。

帰り際、不良Bに股間蹴られてうずくまった。
吐き気がやばかったんで必至に逃げた。
学校のトイレでうずくまって(ちょうどHRが始まりそうだったんで不良は追いかけてこなかった)
痛みがおさまるまでまった。
105:2012/08/13(月) 02:55:14.60 ID:
俺はどんな言い訳をしようか考えながら親友の元へと帰っていった。

親友「まあそうなるわなwwwwwwwwww
お前みたいな普通の人間が人を殺せるわけねえんだwwww」

俺は泣いた。
ボロボロ涙が溢れて止まらなかった。
悔しくて悔しくて死ぬかと思った。
でも死ねない。自殺とか怖くて出来ないもん。

情けなくて情けなくてもう泣いた。
泣きまくった。
小粒の涙が道路にポツポツと垂れる。
吐き気がこみ上げてきた。

親友はどんな顔をしていたんだろう。


こうして俺の復讐計画は終わった。


涙で目の周りが赤くなってた。
心が寂びついていくのが分かった。
106:2012/08/13(月) 02:55:18.98 ID:
反撃してないじゃん
109:2012/08/13(月) 02:58:29.47 ID:
泣いた後、
親友に「ハンバーガー食ってゲーセン行って元気出そうぜ!」って
腕掴まれたけど俺は断って家に帰った。

俺と妹は私立学校に通ってるので当然親は共働き。
家には誰もいない。

何も食わずに寝た。
泣くと眠くなるね。

まあ第1章はこんな感じで終わり。
ここまで見てくれた人はどうもありがとう。
110:2012/08/13(月) 03:01:14.45 ID:
ここまではほんの序章だと思ってくれ。

これから第2章「最後の海 新世界編」が始まるわけだが
その前に少しばかりお前らのレスに対して返信していこうと思う。
107:2012/08/13(月) 02:55:55.36 ID:
復讐できなかったなんてのは書いてる時点で塀の外だからわかってんよ
ただな、不良ってのは「粛清」なんて言葉つかわねーから
次から気を付けろ

>>107 
お前は不良の何を知ってる 
粛清とかそういうかっこいい言葉だけなぜかピンポイントに知ってるんだよあいつらは  
112:2012/08/13(月) 03:04:40.21 ID:
早く続きを
113:2012/08/13(月) 03:05:32.41 ID:
>>112
では書きますわ
114:2012/08/13(月) 03:09:08.00 ID:
夕方17時頃、俺の携帯がB'zの「愛のままにわがままに」を歌う。
そのうるさい着信音で俺は目を覚ました。

もう電話なんて出たくなった。
誰とも話したくなかった。
独りで寝ていたかった。

俺は電話を無視して寝ようとした。


ドア「どんどんどんどんどんどん!!!!」
外の声「何電話無視してんだよwwwwwwwwwwお前wwwww」

俺「…?」

気だるい体を引きずって俺はドアを内側から開けた。
116:2012/08/13(月) 03:12:23.90 ID:
高性能なドアだなぁ
117:2012/08/13(月) 03:15:02.02 ID:
親友「よお」

そこには親友"たち"がいた。
中学校時代の面々、俺の大切な友達がそこには立っていた。

最近、不良デビューしたばっかりクールで熱い俺の親友、
水泳部で落ちこぼれて帰宅部に転進したチビ太(164cm)、
剣道部のガルナと小林。

そして知らない男と女の人。

俺「だれ?」

親友「俺の先輩と彼女だ」

俺「…」

ガルナ「凄いかわいいよなこいつの彼女」

親友の彼女「どうも^^」
120:2012/08/13(月) 03:20:28.75 ID:
6人の訪問者は俺を外側から暖かく迎えた。

俺「ごめん、今寝たい気分なんだ帰ってくれ」

チビ太「冷たいなおま…」

親友「そんなことよりハンバーガー食いに行こうぜwwwwwwwwwほら行くぜww」

俺は親友に腕を掴まれて連行された。
特に抵抗はしなかった。無気力だったし。

多分こいつらは俺の話を親友から聞いたんだろ
で心配してくれて来てくれたんだろうな
ありがとうな


心の中で俺はこいつらに感謝した
121:2012/08/13(月) 03:24:34.45 ID:
で、ハンバーガーショップに着いた。

チビ太「ところで…」

親友「今日は俺のおごりだあああああああああああお前らはやく頼めwwwwwwwww」

親友の先輩「じゃあ俺ガッツくわ、値段覚悟しろよ」

親友「先輩は自分で払ってくださいよwwwww」

一同爆笑(笑)みたいな和やかな空気だった

俺はビックバーガーセットを注文された
腹へってないよって親友にいったらムリヤリ注文されたよ

で、席についた。


チビ太「ねえなんで今日俺達呼ばれたんだよ」
123:2012/08/13(月) 03:28:21.52 ID:
俺「…?」

チビ太「いきなりハンバーガー食いに行くぞってそのためだけに俺らを呼んだわけじゃないよな」

ガルナ「何か悩みでもあるのかよ親友wしかもお前の先輩まで呼びだすって」

親友の彼女、先輩「…」

小林「なあ答えろよ親友」



親友「別にただハンバーガー食いたくなっただけなんだけどwwwww
早く食えよwwwお前らwwwww冷めちまうぜwww」




親友はガルナのポテトを一気に20本くらいとって食べた。
126:2012/08/13(月) 03:33:43.65 ID:
はよはよ
128:2012/08/13(月) 03:35:34.80 ID:
なんだ俺のことはみんなには言ってないのか
こいつの考えることはよく分からないな
俺はそう思った。

が、皆はうっすらこの不穏な空気を感じていた。


小林「『俺』さ、何かあったの?」

一同が俺を見る。

小林「どうしたよその右目のアザ、目の周りの腫れ」

ガルナ「言われてみれば」

俺「…」

チビ太「女に振られて殴られたか?」


俺は自分がいじめられて
関係の無い妹をも巻き込んで
それで半端な気持ちで人を殺そうとして
返り討ちにされて逃げてふてくされた情けない話なんて
こいつらには言えなかった。

親友以外、みんな今の俺を知らない。

俺はうつむいた。
129:2012/08/13(月) 03:42:13.31 ID:
チビ太「どうし…」

親友「おい、お前ら。
こいつは俺達の知らないところで嫌な目に合って苦しんでもがいてあがいてな
馬鹿なことしようとしたんだよ
人を殺そうとした」

俺「……」

チビ太「え」 ガルナ・小林「…」 親友の彼女・先輩「。」

親友「なあ、俺。そうだよな」

俺「ああ。」

親友「くだらねえよ
人を殺す勇気も無いくせに」

俺「ああ…」

何も言えなかった
俺は腰抜けのゴミ人間だから
親友は怒ってた

親友「クズだお前はゴミ人間だ」

ガルナ「言いすぎだろおい!」

俺「いやいいんだ本当のことだから」
132:2012/08/13(月) 03:46:50.16 ID:
親友は多分、まっすぐだから俺のしようとしたことが理解出来なかったんだろう。
人を殺して自分も逃げるなんて馬鹿だ
何も解決しないな、そういうことだろうよなあ親友よ

俺「俺は許せなかった。
その気持ちを抑えることがどうしても出来なかった。許してくれ、ごめん。」

親友「ちげえええええええ俺の言いたいことはそうじゃねえよ!!」

親友「なn…」


チビ太「何で俺らに相談しなかったん?」


俺「…!」

チビ太「もう親友の言ってること意味わから無すぎて話半分も聞いてなかったがお前悩んでたんだろ?
相談しろよ、俺らに^^」
133:2012/08/13(月) 03:50:35.11 ID:
親友「俺はお前がかっこつけて俺の有志を見てくれなんて電話かけてきた時は張ったおしてやろうと思ったわ
お前がお前の言葉で俺達に相談しろ」

俺は泣いた。
こいつらに事のあらましを全て話した。
鼻水たらしながら恥エピソードを思う存分語ってやった。
コーラの泡が俺の涙を包む。

俺「悔しいかったわあいおdsじゃいおsdじゃお
おあいdさおdじゃそdjおえええおあいだしおdじゃ」

親友の先輩も泣いていた。

しょぼいハンバーガーショップで俺らは友情を確認した。
俺らはいつだって俺らだった。
134:2012/08/13(月) 03:54:06.41 ID:
親友「じゃああ復讐してやらんとなwwww」

チビ太「俺暴力無理だけど良い?」

小林「でもどうすんの」

ガルナ「なるほど、そのために親友の先輩が来てくれたんだ
暴走族の大群で不良グループをぼこすわけか!!!さすが!愚〇隊」

親友「…」

親友の先輩「愚〇隊って何ww」

親友「ごめんその話嘘だわ」


小林「はあああああああああああああああああああああああああああ」


しょぼくれた親友の顔見たときバニラシェイク噴出しそうになった
136:2012/08/13(月) 04:00:23.61 ID:
お前ら、不良グループにいじめられた俺の親友が暴走族のメンバーで大逆襲劇を果たすなんて夢物語まさか想像してないよな?
こんな糞いじめられっ子の親友が暴走族なんて漫画やアニメの世界じゃあるまいしありえんわwww
ってことで俺は言った

俺「そうかでもお前学校ちょくちょく休んでるじゃん何で?」

親友「いやあ普通にズル休み、俺のクラスズル休み率高いからさその影響w」

小林「つかえねええんだよ親友うううう」

親友「使えない言うなゴミが」

小林「あん?」

親友「大体俺らゴミカスが不良に勝つとかあり得んわ」

小林「んなもんやってみなけりゃわからんだろうがああああ」

先輩の親友「まあ落ち着けお前ら」

ガルナ「ちなみに先輩は親友とどういう関係?」

先輩の親友「好きな深夜アニメについて語る中だがww」

こりゃ戦力不足も良いところだな
でも俺はお前らが一緒に悩んでくれるだけで嬉しいんだ

親友の彼女「…ごめんなさい。」
138:2012/08/13(月) 04:05:20.63 ID:
一同「え?」

親友の彼女「さっき俺君が言ってた学校のクラスといじめっ子の名前見て気づいたの
私のお兄ちゃんその人達とよく遊ぶ…」

俺「え…」

親友「え?あのお兄ちゃんが?良い人なのに…」

親友の彼女「絶対お兄ちゃんはそんなことしないのに…
でも多分俺君が言ってた不良Bといつも5人で遊んでる
俺君いじめられたの不良Bだけじゃないんでしょ」

俺「名前は?」


親友の彼女「不良E」
140:2012/08/13(月) 04:06:21.76 ID:
理由なき反抗
141:2012/08/13(月) 04:09:41.93 ID:
その名を聞いたとき俺はいまいちパッと顔が思い浮かばなかった。
確かにいたなそんな奴

前レスを見ていただければ分かるが、(伏線)
不良Eは妹事件の舞台にはいなかった。

さらに彼は放課後のサンドバック大会に参加したことは一回も無かった
クールであまりしゃべらないジャニーズの亀梨みたいな奴だった
でも不良グループの中にいたな

俺「あいつは俺には何もしてないよ!!!」

親友「本当か俺」

俺「ああ!」

親友の彼女「良かった…お兄ちゃん悪くないんだね」

俺「確かに奴らとはつるんでるけど俺に危害を加えたのは4人にだけ!」

ガルナ「…」

親友「ガルナ、どうした?」

ガルナ「それ上手くやれば使えるんじゃね?」
143:2012/08/13(月) 04:16:48.29 ID:
親友「おいガルナお兄さんを『それ』扱いするなやあああ」

ガルナ「悪い、悪い。
でもさ不良グループに一番近い彼女さんのお兄さんを利用すればグループの勢力を下げることが出来る。」

小林「上手くいけば仲間割れさせることが出来るじゃん」

俺「でも、そんなことしていいのかい?」

親友の彼女「いやいいの。
お兄ちゃんの友達がそんな酷いことしてたんだもん、そんな人はお兄ちゃんの友達であって欲しくは無いし、
お兄ちゃんはいじめ見てみぬ振りしたんだよね?だったら少しぐらい痛い目見てもらわないと」

親友「じゃあまず彼女はお兄ちゃんに相談してみてくれ。
で、先輩含め5人は俺の家に泊まれ、心を一つにするぞ。」


そんなわけでハンバーガーショップに2時間くらいいたと思う。
親にはまあちゃんと電話して俺達は親友の家に行くことにした。
時刻はもう8時。
147:2012/08/13(月) 04:25:38.14 ID:
ちょくちょく曜日書いてるけど分かりにくいようなので一応まとめる

木曜日→不良達が家の前で妹に危害を加える
金曜日→朝:復讐 昼:ふて寝 夜:マック
土曜日・日曜日→学校休みな

だから俺達は土日かけて作戦立てて月曜日に復讐しようと考えたわけだ。


では書いておこう。
149:2012/08/13(月) 04:31:59.70 ID:
土曜日に復讐メンバー(親友曰く『BB団』)が出揃った。

俺、親友、親友の彼女、不良E、チビ太、ガルナ、小林、親友の先輩

そして…

俺の妹も話に入れてあげた。
腕にまだ青アザが浮かんでいるので親が習い事を休ませたようだ。

妹「不良をやっつけるのね!」

親友「お前の妹結構可愛くて笑えるwwww」


俺「…。」

不良E「…。」


そりゃ空気重いよ
150:2012/08/13(月) 04:39:38.14 ID:
不良E「俺って友達たくさんいたんだな」

俺「…。」

不良E「悪かった、ごめんな
俺も最近嫌な感じしてたわ」

親友の彼女「お兄ちゃん、不良達やっつけてくれる?」

不良E「ああ
俺はあいつらを止めるよ
妹、お前が一番大事だから。」

親友「妹の頼みは断れないって奴っすかwww」

ガルナ「てか親友、不良Eに敬語なんだな」

親友「ずっと年上だと思ってた雰囲気イケメンだしさ
まあ仲良くやっていこうぜお前ら」


その後、ちゃんと作戦を決めた。
俺が不良に復讐する作戦を。

本当にこんな作戦で良いのかなって思ったけど親友が考えたんだから間違いない。
この作戦は成功する。それだけ俺は親友を信頼していた。

それに親友は「嘘」をつかない。
絶対に。
152:2012/08/13(月) 04:47:52.04 ID:
そして迎えた月曜日。
作戦の内容は放課後不良Eが不良達にあるアイデアを提案する。
そのアイデアは「俺」をちゃんとクラス全員の前できちんと制裁すること。
今までのサンドバック大会は不良グループの間でしか行われていなかったから、
これからのクラスのためにもちゃんと公の制裁が必要なんだとそう言う建前でクラス全員を学校外に集める。

それでクラス全員を学校の外に集めたところで初めてBB団が「俺の世界」に現れる。
BB団全員が見守る中俺は覚えてきた言葉をみんなの前で言うんだ。
その間、不良Eが不良達を止めててくれるから俺は安心してスピーチ出来るわけだ。

その言葉を聞いたクラスの皆が俺に共感して立ち上がり不良を囲み土下座させる

という作戦なんだけど
聞いた感じ成功しそうに無い。
が、俺は親友を信じている。この作戦は絶対成功するはずだ。

俺の「言葉」で皆に語りかけるんだ。
153:2012/08/13(月) 04:51:15.50 ID:
みてるぞ
155:2012/08/13(月) 05:02:54.78 ID:
俺は月曜日勇気を出して学校へ行った。
皆は学校を休んで俺を見守ってくれた。

不良E「なあお前ら今日俺くるけどあんま構わないでやってくれ」

不良B「どうしたお前なんでだ?」

不良E「このまえの妹事件でセンコーがちょい網張ってるからさ学校では大人しくしようや」

不良A「なんかお前今日積極的やんwwwww受けるwwww」

不良E「その代わり良いアイデアがある。この憂さを晴らせる良いアイデアがな。
放課後、クラス全員の前で俺を粛清してやるんだ。完膚無きまでにな。」

不良C「今日お前テンションたけえなwwwww面白いわwwww」

不良E「場所はX公園で。」


その後、俺は特に何事も無く一日を過ごせた。
休み時間は外で待っているBB団の面々とわいわい話した。

で、放課後。
156:2012/08/13(月) 05:07:44.81 ID:
放課後用事のあったクラスメイトもむりやり公園に集合させられた。
そりゃ怖い不良グループに目をつけられたら自分が次のターゲットになるもんな。
武力には人間逆らえない。

不良E「ちょっと待ってろお前ら」

不良ABCD「なあ俺、ここに呼ばれた意味分かってるよな」

俺は公園の高台に登った。
と、同時にチビ太、ガルナ、小林、妹、彼女の5人が公園内に入ってきた。

不良A「Eの妹じゃん」

不良B「俺の妹もいやがる」

不良E「お前らまだ手出すなよ」


俺「皆さん…」
158:2012/08/13(月) 05:16:44.90 ID:
俺「控えおろう!!!!!!!!!
図が高いわ!!!お前らああああああああああ!!!

私は徳川第32代目将軍綱太郎であるぞ!!!!
崇めええええい!!!」

公園内は静まった。

俺「と、突拍子の無い自己紹介で俺の人生は詰みました。
でもこれが俺です。
変な俺だけど中学校の頃には友達はちゃんといたしこうやってちゃんと話せるんだ。」

実際は緊張と興奮でこんな風にちゃんと話すことは出来なかったが
言いたいことは大体皆に伝わったと思う。
159:2012/08/13(月) 05:17:20.95 ID:
俺「俺が不良に初めて殴られたとき、隣の席の増田が俺を心配してくれたよな」

増田「…。」

俺「俺はこのクラスでちゃんと生きたい。
俺の行き場所はここなんだ。」

厨二病の俺とその親友が作った原稿をうろ覚えで読んでいるからある程度文面が厨二っぽいのはしょうがない。
でも俺は俺の言葉を叫んだ。シャウトした。

俺「みんな仲良くしようぜwwwwwwwwwww」

BB団は拍手した。
不良達はぽかんとしていた。
公園で俺を粛清するつもりが
いきなり俺が意味不明なことを大声で語りだすもんだからそりゃ驚くわ。
161:2012/08/13(月) 05:18:44.28 ID:
ちなみに実話か?
164:2012/08/13(月) 05:22:37.72 ID:
>>161
夢みたいな話だけど実話です。
ちょっと物語っぽくアレンジしてますがほぼノンフィクションです。
162:2012/08/13(月) 05:21:53.23 ID:
増田「俺は止めたいと思った。
一人のクラスメイトを無視するなんて辛いわ。
ごめんな。」

まさか謝られるとは思ってなかった。
名指しされたことで罪悪感が沸いたのだろう。

俺「えdそsk」

まともにクラスメイトと会話したのは久しぶりだったので俺はどもった

そしたら女子が5、6人謝り始めた。
女の子はしっかりしてる。

俺はそれだけで幸せだった。みんなが俺を見てくれている。

が、気づけば高台から引きずり落とされていた。
俺は狂った不良Bにつかまれ殴り飛ばされた

不良B「舐めるなゴミが死ね」
168:2012/08/13(月) 05:26:29.53 ID:
続きはよ
169:2012/08/13(月) 05:27:21.45 ID:
不良Bともみ合う俺。

不良A、C、Dが不良Bに加勢しようとする。

が、不良E、小林、ガルナはA、C、Dを必至になって止める。
彼女と妹は公園の外に隠れた。
チビ太は逃げた。

不良A「おいE、お前どうしたんだよwwww」

不良E「俺をいじめるのはもう終わりだ
お前らはやりすぎだ」

不良C「うっせええええよおおおおおおおおおおおお」

クラスの皆は棒立ちしていた。
ガルナが吹き飛ばされて顔面血だらけになって泣き出したとき、
クラスの女子がほとんど泣いてた

俺は不良Bにぼこぼこにされてた。

死ぬかと思った。
なあ、クラスのお前ら助けろよ。増田、なあおい。
俺は願った。
172:2012/08/13(月) 05:33:24.43 ID:
クラスの男子達はただ見てるだけだった。
増田は俺に何か言ってたなぁ。謝ってるのかな?

てか漫画とかアニメの世界じゃないんだから
「心を動かされたクラスメイトが助けに来ること」も無いし、
「いじめっ子が不良に喧嘩で勝つこと」も無いんだよ
そこら辺俺らは甘く見ていたようだ。

ガルナはもう顔に切り傷出来てて血だらけ。
小林は逃げちゃった。
二人はもう戦闘不能。

不良A、C、Dが不良Eを飛ばす。
骨いったかも知れん。

でも俺も人の心配してられんわ。
不良Bとのタイマンに勝てるわけもなくもう意識が飛びそう。
血ダラダラだわ。

不良Eの妹と俺の妹が泣いてた。
止めてって言ってたわ
無念。

また明日からいじめられるんだ。
涙が出た。
173:2012/08/13(月) 05:36:00.35 ID:
小林www
177:2012/08/13(月) 05:45:01.66 ID:
あたりが暗くなってきた。
もう夜だ。
視界も暗くなってきた。

いじめられるどころじゃねえこれ
不良Bはキチガイだわ。これ殺されるわ
多分右腕折れてるかも
足も木材で叩かれて逝ってる。

グロい表現申し訳ないけど体もうボロボロだ。
でも頭は隠した。
親友が喧嘩する時は絶対頭守れって公園に入る前みんなに言ってた。
死ぬなよって。
なあ親友、お前今どこにいるの何で消えてるのwwww


お前は絶対逃げないからな
多分トイレ行ったんだろ
しまらねえなお前
ありがとう俺の相談に乗ってくれて。

俺が死んだら多分お前悲しむわwwwwwwwwww


終わりを告げる照明が静かに公園を照らした。
眩しい。
死に際、光が輝いた。

俺にはその光、眩しすぎるよ
178:2012/08/13(月) 05:47:33.45 ID:
見てるこっちが恥ずかしい
180:2012/08/13(月) 05:52:04.46 ID:
閉じかかった目と意識が開いた。

眩しい。

目が霞んで最初はよく分からなかったが
これは終わりを告げる照明なんかじゃ無かった

公園に溢れんばかりのバイクミラー。
軽快なエンジン音とガスっぽい臭いが周りを包む。


俺は涙が出た。


俺の前に親友がいた。
バイクのヘルメットを抱えた俺の親友が。


暴走族愚〇隊のバイク約10台が不良達を囲む。



親友は「嘘」をつかない。
181:2012/08/13(月) 05:52:45.67 ID:
愚連隊か
187:2012/08/13(月) 05:58:28.63 ID:
俺「あれからもう5年経ったんだな」

妹「うん。」

俺「BB団よ、永遠に。」


俺達に長ったるい言葉なんていらなかった。
「奇跡」は因果の狭間で爆発し、空中分解した。


そんな「奇跡」をとあるいじめられっ子の妹が皆さんに語りました。
どうでしたか?
皆さんも「奇跡」を信じて「今」を生きてみてください。

私は今が楽しいです。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。





fin.
189:2012/08/13(月) 05:59:40.34 ID:
奇跡が空中分解wwwwwwwwwwwwwwwwww
191:2012/08/13(月) 06:02:15.91 ID:
後日談

不良A、B、C、Dは退学。(私立なんで)
親友と愚〇隊は逮捕。
俺は2週間停学後、クラスに復帰、割と楽しくやっていたみたい
この騒動で親友と親友の彼女は別れる
俺の妹は不良Eと付き合う→3年後破局

はいこんな感じ
192:2012/08/13(月) 06:04:09.14 ID:
みんなここまで見てくれてありがとう^^

気づけばスレ立ててから5時間も立ってたwwwwwwwwwwwwwwww
笑えないwwwwwwwwwwwwww

信じるも信じないもあなた次第。


これは「奇跡」の物語。








お疲れ。
195:2012/08/13(月) 06:06:08.13 ID:
196:2012/08/13(月) 06:07:31.57 ID:
>>195
乙ありー!
198:2012/08/13(月) 06:08:58.10 ID:
我ながらここまで伸びないなんて思わなかった

以下雑談タイム全レスします
199:2012/08/13(月) 06:09:32.09 ID:
なんで最後までちゃんとやらないの?
201:2012/08/13(月) 06:11:30.45 ID:
>>199
ちゃんと書きたかったけど途中から悲しくなってきた
本当の実話を書いてるのに面白い嘘話のほうが伸びる
こんな世界嫌だ
200:2012/08/13(月) 06:10:02.09 ID:
おつかれ
なんか最後の方がっかりした。

202:2012/08/13(月) 06:12:20.07 ID:
>>200
ありがとう
自分でもあの最後は無かったと思ってる
207:2012/08/13(月) 06:21:37.14 ID:
またこのコテでステ立てますwwwwwwwwwwwww
結構皆来てくれて楽しかったしね!

一貫して言うけどこれガチ話だからね。

じゃあーね!
210:2012/08/13(月) 06:33:03.88 ID:
反撃って仲間にしてもらっただけじゃねーかよ
自分でやれよ、だせー奴だな
213:2012/08/13(月) 06:45:06.08 ID:
親友報われなさすぎだろ・・・
216:2012/08/13(月) 07:47:05.79 ID:
何も解決してないじゃん