909: :03/07/11 02:01 ID:
910: :03/07/11 02:02 ID:
中腹あたり。
山道を登って行っても神社に着くだけなので、道を外れ山の中に踏みこんで行った。
しばらく木々の間をわけいりつつ歩いて行くと、急に妙な気配が漂っているのを感じた。
なんとも言えない嫌な気配。なにかが近づいてくる。
音がするわけでもないし、臭いやなにかがしたわけでもないのに、山の下の方からなにかが登って来る気配を感じた。
もし大人だったら…見つかったら怒られるかもしれないと思い、岩陰に隠れて様子をうかがった。
すると、気配を感じた通りに下の方で音がした。木の葉(秋だった)を踏みしめる音がする。
やっぱり大人が登ってきたんだと、私は身を小さくして隠れていた。
音が近づいて来るのを聞きながら、奇妙なことに気がついた。足音が変なのだ。
普通、大人が登ってきたのなら、かさっ、かさっという感じで、リズムよく登って来るはずだ。
なのにこの音は、一度かさっと木の葉を踏みしめた後、しばらく間があいてからもう一度かさっ、と音がする。
そう、ちょうど一本足でけんけん飛びでもしながら登って来るような音だった。
私はパニックになってしまった。
なにものが登って来るのか確かめたかったのだが、人間じゃないなんかへんなものが登って来るのだ。
これは絶対見つかってはいけないと、口を手で必死に押さえじっとしていた。
山道を登って行っても神社に着くだけなので、道を外れ山の中に踏みこんで行った。
しばらく木々の間をわけいりつつ歩いて行くと、急に妙な気配が漂っているのを感じた。
なんとも言えない嫌な気配。なにかが近づいてくる。
音がするわけでもないし、臭いやなにかがしたわけでもないのに、山の下の方からなにかが登って来る気配を感じた。
もし大人だったら…見つかったら怒られるかもしれないと思い、岩陰に隠れて様子をうかがった。
すると、気配を感じた通りに下の方で音がした。木の葉(秋だった)を踏みしめる音がする。
やっぱり大人が登ってきたんだと、私は身を小さくして隠れていた。
音が近づいて来るのを聞きながら、奇妙なことに気がついた。足音が変なのだ。
普通、大人が登ってきたのなら、かさっ、かさっという感じで、リズムよく登って来るはずだ。
なのにこの音は、一度かさっと木の葉を踏みしめた後、しばらく間があいてからもう一度かさっ、と音がする。
そう、ちょうど一本足でけんけん飛びでもしながら登って来るような音だった。
私はパニックになってしまった。
なにものが登って来るのか確かめたかったのだが、人間じゃないなんかへんなものが登って来るのだ。
これは絶対見つかってはいけないと、口を手で必死に押さえじっとしていた。
911: :03/07/11 02:04 ID:
やがて足音は私の隠れる岩の少しむこうを通りすぎて行った。私には気づかなかったようだ。
足音が山頂の方向へ去って行ったのを確かめてから、私は岩陰からそろそろと這い出た。
そして山の上の方を見た。
……いた。山頂にむかって一本足で登って行く影。
ゆらゆらと体全体をくねらせながら、ぽーんとジャンプするように登って行く影を私は見てしまった。
すぐにその影は木々の間に消えて見えなくなってしまったが、まちがいなく一本足だった。
怖いというのも通りすぎて錯乱状態のようになりながら、私は山を駆け下りていった。
その日の夜には発熱までして、数日小学校を休む羽目にまでなった。
…あれがなんだったのか、いまだに説明がつかない。
足音が山頂の方向へ去って行ったのを確かめてから、私は岩陰からそろそろと這い出た。
そして山の上の方を見た。
……いた。山頂にむかって一本足で登って行く影。
ゆらゆらと体全体をくねらせながら、ぽーんとジャンプするように登って行く影を私は見てしまった。
すぐにその影は木々の間に消えて見えなくなってしまったが、まちがいなく一本足だった。
怖いというのも通りすぎて錯乱状態のようになりながら、私は山を駆け下りていった。
その日の夜には発熱までして、数日小学校を休む羽目にまでなった。
…あれがなんだったのか、いまだに説明がつかない。


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