1: :2012/01/15(日) 03:43:40.34 ID:
4: :2012/01/15(日) 03:45:09.48 ID:
かまわんよ
5: :2012/01/15(日) 03:45:18.42 ID:
俺はといえば、大のゲーセン好きだった。
格ゲーにアケカードゲーに音ゲ、割となんでもやってた。
というより、そのゲーセン独特の雰囲気が大好きだったんだ。
格ゲーにアケカードゲーに音ゲ、割となんでもやってた。
というより、そのゲーセン独特の雰囲気が大好きだったんだ。
6: :2012/01/15(日) 03:47:32.27 ID:
俺は趣味といえば絵を描くくらいで、大学でもなんのサークルにも入っていない。
だから学部に何人か友人はいれど、基本休みはひとり。
だからこそゲーセンに惚れ込んでた。
ゲームをしてれば顔なじみはできるし、言葉は悪いけど、ゲーセンに行くと
「あ。俺みたいなダメな人はたくさんいるんだ…」てきな居心地の良さがあった。
だから学部に何人か友人はいれど、基本休みはひとり。
だからこそゲーセンに惚れ込んでた。
ゲームをしてれば顔なじみはできるし、言葉は悪いけど、ゲーセンに行くと
「あ。俺みたいなダメな人はたくさんいるんだ…」てきな居心地の良さがあった。
7: :2012/01/15(日) 03:47:42.40 ID:
はよ書いてや
8: :2012/01/15(日) 03:50:03.74 ID:
基本、ゲーセンで顔見知り程度の知り合いができるのは珍しいことではない。
毎回同じとこに行って同じようなゲームをやっていれば、顔を覚える。
ゲーセンでできた友達ってのも何人かいた。
ゲーセンってのは多分皆が考えてるよりは健全で、いい場所だと思う。
毎回同じとこに行って同じようなゲームをやっていれば、顔を覚える。
ゲーセンでできた友達ってのも何人かいた。
ゲーセンってのは多分皆が考えてるよりは健全で、いい場所だと思う。
9: :2012/01/15(日) 03:52:10.67 ID:
10: :2012/01/15(日) 03:55:04.36 ID:
11: :2012/01/15(日) 03:57:31.22 ID:
珍しく勝ちが続いた。そんなに得意なゲームじゃないんだが。
すると、俺の隣の筐体に女の子が座った。
LOVの人口的にも、ゲーセンでなかなか女性プレイヤーに出会うことはないから、
ちょっと驚きつつも、
「まあ別におかしいことはないよな」って思いつつ俺はゲームを続けていた。
すると、俺の隣の筐体に女の子が座った。
LOVの人口的にも、ゲーセンでなかなか女性プレイヤーに出会うことはないから、
ちょっと驚きつつも、
「まあ別におかしいことはないよな」って思いつつ俺はゲームを続けていた。
13: :2012/01/15(日) 04:00:58.11 ID:
14: :2012/01/15(日) 04:03:44.51 ID:
しかし、彼女は負けると独り言を言い出した。
「今のはだめかー…」「う~んなんでだろう」
はたから見るとちょっと変な人なんだけど、俺はなんだか彼女のことが気になりだした。
どういう気持ちで俺がそうなったのかは分からないが…
「今のはだめかー…」「う~んなんでだろう」
はたから見るとちょっと変な人なんだけど、俺はなんだか彼女のことが気になりだした。
どういう気持ちで俺がそうなったのかは分からないが…
16: :2012/01/15(日) 04:05:05.76 ID:
俺もそういう子には惹かれてしまうwww
17: :2012/01/15(日) 04:06:19.18 ID:
俺も最初は「まわりに聞こえるくらい独り言とか…ちょっとな…」
って思って印象は最悪だった。けどなんか気になった。
そうすると彼女は早々とLOVから引き上げてスーパーストリートファイター4をやりに行ったので
俺は気になりついていって彼女の試合を観戦してみる事にした
って思って印象は最悪だった。けどなんか気になった。
そうすると彼女は早々とLOVから引き上げてスーパーストリートファイター4をやりに行ったので
俺は気になりついていって彼女の試合を観戦してみる事にした
15: :2012/01/15(日) 04:04:45.75 ID:
彼女のスペック
18: :2012/01/15(日) 04:09:07.18 ID:
19: :2012/01/15(日) 04:11:44.48 ID:
俺も見ていたせいか、数人の人だかりができて、彼女がコンボを決めると
「お、おお…」みたいなしょぼい歓声みたいのがあがるようになってたw
なんだろ、その時の彼女はすごく輝いて見えていたよ。
でも彼女はこのあと予想外の行動をとるんだよね…
「お、おお…」みたいなしょぼい歓声みたいのがあがるようになってたw
なんだろ、その時の彼女はすごく輝いて見えていたよ。
でも彼女はこのあと予想外の行動をとるんだよね…
20: :2012/01/15(日) 04:13:50.00 ID:
どきどきわくわく。
はよ
はよ
21: :2012/01/15(日) 04:13:59.08 ID:
さっき俺をボコボコにしたであろう、猛者プレイヤーと彼女が当たって、
彼女なら勝てるかも…と思ったけど負けちゃったんだよ。
けっこう惜しかったんだけど。
俺も「あー残念…」くらいに思って見てたんだけど
彼女は顔を真っ赤にして明らかに泣いてたんだよね。
声はゲーセンだから聞こえないけど。
俺は唖然とした。
彼女なら勝てるかも…と思ったけど負けちゃったんだよ。
けっこう惜しかったんだけど。
俺も「あー残念…」くらいに思って見てたんだけど
彼女は顔を真っ赤にして明らかに泣いてたんだよね。
声はゲーセンだから聞こえないけど。
俺は唖然とした。
22: :2012/01/15(日) 04:14:11.20 ID:
彼女、筺体をひっくり返したと思ったら
俺にコンボきめてきたんだ
俺にコンボきめてきたんだ
24: :2012/01/15(日) 04:16:31.98 ID:
彼女はこの時キャスケット帽をとったんだけど、ショートヘアで顔真っ赤。
明らかに泣いた状態で店外の喫煙所とかありそうな方向に出ていったから
俺もなぜか無心で追いかけていた。
なんで追いかけてしまったのかが謎なんだけど。
明らかに泣いた状態で店外の喫煙所とかありそうな方向に出ていったから
俺もなぜか無心で追いかけていた。
なんで追いかけてしまったのかが謎なんだけど。
31: :2012/01/15(日) 04:25:07.85 ID:
ショートヘアいいなぁーーー
25: :2012/01/15(日) 04:17:07.37 ID:
どうなるのか気になる
26: :2012/01/15(日) 04:20:04.10 ID:
店の端の割と静かな喫煙所っぽいところに彼女はいた。
目を真っ赤にしていた。
というか、キャスケット帽かぶり直してたけど、顔が好みで困った。
多分一般的には可愛いって言われないタイプだと思うけど、俺はドキっとした。
俺は喫煙者だし、煙草を吸うふりをして、彼女に話しかけようと思った。
さっきは、惜しかったですね…。
目を真っ赤にしていた。
というか、キャスケット帽かぶり直してたけど、顔が好みで困った。
多分一般的には可愛いって言われないタイプだと思うけど、俺はドキっとした。
俺は喫煙者だし、煙草を吸うふりをして、彼女に話しかけようと思った。
さっきは、惜しかったですね…。
27: :2012/01/15(日) 04:21:23.09 ID:
なかなかやるじゃねーかこの野郎
29: :2012/01/15(日) 04:23:11.20 ID:
ふてくされてるかと思ったが、そんなことはなかった。
にっこり笑うと、
「あぁ、見てたんですか、恥ずかしいです。わたしああいうとこだとつい必死になっちゃって…」
と笑いながら話してくれたのには驚いた。
恐らく、ゲーセンにいるって段階で、初対面の会話の壁ってのが数段なくなってるんだと思う。
お互いにゲーム好きだと分かってるし、ここで自然な会話が生まれたのはゲーセンだったからだと思う。
にっこり笑うと、
「あぁ、見てたんですか、恥ずかしいです。わたしああいうとこだとつい必死になっちゃって…」
と笑いながら話してくれたのには驚いた。
恐らく、ゲーセンにいるって段階で、初対面の会話の壁ってのが数段なくなってるんだと思う。
お互いにゲーム好きだと分かってるし、ここで自然な会話が生まれたのはゲーセンだったからだと思う。
30: :2012/01/15(日) 04:23:52.59 ID:
続きが気になる話だ、、。
32: :2012/01/15(日) 04:25:42.75 ID:
そうすると彼女は面白そうに、
「煙草一本くれません?」と言ってきた。
俺「え、あ、吸うんですか?」
「吸わないけど、なんか見てたら…なんか」
この時点で薄々分かってたんだけど、彼女は天然か変な人かよくワカラン人のいずれかだったw
「煙草一本くれません?」と言ってきた。
俺「え、あ、吸うんですか?」
「吸わないけど、なんか見てたら…なんか」
この時点で薄々分かってたんだけど、彼女は天然か変な人かよくワカラン人のいずれかだったw
33: :2012/01/15(日) 04:29:39.57 ID:
しかし俺はといえば、大学生活サークルなし、青春なし、家に帰れば絵かきに身を費やす
という生活を送っていたため、女の子と話すこと事態稀も稀で、舞い上がってた。
俺「じゃ、吸います?wキャスターってんですけど…ちょっと甘いかもですw」
「ありがとございます~!
すぅぅ…ゴホ!ゲホ!なにこれ苦しい…」
案の定涙目になっていた。
よろしくないことではあるが、俺はもうその時、
なんなんだこの人すごく面白いし可愛いって気持ちに取り憑かれていた。
という生活を送っていたため、女の子と話すこと事態稀も稀で、舞い上がってた。
俺「じゃ、吸います?wキャスターってんですけど…ちょっと甘いかもですw」
「ありがとございます~!
すぅぅ…ゴホ!ゲホ!なにこれ苦しい…」
案の定涙目になっていた。
よろしくないことではあるが、俺はもうその時、
なんなんだこの人すごく面白いし可愛いって気持ちに取り憑かれていた。
34: :2012/01/15(日) 04:32:48.24 ID:
煙草が初めてってことは…そんなに悪いかんじの子ではない。
まあ見た目からしてそうではあったが。
あと、なんか知らないけどやたらと笑う。
そこで数分格ゲー談義をしていたんだけど、すごく笑うんだ。
女の子ってこんなに笑うの?というか笑った女の子ってすごい。
そもそもこんな誰とも話せたことのない格ゲーの話を、
今ここで、初対面の女性としているということが一番信じられなかった。
まあ見た目からしてそうではあったが。
あと、なんか知らないけどやたらと笑う。
そこで数分格ゲー談義をしていたんだけど、すごく笑うんだ。
女の子ってこんなに笑うの?というか笑った女の子ってすごい。
そもそもこんな誰とも話せたことのない格ゲーの話を、
今ここで、初対面の女性としているということが一番信じられなかった。
35: :2012/01/15(日) 04:36:20.85 ID:
なんだかすごい打ち解けてしまって、あの喫煙所で一体何分話したろう。
そうなってくると、男としては「連絡先知りたい」
という欲望が出てきしまう。
20~30分話した時くらいだったか
趣味の話になってて俺が言ったんだよ。
「ちょっとね、イラストを描くのが好きで…」
ゲーセンにいた子だし、こういうことにもちょっとは興味を示してくれるんじゃないか
なんて淡い想いもあったわけだが…
「イラスト?」
笑顔いっぱいだった女の子が急に、すごく暗い顔になった。
「ま…その話はいいよ…」
「それじゃ、また…ゲーセンで会えたらいいね…
そうなってくると、男としては「連絡先知りたい」
という欲望が出てきしまう。
20~30分話した時くらいだったか
趣味の話になってて俺が言ったんだよ。
「ちょっとね、イラストを描くのが好きで…」
ゲーセンにいた子だし、こういうことにもちょっとは興味を示してくれるんじゃないか
なんて淡い想いもあったわけだが…
「イラスト?」
笑顔いっぱいだった女の子が急に、すごく暗い顔になった。
「ま…その話はいいよ…」
「それじゃ、また…ゲーセンで会えたらいいね…
36: :2012/01/15(日) 04:37:57.04 ID:
気になって寝れない
37: :2012/01/15(日) 04:38:28.79 ID:
ぱんつはどうすればいい
>>37
すまん多分エロ展開はないよw
>>37
すまん多分エロ展開はないよw
38: :2012/01/15(日) 04:39:45.17 ID:
予想外だった。連絡先どころか、ほぼ喧嘩別れクラスの雰囲気の悪さで別れてしまった。
イラスト、ちょっとくらいはテンション上って話が膨らむかなと思ったんだけど…
もしかしたら、そういうのが嫌いな人だったのかもしれない、
そう思って俺は落胆した。
「一体あの子は何だったんだろう…?」
キャスケット帽が似合ってたのは覚えてる。でもそんな風貌でゲーセン来るなんて…
俺はすごい気になった。
イラスト、ちょっとくらいはテンション上って話が膨らむかなと思ったんだけど…
もしかしたら、そういうのが嫌いな人だったのかもしれない、
そう思って俺は落胆した。
「一体あの子は何だったんだろう…?」
キャスケット帽が似合ってたのは覚えてる。でもそんな風貌でゲーセン来るなんて…
俺はすごい気になった。
41: :2012/01/15(日) 04:44:14.53 ID:
42: :2012/01/15(日) 04:46:24.84 ID:
この時、様々な疑問が浮かぶ。
今日は平日だぞ。
俺は講義半日だからいるが。
彼女はなんなんだ?
大学生?フリーター?
同い年くらいに見えるけど…
というか名前も知らないし。
悶々として、ゲームに集中できない。
今日は平日だぞ。
俺は講義半日だからいるが。
彼女はなんなんだ?
大学生?フリーター?
同い年くらいに見えるけど…
というか名前も知らないし。
悶々として、ゲームに集中できない。
43: :2012/01/15(日) 04:48:02.92 ID:
LOVの彼女の称号レベルをチラ見する。
やはり、俺よりやりこんでいる。
そして勝率も高い。明らかに俺より上級プレーヤー。
そして勝つと、
「やったね~!」と声を上げる。
相変わらずの奇人っぷりを発揮していらっしゃる。
やはり、俺よりやりこんでいる。
そして勝率も高い。明らかに俺より上級プレーヤー。
そして勝つと、
「やったね~!」と声を上げる。
相変わらずの奇人っぷりを発揮していらっしゃる。
44: :2012/01/15(日) 04:50:19.69 ID:
ゲームが終わったところで、俺は肩を叩いて、ども、と会釈する。
「あ、来てたんだね~。ジュース買おうぜ~」
などと言い出す。もはやキャラが分からない。
馴れ馴れしいし、
本当に素の時は変な人なんだ。なんなんだこの人。
ますます気になる。
「あ、来てたんだね~。ジュース買おうぜ~」
などと言い出す。もはやキャラが分からない。
馴れ馴れしいし、
本当に素の時は変な人なんだ。なんなんだこの人。
ますます気になる。
46: :2012/01/15(日) 04:54:44.74 ID:
自販機前で、俺「あ…この前はなんか…すいませんでした」
すると彼女は何が?ときょとんとした顔になった。
俺「ほら…イラストとか言ったら…」
彼女「あ~、あのことはね、ちょっと…」
彼女「私もね~描いてたんだよ、ついこないだまでね!」
俺「絵を描くの好きなんですか?」俺がテンション上げて言うと、
にっこり笑って、「好きだったんだよ。今は描いてない。」
俺「どうして…ですか?ってかアナタって今日も平日ですけど…
大学生さんとか…ですか?」
彼女「ちょっと違うかな」
すると彼女は何が?ときょとんとした顔になった。
俺「ほら…イラストとか言ったら…」
彼女「あ~、あのことはね、ちょっと…」
彼女「私もね~描いてたんだよ、ついこないだまでね!」
俺「絵を描くの好きなんですか?」俺がテンション上げて言うと、
にっこり笑って、「好きだったんだよ。今は描いてない。」
俺「どうして…ですか?ってかアナタって今日も平日ですけど…
大学生さんとか…ですか?」
彼女「ちょっと違うかな」
49: :2012/01/15(日) 04:57:42.98 ID:
彼女「わたしは美大だよ、だから大学生だけど、今はなんというか…」
俺「ええ!美大って…すごいですね…雲の上の人だ…」
彼女「…今は思い出を見に来てるというか」
俺「はい?」
彼女「ここっていい所でしょ」
俺「ゲーセンに…ですか?思い出?;」
俺「ええ!美大って…すごいですね…雲の上の人だ…」
彼女「…今は思い出を見に来てるというか」
俺「はい?」
彼女「ここっていい所でしょ」
俺「ゲーセンに…ですか?思い出?;」
50: :2012/01/15(日) 04:58:14.69 ID:
漫画家だったのかな?
52: :2012/01/15(日) 05:01:32.10 ID:
彼女は次第に俺が年下だと気付いて、口調は変わっていた。
俺「え、そりゃどういう…」
彼女「ま、さ!」
いきなり大声を出す。
彼女「一回で知りたいこと全部知れるほど、簡単じゃないよ~」
といってゲームにもどろうとする。
俺「え、そんな…また次もゲーセンに来てくれますよね!?」
彼女「くるくる~まだ浸りたいから」
彼女の言葉はひっかかることだらけだった。
思い出?
その時の俺にはまったく理解ができなかった。
そして美大生。ますます俺は彼女の虜になてしまった。
俺「え、そりゃどういう…」
彼女「ま、さ!」
いきなり大声を出す。
彼女「一回で知りたいこと全部知れるほど、簡単じゃないよ~」
といってゲームにもどろうとする。
俺「え、そんな…また次もゲーセンに来てくれますよね!?」
彼女「くるくる~まだ浸りたいから」
彼女の言葉はひっかかることだらけだった。
思い出?
その時の俺にはまったく理解ができなかった。
そして美大生。ますます俺は彼女の虜になてしまった。
54: :2012/01/15(日) 05:03:13.70 ID:
実に興味深い
55: :2012/01/15(日) 05:03:30.41 ID:
芸術家には変態が多いってやつか
57: :2012/01/15(日) 05:04:27.26 ID:
自分にない何かを持ってる人。
よく分からなくて、自分を振り回す人。
きっと俺はそういう人に弱かったんだ。
もともと大好きで通っていたゲーセン、それからは毎日違うときめきと
一緒に通うことになる。
今日はいるか?明日はいるか?
もちろんいつも会えることはなく、会えない日のほうが多かった。
もしかしたらもう2度と会えないんじゃないか…
そんな風に思うこともあった。
よく分からなくて、自分を振り回す人。
きっと俺はそういう人に弱かったんだ。
もともと大好きで通っていたゲーセン、それからは毎日違うときめきと
一緒に通うことになる。
今日はいるか?明日はいるか?
もちろんいつも会えることはなく、会えない日のほうが多かった。
もしかしたらもう2度と会えないんじゃないか…
そんな風に思うこともあった。
58: :2012/01/15(日) 05:06:57.98 ID:
と、今日はそろそろこの辺で寝ます~
明日は事情であんまり描き込めないかもしれませんが頑張ります…
月曜にまとまって書けると思いますので、すいません…
明日は事情であんまり描き込めないかもしれませんが頑張ります…
月曜にまとまって書けると思いますので、すいません…
59: :2012/01/15(日) 05:07:56.60 ID:
おつ
また頼むぞ
また頼むぞ
64: :2012/01/15(日) 05:11:04.71 ID:
すいません…明日も夕方あたりに少しでも書き込めたら書きます…
変な時間に立てちゃって申し訳ない
変な時間に立てちゃって申し訳ない
66: :2012/01/15(日) 05:39:06.85 ID:
案外眠れないのでちょっとだけ書きます
67: :2012/01/15(日) 05:39:57.76 ID:
まってたw
68: :2012/01/15(日) 05:41:52.29 ID:
何日か通っていると、彼女は再びゲーセンに現れた。
またベレー帽を被ってたんだけど、いつもと様子が違った。
服が作業着っぽいのか、インクやアクリルがついてて、
靴にいたっては絵の具だらけに汚れていた。
LOVをする手も、絵の具で汚れているようだった。
またベレー帽を被ってたんだけど、いつもと様子が違った。
服が作業着っぽいのか、インクやアクリルがついてて、
靴にいたっては絵の具だらけに汚れていた。
LOVをする手も、絵の具で汚れているようだった。
69: :2012/01/15(日) 05:43:25.66 ID:
俺はもうときめいちゃって、ワクワクして話しかけた。
「こんにちは~」
彼女「うん…」
いやにテンションが低かった。
明らかに何かあったかんじではあった。
でもまあいつも変な感じではあるんだけど、その日はなんか、落ち込んでいた。
「こんにちは~」
彼女「うん…」
いやにテンションが低かった。
明らかに何かあったかんじではあった。
でもまあいつも変な感じではあるんだけど、その日はなんか、落ち込んでいた。
70: :2012/01/15(日) 05:45:14.38 ID:
ゲームに負けても独り言言わない。
ただ黙ってひたすら…
その横顔が自分とは違うちょっと大人に見えた。
俺「一戦終わったら、休憩しませんか?ね。」
彼女「そ、そのとおりであるね~」
やはり変ではあるが。
ただ黙ってひたすら…
その横顔が自分とは違うちょっと大人に見えた。
俺「一戦終わったら、休憩しませんか?ね。」
彼女「そ、そのとおりであるね~」
やはり変ではあるが。
71: :2012/01/15(日) 05:47:42.66 ID:
俺「今日は大学で絵でも描いてきたんですか?」
彼女「いや…大学はもう卒業間近だし、関係ないね~」
俺「あ、そういえば美大って…!どこに就職するんですか?」
おれは無邪気な期待で聞いただけだった。
彼女「……。」
彼女「いや…大学はもう卒業間近だし、関係ないね~」
俺「あ、そういえば美大って…!どこに就職するんですか?」
おれは無邪気な期待で聞いただけだった。
彼女「……。」
72: :2012/01/15(日) 05:47:52.41 ID:
>>1
よ、こおいう女に嵌まると疲れるぞ・・・って、もお遅いなw
よ、こおいう女に嵌まると疲れるぞ・・・って、もお遅いなw
73: :2012/01/15(日) 05:49:41.35 ID:
>>72
なんだろう、自分にない何かを持ってる女性ってとっても魅力的に見えたんだよね…
なんだろう、自分にない何かを持ってる女性ってとっても魅力的に見えたんだよね…
74: :2012/01/15(日) 05:51:51.86 ID:
美大とか芸術学部とかは、まじ就職厳しいらしいな
76: :2012/01/15(日) 05:59:23.16 ID:
77: :2012/01/15(日) 06:02:44.07 ID:
彼女「君は絵が好きなの?」
俺「好きです…下手ですがそればっかやってます…」
彼女「あははは、そうなんだ。」
そうするとまた泣いてしまって、
彼女「ごめんね…もうゲーセンにも来れないかも。」
そう言って夜の街に飛び出していった。
俺「好きです…下手ですがそればっかやってます…」
彼女「あははは、そうなんだ。」
そうするとまた泣いてしまって、
彼女「ごめんね…もうゲーセンにも来れないかも。」
そう言って夜の街に飛び出していった。
78: :2012/01/15(日) 06:04:28.99 ID:
あ、すいませんそろそろ限界です。
それではまた夕方にでも…ごめんない…
それではまた夕方にでも…ごめんない…
83: :2012/01/15(日) 06:49:38.57 ID:
これは続きの気になるスレ
92: :2012/01/15(日) 14:48:05.83 ID:
さて、ちょいと忙しいので書くスピードが遅くなるかもしれませんが
ぼちぼち書き込みを再開していこうかと思います。
ぼちぼち書き込みを再開していこうかと思います。
94: :2012/01/15(日) 14:56:55.38 ID:
彼女はゲーセンを出ていった。
俺は混乱した。何か悪いこと言ったのか?
もう何がなんだか分からなくなってた。
無心で追いかけた。
「待ってください!どうしたんですか!?」
俺は混乱した。何か悪いこと言ったのか?
もう何がなんだか分からなくなってた。
無心で追いかけた。
「待ってください!どうしたんですか!?」
95: :2012/01/15(日) 15:00:13.56 ID:
彼女は立ち止まって黙った。
俺はどうしようか困った。
なんて声をかけたらいいか分からなかった。
目の前で、ベレー帽を被って手や服を絵の具で汚した女の子が泣いている。
なんてヘンテコな状況なんだろう。
瞬間、俺はこんな事を口にした。
「そ、そうだ…これから画材屋さんにでも行きませんか?」
俺はどうしようか困った。
なんて声をかけたらいいか分からなかった。
目の前で、ベレー帽を被って手や服を絵の具で汚した女の子が泣いている。
なんてヘンテコな状況なんだろう。
瞬間、俺はこんな事を口にした。
「そ、そうだ…これから画材屋さんにでも行きませんか?」
96: :2012/01/15(日) 15:02:49.52 ID:
なんでこんなことを言ったのか分からないが、
何か状況を変えようと思ってとっさに出た一言だった。
彼女「え…?ほんとに?」
俺「はい、行きましょう、近場でどこか…」
彼女の反応は思ったよりよかった。
そして幾分ノリ気であった。
彼女「じゃあさ、近くにあるから行こう。ちょっと電車のるけど。」
何か状況を変えようと思ってとっさに出た一言だった。
彼女「え…?ほんとに?」
俺「はい、行きましょう、近場でどこか…」
彼女の反応は思ったよりよかった。
そして幾分ノリ気であった。
彼女「じゃあさ、近くにあるから行こう。ちょっと電車のるけど。」
97: :2012/01/15(日) 15:07:32.31 ID:
駅に向かって、黙って切符を買う。
「JRって高いのかな?」
などと彼女は言っていた気がする。
ホームで電車を待ってた。時間帯もあって、駅はなかなかの雑踏だった。
無言で過ごす。さっきまで泣いていたのに、彼女は思ったよりケロッとしていた。
俺はよく分からない展開に動揺して、緊張して、足が震えてたかもしれない。
彼女の方を見ると、笑ってVサインをしたりしておどける。
俺「なんなんですかソレ」
彼女「わからんなw」
「JRって高いのかな?」
などと彼女は言っていた気がする。
ホームで電車を待ってた。時間帯もあって、駅はなかなかの雑踏だった。
無言で過ごす。さっきまで泣いていたのに、彼女は思ったよりケロッとしていた。
俺はよく分からない展開に動揺して、緊張して、足が震えてたかもしれない。
彼女の方を見ると、笑ってVサインをしたりしておどける。
俺「なんなんですかソレ」
彼女「わからんなw」
98: :2012/01/15(日) 15:11:12.14 ID:
この道中も、彼女は決して自分のことを語ろうとはしなかった。
俺がひたすら話していた気がする。
「美大生なんて本当に憧れる」とか「絵が好きで上手くなりたい」とか
俺が終始しゃべっていた。
そのたびにニコニコするだけで、それがなんだか可愛く見えた。
でもなぜ泣いてしまったのか、そのことには触れられなかった。
俺がひたすら話していた気がする。
「美大生なんて本当に憧れる」とか「絵が好きで上手くなりたい」とか
俺が終始しゃべっていた。
そのたびにニコニコするだけで、それがなんだか可愛く見えた。
でもなぜ泣いてしまったのか、そのことには触れられなかった。
99: :2012/01/15(日) 15:17:48.68 ID:
画材屋に着く。
すると彼女は途端にテンションが上がって、
あ~どうしよう張りキャン買ってこうかな~あでも筆も…
などと顔をキラキラさせて俺を連れ回して買い物を始めた。
俺はリラックスしている彼女になら何か聞いても大丈夫だと踏んだ。
俺「楽しそうですね。」
彼女「ここ来るとやっぱね~テンション上がるよ。」
俺「でもこの前、もう絵描いてないって言ってませんでしたっけ…?」
すると彼女は途端にテンションが上がって、
あ~どうしよう張りキャン買ってこうかな~あでも筆も…
などと顔をキラキラさせて俺を連れ回して買い物を始めた。
俺はリラックスしている彼女になら何か聞いても大丈夫だと踏んだ。
俺「楽しそうですね。」
彼女「ここ来るとやっぱね~テンション上がるよ。」
俺「でもこの前、もう絵描いてないって言ってませんでしたっけ…?」
101: :2012/01/15(日) 15:24:26.21 ID:
彼女「いや、それはね…」
俺「気を悪くしたらごめんなさい…でもなにか知りたくて。
今日もいきなり泣かれてしまって…」
俺はもう彼女のことで頭が一杯だったから、知りたかった。
そして少しでも彼女の力になりたいと思っていた。
俺「なんで、いつもゲーセンに来てるんですか?なにか思い入れが?」
彼女「思い出があるんだよ、だから」
分からない。
俺「気を悪くしたらごめんなさい…でもなにか知りたくて。
今日もいきなり泣かれてしまって…」
俺はもう彼女のことで頭が一杯だったから、知りたかった。
そして少しでも彼女の力になりたいと思っていた。
俺「なんで、いつもゲーセンに来てるんですか?なにか思い入れが?」
彼女「思い出があるんだよ、だから」
分からない。
103: :2012/01/15(日) 15:26:28.52 ID:
わかった。彼女は幽霊なんだな!!
104: :2012/01/15(日) 15:29:15.37 ID:
もう分からないことだらけだった。
一体なんなんだろうこの人は。
そもそもただでさえこんな女の子がいつも一人でゲーセンに
来ていること自体不思議で仕方なかった。
俺「思い出って…なんなんですか?」
彼女「わたしの絵、見る?」
そういえば見たことなかった。
俺はそこで彼女のケータイから彼女の絵を見せてもらった。
一体なんなんだろうこの人は。
そもそもただでさえこんな女の子がいつも一人でゲーセンに
来ていること自体不思議で仕方なかった。
俺「思い出って…なんなんですか?」
彼女「わたしの絵、見る?」
そういえば見たことなかった。
俺はそこで彼女のケータイから彼女の絵を見せてもらった。
105: :2012/01/15(日) 15:29:37.22 ID:
なんかこえーな
107: :2012/01/15(日) 15:33:14.65 ID:
そこにはポップンやら音ゲのキャラクタ、あるいは格ゲーキャラクタの絵があった。
とても可愛らしい絵柄で、おれは素直にいいなあ、と思った。
絵柄的には誰だろう…chancoさん辺りに近かったと思う。
俺「わああ!すごい上手いですね!」
彼女は満面の笑みになった。
彼女「ありがとう。」
彼女「私はただ本当にアーケードのゲームが大好きなだけ。」
しかしそれでもまだ合点がいかないことだらけだった。
なんで泣いていたのかがどうしても気になった。
とても可愛らしい絵柄で、おれは素直にいいなあ、と思った。
絵柄的には誰だろう…chancoさん辺りに近かったと思う。
俺「わああ!すごい上手いですね!」
彼女は満面の笑みになった。
彼女「ありがとう。」
彼女「私はただ本当にアーケードのゲームが大好きなだけ。」
しかしそれでもまだ合点がいかないことだらけだった。
なんで泣いていたのかがどうしても気になった。
108: :2012/01/15(日) 15:37:41.80 ID:
俺「でも、本当に上手いですね。大好きな絵柄です!」
俺「やっぱりそっち関係を本当は目指していたんですか?」
彼女「ま…ね」
俺「そうなんですか…でもこれだけ上手かったらきっとまたチャンスありますよ!
俺は絶対応援しますよ!」
彼女「いや、もうそういうのは描かないって決めたことだから」
俺「? どうしてですか?」
俺「やっぱりそっち関係を本当は目指していたんですか?」
彼女「ま…ね」
俺「そうなんですか…でもこれだけ上手かったらきっとまたチャンスありますよ!
俺は絶対応援しますよ!」
彼女「いや、もうそういうのは描かないって決めたことだから」
俺「? どうしてですか?」
113: :2012/01/15(日) 15:42:23.81 ID:
はよ告れよ
115: :2012/01/15(日) 15:43:09.08 ID:
彼女「君は若くて、絵が大好きで、きっといい子なんだろうね。」
俺「え、はい、あの…」
彼女「ダメなんだよ、気安くそう優しい事言っちゃ。」
いつになく真剣な顔になったので、怖かった。
目が真っ赤になっていた。
彼女「君はダメだ…。ダメダメだ。」
ダメダメって言われたのが妙に覚えている。
彼女「じゃあね、今日はここまでで。付き合ってくれてありがとう。」
帰り際にコピックマルチライナーを俺に手渡して、そそくさと去っていった。
俺は呆然として、追いかけることもできなかった。
俺「え、はい、あの…」
彼女「ダメなんだよ、気安くそう優しい事言っちゃ。」
いつになく真剣な顔になったので、怖かった。
目が真っ赤になっていた。
彼女「君はダメだ…。ダメダメだ。」
ダメダメって言われたのが妙に覚えている。
彼女「じゃあね、今日はここまでで。付き合ってくれてありがとう。」
帰り際にコピックマルチライナーを俺に手渡して、そそくさと去っていった。
俺は呆然として、追いかけることもできなかった。
117: :2012/01/15(日) 15:46:07.02 ID:
コピックマルチライナーってなんだよ
>>117
ごめん。画材のことだ。イラスト描いたりするペンだよ。
>>117
ごめん。画材のことだ。イラスト描いたりするペンだよ。
118: :2012/01/15(日) 15:46:49.14 ID:
何も分からなかった。
俺は完全に彼女にすべてを持っていかれてしまった。
しばらくメシもろくに食えなくなって、もらったマルチライナーで
落書きとかしてた。
寝ても覚めても完全に彼女のことしか思い浮かばなくなっていた。
でも連絡先すら知らなかった。
もはやゲーセンに行くということだけが、
彼女と俺を繋ぎとめる唯一の方法だった。
俺は完全に彼女にすべてを持っていかれてしまった。
しばらくメシもろくに食えなくなって、もらったマルチライナーで
落書きとかしてた。
寝ても覚めても完全に彼女のことしか思い浮かばなくなっていた。
でも連絡先すら知らなかった。
もはやゲーセンに行くということだけが、
彼女と俺を繋ぎとめる唯一の方法だった。
121: :2012/01/15(日) 15:55:57.08 ID:
俺は悶々としながらゲーセンに通い続けた。
あの調子じゃ、次会っても何を話したらいいか分からない。
俺がいつものように学校帰りにゲーセンに行くと、彼女はいた。
LOVの筐体に座っている。
肩を叩いて、会釈する。
彼女「あ、きた~!ねえねえローカル対戦しよーよ!」
彼女は会うなりゲームに誘ってきた。
ゲーセンありがたい。ゲームを介せば彼女の機嫌も良いみたいだった。
あの調子じゃ、次会っても何を話したらいいか分からない。
俺がいつものように学校帰りにゲーセンに行くと、彼女はいた。
LOVの筐体に座っている。
肩を叩いて、会釈する。
彼女「あ、きた~!ねえねえローカル対戦しよーよ!」
彼女は会うなりゲームに誘ってきた。
ゲーセンありがたい。ゲームを介せば彼女の機嫌も良いみたいだった。
122: :2012/01/15(日) 15:59:03.02 ID:
ゲーセンというものが、俺らの仲をつなぎ止めてくれている。
そんな風に感じた。
ひと通りゲームをして、喫煙所OR自販機に行って格ゲー談義して、
楽しかった。
楽しくて気が合うからこそ、俺は彼女のことを知りたかった。
ゲーセンにいるうちなら、何か話してくれるかもしれない。
俺はそう思っていた。
初対面に会った時も、ゲーセンだからあれだけ意気投合できた。
そんな風に感じた。
ひと通りゲームをして、喫煙所OR自販機に行って格ゲー談義して、
楽しかった。
楽しくて気が合うからこそ、俺は彼女のことを知りたかった。
ゲーセンにいるうちなら、何か話してくれるかもしれない。
俺はそう思っていた。
初対面に会った時も、ゲーセンだからあれだけ意気投合できた。
124: :2012/01/15(日) 16:02:06.69 ID:
ひととおりゲームをして、また自販前に来た。
ゲームが心地よく鳴り響いている。
俺「あの…吹石さんはどうして絵を描き始めたんですか?」
彼女「わたし?んー…お兄の影響かなぁ」
彼女はポロッとこぼした。
ここで俺は初めて彼女にとってのお兄さんの存在を知った。
ゲームが心地よく鳴り響いている。
俺「あの…吹石さんはどうして絵を描き始めたんですか?」
彼女「わたし?んー…お兄の影響かなぁ」
彼女はポロッとこぼした。
ここで俺は初めて彼女にとってのお兄さんの存在を知った。
126: :2012/01/15(日) 16:07:19.96 ID:
ゲーセンという、お互いに好きな場所だから、ついつい気を許して口をついて出たんだろう。
彼女はハッとした顔だった。
俺「お兄さん…ですか?」
彼女はかぶっていたキャスケット帽を深々とかぶり直した。
俺「なんですかソレ…」
彼女は苦笑う。
彼女「わたしには兄がいるんだよ…。小中学生の時はよく一緒にゲーセンに来たよ。」
彼女「だからわたしはゲーセンが好きになったんだけどね。」
俺「お兄さんもゲーセン好きだったんですね?」
彼女「うんw好きなんてもんじゃなかったよ。」
彼女はハッとした顔だった。
俺「お兄さん…ですか?」
彼女はかぶっていたキャスケット帽を深々とかぶり直した。
俺「なんですかソレ…」
彼女は苦笑う。
彼女「わたしには兄がいるんだよ…。小中学生の時はよく一緒にゲーセンに来たよ。」
彼女「だからわたしはゲーセンが好きになったんだけどね。」
俺「お兄さんもゲーセン好きだったんですね?」
彼女「うんw好きなんてもんじゃなかったよ。」
127: :2012/01/15(日) 16:08:02.53 ID:
淡いかんじですきだ
132: :2012/01/15(日) 16:13:59.38 ID:
彼女「お兄は絵が大好きだったから、みんなにやってもらえるアーケードゲームを作りたい
って、いつも言ってた。」
俺「それはすごいですね…」
彼女「でもね。」
彼女「ウチは厳しいから…お兄は美大に行きたかったんだけど、親に
旧帝大以上の大学じゃないとダメだ、って言われて…」
彼女「東大に行ったの」
俺「え、すごいじゃないですか!」
って、いつも言ってた。」
俺「それはすごいですね…」
彼女「でもね。」
彼女「ウチは厳しいから…お兄は美大に行きたかったんだけど、親に
旧帝大以上の大学じゃないとダメだ、って言われて…」
彼女「東大に行ったの」
俺「え、すごいじゃないですか!」
133: :2012/01/15(日) 16:16:22.08 ID:
その子のスペックをもう少しでよいので希望です!
身長とか、服装とか…スカート?
>>133
キャスケット帽被ってました。服装は…ちょっとタイトなジャケットに
ホットパンツでタイツ…だったような…ちょっと変わった服装だったけど
女の子らしかったと思います
身長とか、服装とか…スカート?
>>133
キャスケット帽被ってました。服装は…ちょっとタイトなジャケットに
ホットパンツでタイツ…だったような…ちょっと変わった服装だったけど
女の子らしかったと思います
134: :2012/01/15(日) 16:18:19.04 ID:
彼女「お兄は長男だったから…父さんたちも必死だったんだろうな…」
俺はなんだかこの話をこのまま聞いていていいのか、いたたまれなくなった。
彼女「お兄は大学に行ったら好きなように創作活動できると思ってたんだろうね…」
彼女「大学に入ったら、今度は親に官僚か弁護士になるように勉強しろとこっぴどく言われて…」
俺「弁護士…司法試験ですか…」奇しくも俺も法学部だったので反応した。
俺はなんだかこの話をこのまま聞いていていいのか、いたたまれなくなった。
彼女「お兄は大学に行ったら好きなように創作活動できると思ってたんだろうね…」
彼女「大学に入ったら、今度は親に官僚か弁護士になるように勉強しろとこっぴどく言われて…」
俺「弁護士…司法試験ですか…」奇しくも俺も法学部だったので反応した。
141: :2012/01/15(日) 16:28:28.06 ID:
彼女「お兄ね…司法試験全然ダメだった。」
彼女「時々、絵が描きたいって本音を漏らすこともあった。私だけが女で下の子だから、
好きなように美大に行かせてもらえたんだよ。」
俺は何も言えずにいた。というか、普段まったく自分のことを話さない彼女が、
こんなに話してくれているのに、半ば驚いた。
彼女「司法試験に落ち続けるうちに…お兄はまいっちゃったんだよね。
心を病んじゃって、今入院してるんだ…もう絵を描くどころじゃない。」
なんて言ったらいいか分からなかった。いや、なんて言えば良かったの?w
彼女はそんな重大なことをあっさり笑って言うもんだから、俺は動揺した。
彼女「時々、絵が描きたいって本音を漏らすこともあった。私だけが女で下の子だから、
好きなように美大に行かせてもらえたんだよ。」
俺は何も言えずにいた。というか、普段まったく自分のことを話さない彼女が、
こんなに話してくれているのに、半ば驚いた。
彼女「司法試験に落ち続けるうちに…お兄はまいっちゃったんだよね。
心を病んじゃって、今入院してるんだ…もう絵を描くどころじゃない。」
なんて言ったらいいか分からなかった。いや、なんて言えば良かったの?w
彼女はそんな重大なことをあっさり笑って言うもんだから、俺は動揺した。
143: :2012/01/15(日) 16:30:19.16 ID:
その兄さんってのは今はお義兄さんになってるってわけだな?
144: :2012/01/15(日) 16:31:02.35 ID:
コミュ障には難易度たかすぎwww
150: :2012/01/15(日) 16:42:03.79 ID:
パチ辞めてゲーセン通うわ
153: :2012/01/15(日) 16:44:34.59 ID:
彼女「だから、わたしは…ゲーム会社に入ってゲームを作りたかったんだ。
私は好きなことをやって、自由にさせてもらった。だから絶対、夢を叶えようって…
でも、ダメだったよ。思い出にすがってるようじゃ、ダメなんだね。」
俺「ダメだったんですか…」
俺「でも、まだまだチャンスはありますよ…!」
彼女は、そうだねとは言わなかった。
だた、笑うだけだった。
その笑いが、何を意味するのか、まだ俺には分からなかった。
私は好きなことをやって、自由にさせてもらった。だから絶対、夢を叶えようって…
でも、ダメだったよ。思い出にすがってるようじゃ、ダメなんだね。」
俺「ダメだったんですか…」
俺「でも、まだまだチャンスはありますよ…!」
彼女は、そうだねとは言わなかった。
だた、笑うだけだった。
その笑いが、何を意味するのか、まだ俺には分からなかった。
155: :2012/01/15(日) 16:50:58.67 ID:
その日、会うのは何回目か分からなかったけど、初めて連絡先を交換した。
色々合点がいった。
なんでゲーセンにいたかも。
最初の印象より、ずっとしっかりした子だった。
もちろん意味不明なところもたくさんあったけど、それが可愛かった。
美大浪人したらしく、俺より2つ3つ上だったんだけど、背は小さかった。
でもその背中がすごく大きく感じた。
俺は嬉しくなった。彼女が話してくれた。
これからはもっと彼女の力になれるかもしれない。
彼女のために、なんでもするくらいの心持ちだった。
彼女の抱えてたものは大きくてビックリしたけど、
何より話してくれたことが嬉しかった。
色々合点がいった。
なんでゲーセンにいたかも。
最初の印象より、ずっとしっかりした子だった。
もちろん意味不明なところもたくさんあったけど、それが可愛かった。
美大浪人したらしく、俺より2つ3つ上だったんだけど、背は小さかった。
でもその背中がすごく大きく感じた。
俺は嬉しくなった。彼女が話してくれた。
これからはもっと彼女の力になれるかもしれない。
彼女のために、なんでもするくらいの心持ちだった。
彼女の抱えてたものは大きくてビックリしたけど、
何より話してくれたことが嬉しかった。
156: :2012/01/15(日) 16:54:49.41 ID:
すっかり浮かれていた。
次はいつ会えるだろう?
それから俺はまたしばらくゲーセンに通い続けた。ひたすら。
でもしばらく通っても、彼女はまったくゲーセンに現れなくなった。
メールは割と返ってきていた。
なんだろう?気になった。
土日も来ない。まだ仕事も始まっていないはずだった。
どうしてゲーセン来ないの?とメールで聞いても
「近いうちに行こうかな~」という趣旨のメールが返ってくるだけだった。
次はいつ会えるだろう?
それから俺はまたしばらくゲーセンに通い続けた。ひたすら。
でもしばらく通っても、彼女はまったくゲーセンに現れなくなった。
メールは割と返ってきていた。
なんだろう?気になった。
土日も来ない。まだ仕事も始まっていないはずだった。
どうしてゲーセン来ないの?とメールで聞いても
「近いうちに行こうかな~」という趣旨のメールが返ってくるだけだった。
157: :2012/01/15(日) 16:57:21.12 ID:
それからまたしばらく経って、俺は若干凹んでいた。勝手に。
彼女はもしかしたら彼氏もいたかもしれないし、俺は多分忘れられた…と。
ゲーセンではいつも楽しくて、メシを食べることも多かったから、
向こうも俺のことを必要としていると思っていた。
突然、不思議なメールが来た。
「そろそろ、大きな勝負が待っています。勝ってみせるよ。」
彼女はもしかしたら彼氏もいたかもしれないし、俺は多分忘れられた…と。
ゲーセンではいつも楽しくて、メシを食べることも多かったから、
向こうも俺のことを必要としていると思っていた。
突然、不思議なメールが来た。
「そろそろ、大きな勝負が待っています。勝ってみせるよ。」
159: :2012/01/15(日) 16:58:46.17 ID:
彼女が病気か、
160: :2012/01/15(日) 16:58:59.19 ID:
勝負?なんのことだろう?
就職試験?それともイラストレーターデビュー?
俺は楽観的に考えていた。
「勝負?なにそれ?気になる」的なメールを返した。
するととんでもない内容のメールが返ってきた。
就職試験?それともイラストレーターデビュー?
俺は楽観的に考えていた。
「勝負?なにそれ?気になる」的なメールを返した。
するととんでもない内容のメールが返ってきた。
162: :2012/01/15(日) 17:01:08.33 ID:
「今、入院しています。○○病院のどこどこ。良かったら会いにきてね、
わたしのファンさん」
みたいなメールが来ていた。
卒倒しそうになった。
驚きと同時に怒りも湧いた。
すべてを話してくれたと思ったのに…どうして黙っていたんだろう。
わたしのファンさん」
みたいなメールが来ていた。
卒倒しそうになった。
驚きと同時に怒りも湧いた。
すべてを話してくれたと思ったのに…どうして黙っていたんだろう。
166: :2012/01/15(日) 17:04:01.26 ID:
俺は大学をさぼってすぐに会いに行った。必死だった。
俺「どうしたの?すごく心配してたんですよ!!」
「若年性の卵巣がん。」
彼女はニコッと笑って俺が着くやいなやそう言い放った。
俺はことの重大さにすぐ気付いた。
俺はばあちゃんを卵巣がんで亡くしてる。
進行性のとても早い癌として知られていて、ばあちゃんもものの半年で…
だったのを思い出した。
俺「どうしたの?すごく心配してたんですよ!!」
「若年性の卵巣がん。」
彼女はニコッと笑って俺が着くやいなやそう言い放った。
俺はことの重大さにすぐ気付いた。
俺はばあちゃんを卵巣がんで亡くしてる。
進行性のとても早い癌として知られていて、ばあちゃんもものの半年で…
だったのを思い出した。
169: :2012/01/15(日) 17:06:22.20 ID:
まじかよ
170: :2012/01/15(日) 17:08:01.67 ID:
彼女は変わり果てた姿でそこにいた。ニット帽をかぶって、やせ細っていて…
彼女「本当はねえ。手術終わるまでは黙ってようって思ってたんだ」
彼女「でもやっぱり直前になって怖くなっちゃった。」
彼女は笑った。
笑顔だけは変わらずそこにあったので、なんだか俺のほうが安心して、悲しくなって、
涙目になってしまった。
しっかりしなくてはいけない。
彼女「本当はねえ。手術終わるまでは黙ってようって思ってたんだ」
彼女「でもやっぱり直前になって怖くなっちゃった。」
彼女は笑った。
笑顔だけは変わらずそこにあったので、なんだか俺のほうが安心して、悲しくなって、
涙目になってしまった。
しっかりしなくてはいけない。
172: :2012/01/15(日) 17:08:53.12 ID:
やだ、この流れやだ
なんとかハッピーエンドにしてくれ頼む
なんとかハッピーエンドにしてくれ頼む
173: :2012/01/15(日) 17:09:20.72 ID:
最悪の結果でないことを切に願う
マジで泣きそう
マジで泣きそう
174: :2012/01/15(日) 17:09:47.75 ID:
とりあえずみんなで祈ろう
177: :2012/01/15(日) 17:11:44.71 ID:
釣りでいいからさ
手術成功させといてくれよなっ!
手術成功させといてくれよなっ!
179: :2012/01/15(日) 17:15:00.81 ID:
強く、一人で頑張っていたんだろうな…
きっと俺と初めて会った時から、このことで悩んでいた…
そう思うと本当に泣きそうになった。
俺「大丈夫です。教えくれてありがとう。
これからは、俺も一緒にいますから。」
これが俺の精一杯だった。
そうすると彼女は安心したのか、途端に涙目になった。
彼女「こわいんだよ…手術…絵を描けなくなるのも…ゲーセンに行けなくなるのも…
何もかも怖いんだよ…」
彼女は何かがぷつんと切れたかのように、大泣きしだした。
俺も涙をこらえて、ひたすら
「大丈夫、大丈夫…」としか言えなかった。
正直この時俺もダメだと思った。絶望してた。でも俺が
弱音吐いちゃ絶対だめなんだと思って、ふんばったよ。
きっと俺と初めて会った時から、このことで悩んでいた…
そう思うと本当に泣きそうになった。
俺「大丈夫です。教えくれてありがとう。
これからは、俺も一緒にいますから。」
これが俺の精一杯だった。
そうすると彼女は安心したのか、途端に涙目になった。
彼女「こわいんだよ…手術…絵を描けなくなるのも…ゲーセンに行けなくなるのも…
何もかも怖いんだよ…」
彼女は何かがぷつんと切れたかのように、大泣きしだした。
俺も涙をこらえて、ひたすら
「大丈夫、大丈夫…」としか言えなかった。
正直この時俺もダメだと思った。絶望してた。でも俺が
弱音吐いちゃ絶対だめなんだと思って、ふんばったよ。
180: :2012/01/15(日) 17:15:28.09 ID:
卵巣癌って手術成功しても子ども産めなくなるのかな?
188: :2012/01/15(日) 17:20:09.67 ID:
ひととおり励まして、なんとか良い空気に戻った。
彼女が、ブリジット描いてー!(ギルティギアという格ゲーのキャラ)
などと言ってくるので、俺が描いたりして遊んでいた。
すると、不思議と和やかになっていった。
そのうち、彼女のお母さんが機を見て病室に入ってきた。
俺「こんにちは」
母「あ、これはこれは…」
おふくろさんは人当たりの良い方だった。
彼女が、ブリジット描いてー!(ギルティギアという格ゲーのキャラ)
などと言ってくるので、俺が描いたりして遊んでいた。
すると、不思議と和やかになっていった。
そのうち、彼女のお母さんが機を見て病室に入ってきた。
俺「こんにちは」
母「あ、これはこれは…」
おふくろさんは人当たりの良い方だった。
191: :2012/01/15(日) 17:24:01.35 ID:
俺は昔から大人(特におばちゃん)とは何故か打ち解けるのが得意だったので、
すぐにお母さんとも懇意になれた。
しかし俺と彼女の関係性があまりに曖昧だったので、そこはなんとも言及しづらかった。
母さんは勝手に彼氏だと思っていたようだが。
そして俺は手術までの間通い続けた。
すべてを捨てる覚悟だった。
大学も全部サボった。
すぐにお母さんとも懇意になれた。
しかし俺と彼女の関係性があまりに曖昧だったので、そこはなんとも言及しづらかった。
母さんは勝手に彼氏だと思っていたようだが。
そして俺は手術までの間通い続けた。
すべてを捨てる覚悟だった。
大学も全部サボった。
192: :2012/01/15(日) 17:25:25.01 ID:
(´;ω;`)うぅ...
195: :2012/01/15(日) 17:28:43.18 ID:
気になってしょうがないから今日はもう店閉めるわ
196: :2012/01/15(日) 17:29:07.63 ID:
手術前日。行っていいのか迷ったが俺は行こうと決めた。
父親も、母親もいた。
お父さんは、話に聞いていたよりは温和そうな人だった。
「こんにちは…」
すると、母さんに手招きされて、待合に呼ばれた。
俺は母さんとは電話連絡もして買い出しにも行くくらい、実は懇意になっていた。
母「富澤くんには聞いておいて欲しいの。」
俺「はい…」
正直俺は手術の趣旨も、彼女の癌の状態もほぼほぼ知らなかったから、
何か聞きたいとは思っていた。
父親も、母親もいた。
お父さんは、話に聞いていたよりは温和そうな人だった。
「こんにちは…」
すると、母さんに手招きされて、待合に呼ばれた。
俺は母さんとは電話連絡もして買い出しにも行くくらい、実は懇意になっていた。
母「富澤くんには聞いておいて欲しいの。」
俺「はい…」
正直俺は手術の趣旨も、彼女の癌の状態もほぼほぼ知らなかったから、
何か聞きたいとは思っていた。
199: :2012/01/15(日) 17:30:53.82 ID:
もう・・・やめようよ。。。
202: :2012/01/15(日) 17:32:52.69 ID:
すまん、打ち続けてちょっと疲れた、ちょっとだけ一服休憩させてください
214: :2012/01/15(日) 17:38:06.52 ID:
エンダアアアアアアの準備してまってるw
218: :2012/01/15(日) 17:44:40.89 ID:
さて、再開します。遅くてごめん。
お母さんは俺に言った。
母「手術しても…余命は1年くらいだろうって、言われてるの…」
動揺した。思っていたよりも、ずっとずっと、残っていた時間はなかった。
母「君は…それを覚悟しておいてね。それで、このことをあの子に伝えるか
わたしたちは悩んでるの…」
人生20年そこらしか生きて来なかった俺には、もうどうしたらいいのか分からなかった。
母「君は、最後まできっとあの子のそばにいてあげてね。
あの子、あなたがいない時もあなたのことばかり話すのよ」
みたいなことを言っていたと思う。
最後までってなんだ?もういなくなること確定なのか?
混乱した。
大学生の小僧には、あまりに色々重すぎて、どうしたらいいか分からなかった。
お母さんは俺に言った。
母「手術しても…余命は1年くらいだろうって、言われてるの…」
動揺した。思っていたよりも、ずっとずっと、残っていた時間はなかった。
母「君は…それを覚悟しておいてね。それで、このことをあの子に伝えるか
わたしたちは悩んでるの…」
人生20年そこらしか生きて来なかった俺には、もうどうしたらいいのか分からなかった。
母「君は、最後まできっとあの子のそばにいてあげてね。
あの子、あなたがいない時もあなたのことばかり話すのよ」
みたいなことを言っていたと思う。
最後までってなんだ?もういなくなること確定なのか?
混乱した。
大学生の小僧には、あまりに色々重すぎて、どうしたらいいか分からなかった。
219: :2012/01/15(日) 17:46:56.50 ID:
俺なら病室を薔薇で埋め尽くすわ。
221: :2012/01/15(日) 17:48:01.73 ID:
手術は滞り無く無事終わった。
しばらくは麻酔やらなんやらのせいで、熱も続き、
彼女も起き上がるのは難しいということで俺は病院に行くことを控えた。
俺はしばらくフワフワした気持ちになっていた。
全部夢なんじゃないかとも思っていた。
しばらくは麻酔やらなんやらのせいで、熱も続き、
彼女も起き上がるのは難しいということで俺は病院に行くことを控えた。
俺はしばらくフワフワした気持ちになっていた。
全部夢なんじゃないかとも思っていた。
225: :2012/01/15(日) 17:49:59.62 ID:
映画化だな
226: :2012/01/15(日) 17:51:14.12 ID:
手術が終わって数日して、俺は彼女に会いに行った。
彼女は寝ていた。
目覚めると俺を見て、フラフラと体を起こす。
俺「あ、起きないほうが…」
彼女「いいの、今日は調子いいんだ…」
笑みにも力がない。
俺「手術、頑張ったね。」
彼女「ありがとう。」
彼女の笑顔には本当に力がなくなっていた。
彼女は寝ていた。
目覚めると俺を見て、フラフラと体を起こす。
俺「あ、起きないほうが…」
彼女「いいの、今日は調子いいんだ…」
笑みにも力がない。
俺「手術、頑張ったね。」
彼女「ありがとう。」
彼女の笑顔には本当に力がなくなっていた。
231: :2012/01/15(日) 17:54:25.81 ID:
俺「何か、欲しいものは…?」
彼女「一緒にゲーセン行きたい」
俺「それは…もうちょっとしたらにしようか。」
彼女「ゲームしたいね。」
そんなこと言われたら、悲しくなるだけだった。
彼女「一緒にゲーセン行きたい」
俺「それは…もうちょっとしたらにしようか。」
彼女「ゲームしたいね。」
そんなこと言われたら、悲しくなるだけだった。
233: :2012/01/15(日) 17:55:59.22 ID:
エンダアアアアア
235: :2012/01/15(日) 17:58:13.28 ID:
彼女「病院の中散歩したいなあ。」
俺「それなら」
俺は看護婦さんとお母さんに聞いて了承を得て、車椅子をひいてちょっと外まで行くことにした。
俺「喉かわかない?辛くない?」
彼女「そんな大丈夫だよwよそよそしいのやめてw」
彼女「あ、でも欲しいもんあるぜ~」
俺「え、なになに?」
俺「それなら」
俺は看護婦さんとお母さんに聞いて了承を得て、車椅子をひいてちょっと外まで行くことにした。
俺「喉かわかない?辛くない?」
彼女「そんな大丈夫だよwよそよそしいのやめてw」
彼女「あ、でも欲しいもんあるぜ~」
俺「え、なになに?」
236: :2012/01/15(日) 17:58:32.06 ID:
俺みたいなクズの寿命も持って行ってよ・・・
237: :2012/01/15(日) 18:00:28.58 ID:
>>236
同意
俺の残り寿命全部渡してもいい
同意
俺の残り寿命全部渡してもいい
243: :2012/01/15(日) 18:10:20.97 ID:
彼女「スケッチブックが欲しいな」
俺「あ、なるほど。それならクロッキー帳なら俺今持ってる。」
彼女「ほんと?やった、それなら絵描きたいな。」
ラウンジみたいなところで、おれは彼女にクロッキー帳を差し出した。
車椅子に座る彼女の体を支えつつ、ペンとクロッキー帳を渡した。
彼女はゆっくりと絵を描き始めた。
俺「あ、なるほど。それならクロッキー帳なら俺今持ってる。」
彼女「ほんと?やった、それなら絵描きたいな。」
ラウンジみたいなところで、おれは彼女にクロッキー帳を差し出した。
車椅子に座る彼女の体を支えつつ、ペンとクロッキー帳を渡した。
彼女はゆっくりと絵を描き始めた。
247: :2012/01/15(日) 18:14:53.45 ID:
そこには、彼女が好きなアーケードゲームのキャラクタたちと、なにやら
メッセージ描かれていた。
そっとそれを恥ずかしそうに俺に渡す。
「迷惑かけてごめんなさい。こんな病人と一緒にいて楽しい?」
それは多分彼女の大きな不安だったんだろう。
これを、口に出して聞くことが出来なかったんだろう。
メッセージ描かれていた。
そっとそれを恥ずかしそうに俺に渡す。
「迷惑かけてごめんなさい。こんな病人と一緒にいて楽しい?」
それは多分彼女の大きな不安だったんだろう。
これを、口に出して聞くことが出来なかったんだろう。
248: :2012/01/15(日) 18:20:18.21 ID:
俺は泣きそうになった。
俺「何いってんの?」
俺「俺は吹石さんといる時が、一番楽しいよ」
俺はハッキリ伝えた。絶対に変な不安を持ってほしくなかった。
彼女「よかった。ありがとう。」
彼女は小さく笑った。
俺は彼女の頭を撫でたけど、ヘタレだからそれしかできなかった。
頭を撫でると彼女は笑って「わんわん!」と言った。
本当に、こういうとこがあるから俺は惹かれてしまったんだろう。
俺「何いってんの?」
俺「俺は吹石さんといる時が、一番楽しいよ」
俺はハッキリ伝えた。絶対に変な不安を持ってほしくなかった。
彼女「よかった。ありがとう。」
彼女は小さく笑った。
俺は彼女の頭を撫でたけど、ヘタレだからそれしかできなかった。
頭を撫でると彼女は笑って「わんわん!」と言った。
本当に、こういうとこがあるから俺は惹かれてしまったんだろう。
251: :2012/01/15(日) 18:26:51.31 ID:
この板きて初めて涙が出たわ
252: :2012/01/15(日) 18:28:07.54 ID:
>>1馬鹿野郎!3年ぶりの涙だ馬鹿野郎!
映画化、これはイケるな
映画化、これはイケるな
254: :2012/01/15(日) 18:29:01.53 ID:
と、ごめん。ちょっとバイトだからしばらく離れる。
待ってる人は申し訳ない。
待ってる人は申し訳ない。
256: :2012/01/15(日) 18:30:35.08 ID:
なんだこのスレ
涙がとまらんぞ
どうしてくれる
涙がとまらんぞ
どうしてくれる
309: :2012/01/15(日) 23:24:49.79 ID:
こんばんは。
思ったより早く帰れた。
みんなありがとう。少しだけど、書かせて頂きますね。
思ったより早く帰れた。
みんなありがとう。少しだけど、書かせて頂きますね。
315: :2012/01/15(日) 23:33:14.89 ID:
散歩から帰ると、病室に一人の女の子の姿があった。
どうやら、彼女の高校時代の友人らしかった。
彼女「てて子…」(名前は仮名です。LOVの彼女のお気入りの使い魔から)
友人「心配してたよ…」
俺「こんにちは」
俺は空気を読んで席を外そうとした。すると、
彼女「いていいよ…」
彼女がそういうので病室に残ることにした。
どうやら、彼女の高校時代の友人らしかった。
彼女「てて子…」(名前は仮名です。LOVの彼女のお気入りの使い魔から)
友人「心配してたよ…」
俺「こんにちは」
俺は空気を読んで席を外そうとした。すると、
彼女「いていいよ…」
彼女がそういうので病室に残ることにした。
316: :2012/01/15(日) 23:36:50.00 ID:
彼女たちは懐かしい話に話を咲かせていた。
でも終始、彼女が病気の話に触れることはなかった。
そして30分くらいしたらだろうか、友人さんはお見舞いをおいて去っていった。
見たところ、癌のことすら知らななそうだし、彼女の病気について知らなそうだった。
俺「友達には、病気のこと話してないの?」
彼女「うん、てて子だけだよ。それに癌とか知らない。すぐ治ると思ってる。」
でも終始、彼女が病気の話に触れることはなかった。
そして30分くらいしたらだろうか、友人さんはお見舞いをおいて去っていった。
見たところ、癌のことすら知らななそうだし、彼女の病気について知らなそうだった。
俺「友達には、病気のこと話してないの?」
彼女「うん、てて子だけだよ。それに癌とか知らない。すぐ治ると思ってる。」
317: :2012/01/15(日) 23:38:44.86 ID:
俺「誰にも言わなくていいの?」
きっと俺が同じ状況になったら多くの友人に言ってしまう。
彼女「心配かけたくないじゃん。普通、みんなビックリしちゃうよ。
本当に少しの人が分かってくれてれば、それいいんだから」
彼女はとても優しい口調で言った。
きっと俺が同じ状況になったら多くの友人に言ってしまう。
彼女「心配かけたくないじゃん。普通、みんなビックリしちゃうよ。
本当に少しの人が分かってくれてれば、それいいんだから」
彼女はとても優しい口調で言った。
321: :2012/01/15(日) 23:44:45.43 ID:
その少しの人に、俺が入っていたのは、嬉しくもあり、
なんとも言えない気持ちだった。
この子はもし俺がいなかったら、誰にも言わず、家族だけに頼って、
そう思うとなんだか辛くなった。
それからの日々は割と穏やかだった。
彼女は病院から離れられなかったが、俺は大学をできるだけ抜け出し
なんとか毎日でも彼女に会いに行った。
なんとも言えない気持ちだった。
この子はもし俺がいなかったら、誰にも言わず、家族だけに頼って、
そう思うとなんだか辛くなった。
それからの日々は割と穏やかだった。
彼女は病院から離れられなかったが、俺は大学をできるだけ抜け出し
なんとか毎日でも彼女に会いに行った。
323: :2012/01/15(日) 23:48:25.22 ID:
324: :2012/01/15(日) 23:52:41.16 ID:
よく笑った。花を持って行くと彼女は決まって
満面の笑みになって喜んでくれた。
彼女「今日はどうしよっかなー」
なんて言ってふたりで花を見て絵で遊んで、
本当に彼女が病気だってこと忘れるくらいに楽しかった。
満面の笑みになって喜んでくれた。
彼女「今日はどうしよっかなー」
なんて言ってふたりで花を見て絵で遊んで、
本当に彼女が病気だってこと忘れるくらいに楽しかった。
326: :2012/01/15(日) 23:54:46.07 ID:
でもいつもいつも調子がいいわけじゃなく、
日によっては行っても起き上がることすら辛い日もあって、
そうすると俺はふっと病気のことを思い出して途端に辛くなった。
そんな日も俺はお母さんに言って、持っていった花だけは
花瓶に入れるようにしていた。
日によっては行っても起き上がることすら辛い日もあって、
そうすると俺はふっと病気のことを思い出して途端に辛くなった。
そんな日も俺はお母さんに言って、持っていった花だけは
花瓶に入れるようにしていた。
328: :2012/01/15(日) 23:58:58.77 ID:
ある日、いつものように病室に向かうと、
やたらテンションの高い彼女がいた。
彼女「ねえねえ、聞いてよ聞いてよ!」
俺「あらら、元気だね。どうしたの?」
彼女「外泊許可がもらえたよ!五日間!」
俺「本当に!?」
彼女「嬉しいなあ。2日間はおうちに帰るけど、わたし三日間は富澤といるよ!」
俺「本当に!」
やたらテンションの高い彼女がいた。
彼女「ねえねえ、聞いてよ聞いてよ!」
俺「あらら、元気だね。どうしたの?」
彼女「外泊許可がもらえたよ!五日間!」
俺「本当に!?」
彼女「嬉しいなあ。2日間はおうちに帰るけど、わたし三日間は富澤といるよ!」
俺「本当に!」
327: :2012/01/15(日) 23:56:15.53 ID:
トルコキキョウの花言葉>>1は知ってる?
その事について触れるとしたらごめんなさいね
その事について触れるとしたらごめんなさいね
329: :2012/01/16(月) 00:00:22.79 ID:
>>327
いや、わかんないですwなんなんでしょう?
いや、わかんないですwなんなんでしょう?
330: :2012/01/16(月) 00:03:18.33 ID:
>>327
調べてしまった
調べてしまった
341: :2012/01/16(月) 00:21:28.68 ID:
彼女「デート行きたい!デート!」
俺「いいね、いこういこう。」
彼女「ゲーセン行こうよ、ゲーセン!」
こんなに元気で明るい彼女を見るのは久しぶりだったので、
俺はすごく嬉しかった。
どうにか彼女をたくさん楽しませてあげたい、そういう風に思った。
俺「いいね、いこういこう。」
彼女「ゲーセン行こうよ、ゲーセン!」
こんなに元気で明るい彼女を見るのは久しぶりだったので、
俺はすごく嬉しかった。
どうにか彼女をたくさん楽しませてあげたい、そういう風に思った。
345: :2012/01/16(月) 00:24:34.16 ID:
二人で、三日間何をするか考えふけった。
彼女はゲーセンに行きたくて、俺と普通のデートが一度してみたかったのだという。
そして、俺の生まれ育った街が見たいということで、俺の実家に来たいということ。
この二つだった。
彼女は多くを望まなかったし、贅沢も言わなかった。
何か欲しいものとかないの?
と聞いても、「ただ一緒にいたい」と言うだけだった。
彼女はゲーセンに行きたくて、俺と普通のデートが一度してみたかったのだという。
そして、俺の生まれ育った街が見たいということで、俺の実家に来たいということ。
この二つだった。
彼女は多くを望まなかったし、贅沢も言わなかった。
何か欲しいものとかないの?
と聞いても、「ただ一緒にいたい」と言うだけだった。
348: :2012/01/16(月) 00:26:20.98 ID:
彼女のテンションの高さが(;ω;)なんかもういや、すごいフラグ、まじ泣けてきた
350: :2012/01/16(月) 00:29:55.53 ID:
このタイミングでの外泊許可は最後の外泊としか思えない・・・
353: :2012/01/16(月) 00:32:55.02 ID:
もしかしたら、最初で最後のデートになるかもしれない。
俺は覚悟していた。
この、外に出られる、普通に過ごせる三日間で彼女を最高に笑わせたいと思った。
俺は色々考えた。プレゼントを買うために、貯金を下ろした。
何を買うか、迷ったが、COACHの帽子をあげることにした。
彼女はCOACHが好きで(と言っても財布しか使っていなかった)、きっと帽子なら喜んでくれると踏んだ。
俺は覚悟していた。
この、外に出られる、普通に過ごせる三日間で彼女を最高に笑わせたいと思った。
俺は色々考えた。プレゼントを買うために、貯金を下ろした。
何を買うか、迷ったが、COACHの帽子をあげることにした。
彼女はCOACHが好きで(と言っても財布しか使っていなかった)、きっと帽子なら喜んでくれると踏んだ。
356: :2012/01/16(月) 00:37:07.17 ID:
あぁこの世は理不尽だよ・・・ちくしょう;;
359: :2012/01/16(月) 00:37:42.57 ID:
当日まで、ドキドキとした。何をどうすりゃいいのか。
彼女にデート初日でやりたいことを聞いた。
彼女「ゲーセンに行って、そのへんフラフラするー」
俺「え、そんなんでいいん?」
彼女「特別にどっか行くより、そっちの方が普通のデートっぽくていいじゃん」
彼女「学校帰りに一緒に帰るくらいの日常さで、いいんだよ」
彼女はにこにこしてそう言う。
彼女が望むのなら、俺もあまり気張りすぎないようにしようと思った。
彼女にデート初日でやりたいことを聞いた。
彼女「ゲーセンに行って、そのへんフラフラするー」
俺「え、そんなんでいいん?」
彼女「特別にどっか行くより、そっちの方が普通のデートっぽくていいじゃん」
彼女「学校帰りに一緒に帰るくらいの日常さで、いいんだよ」
彼女はにこにこしてそう言う。
彼女が望むのなら、俺もあまり気張りすぎないようにしようと思った。
364: :2012/01/16(月) 00:58:49.39 ID:
その日が迫るごとにあたふたした。
実家に、女の子連れてくよって電話した。病気のことは伏せた。
前日に、意気揚々とCOACHに帽子を買いにいったが、あいにく売っていなかった。
彼女が一番好きなブランドはCOACHだった。COACHで帽子が欲しかったのに…
俺「あの…帽子が欲しいんですが…COACHのニット帽、被ってる人見たことあるんです」
店員「もうしわけございません…それはこちらの店頭では…」
あきらめられなかった。
俺は店内を見ていると、ハートの可愛いネックレスを見つけた。3万くらいした。
帽子を買うつもりでそんなに金は使うつもりではなかった。
でも俺はそのネックレスを買った。
しかし、この選択は正解だった。
実家に、女の子連れてくよって電話した。病気のことは伏せた。
前日に、意気揚々とCOACHに帽子を買いにいったが、あいにく売っていなかった。
彼女が一番好きなブランドはCOACHだった。COACHで帽子が欲しかったのに…
俺「あの…帽子が欲しいんですが…COACHのニット帽、被ってる人見たことあるんです」
店員「もうしわけございません…それはこちらの店頭では…」
あきらめられなかった。
俺は店内を見ていると、ハートの可愛いネックレスを見つけた。3万くらいした。
帽子を買うつもりでそんなに金は使うつもりではなかった。
でも俺はそのネックレスを買った。
しかし、この選択は正解だった。
366: :2012/01/16(月) 01:03:08.02 ID:
いよいよその日になる。
俺はリュックにプレゼントを忍ばせて、いつ渡すか決めかねていた。
お父さんとお母さんに挨拶した。
お父さんは優しそうに笑っていた。
「よろしく、頼むね。」
俺「はい、彼女のことは、任せてください。」
彼女「じゃーね、いってくる!」
俺もニヤニヤしていたけど、彼女も始終にこにこしていた。
楽しい、忘れられない三日間が始まる。
俺はリュックにプレゼントを忍ばせて、いつ渡すか決めかねていた。
お父さんとお母さんに挨拶した。
お父さんは優しそうに笑っていた。
「よろしく、頼むね。」
俺「はい、彼女のことは、任せてください。」
彼女「じゃーね、いってくる!」
俺もニヤニヤしていたけど、彼女も始終にこにこしていた。
楽しい、忘れられない三日間が始まる。
368: :2012/01/16(月) 01:06:07.06 ID:
兄も病気で
この両親やりきれんな…
この両親やりきれんな…
371: :2012/01/16(月) 01:07:50.15 ID:
正直不安もいっぱいだった。
突然体調が変わったら?彼女に何かあったら?
でも彼女は俺のこと信頼して、全てを俺に預けてくれたんだろう。
もしもの時のために病院の番号もメモったし、お父さんとお母さんの番号も分かってる。
きっと、どうにかなる。とにかく彼女といられる時間を大事にしようと思った。
突然体調が変わったら?彼女に何かあったら?
でも彼女は俺のこと信頼して、全てを俺に預けてくれたんだろう。
もしもの時のために病院の番号もメモったし、お父さんとお母さんの番号も分かってる。
きっと、どうにかなる。とにかく彼女といられる時間を大事にしようと思った。
374: :2012/01/16(月) 01:12:32.33 ID:
彼女「電車のろ!電車電車!」
俺「え、タクシーとかでもいいんだよ?」
彼女「そんなんセレブなデートないよw」
俺「まあこの時間なら人も少ないしね。電車に乗ろうか。」
駅に着く。彼女は大声を出す。
彼女「わわ、電車だよ電車!いいなあ懐かしいなあ!」
俺「なんだかいいね、こういうの。すごい不思議な感じ、至って普通なのにw」
ずっと、病室でしか会えなかったものだから、色々と新鮮に映った。
電車に乗っただけで、なんだかとても嬉しかった。
俺「え、タクシーとかでもいいんだよ?」
彼女「そんなんセレブなデートないよw」
俺「まあこの時間なら人も少ないしね。電車に乗ろうか。」
駅に着く。彼女は大声を出す。
彼女「わわ、電車だよ電車!いいなあ懐かしいなあ!」
俺「なんだかいいね、こういうの。すごい不思議な感じ、至って普通なのにw」
ずっと、病室でしか会えなかったものだから、色々と新鮮に映った。
電車に乗っただけで、なんだかとても嬉しかった。
382: :2012/01/16(月) 01:17:38.67 ID:
この両親の宿命か…
383: :2012/01/16(月) 01:18:29.16 ID:
電車ではしゃぐ彼女はどこかヘンテコだったけど、
どう見ても普通の女の子にしか見えなかった。
この小さい体に、色んなものを抱えてると思うと、悔しかった。
電車内には同じような年齢の女性もたくさんいて、それを見てると複雑な気持ちになった。
俺「どこいこっか?」
彼女「あ、決めてないのー?もうしっかりしてよー」
俺「ええ、ノープランでいいって言ってなかった?」
彼女「嘘でしたー!言ってみたかっただけこういう事w」
彼女は笑いながら言った。
どう見ても普通の女の子にしか見えなかった。
この小さい体に、色んなものを抱えてると思うと、悔しかった。
電車内には同じような年齢の女性もたくさんいて、それを見てると複雑な気持ちになった。
俺「どこいこっか?」
彼女「あ、決めてないのー?もうしっかりしてよー」
俺「ええ、ノープランでいいって言ってなかった?」
彼女「嘘でしたー!言ってみたかっただけこういう事w」
彼女は笑いながら言った。
384: :2012/01/16(月) 01:20:43.71 ID:
あーすまん、書くのちょっとだけ辛くなってきたよ。
少しだけ一服休憩させてください
少しだけ一服休憩させてください
386: :2012/01/16(月) 01:21:43.50 ID:
>>384
うん、休め。
うん、休め。
387: :2012/01/16(月) 01:22:32.52 ID:
ダメだ続き読みたくない
392: :2012/01/16(月) 01:26:58.40 ID:
>>391
やや、もうちょっとだけ書かせてくれ。
やや、もうちょっとだけ書かせてくれ。
402: :2012/01/16(月) 01:37:44.19 ID:
彼女は電車の中でも突拍子もないことを言い出す。
彼女「ねえねえ、ケンカしよ!」
俺「え、は?」
彼女「もう、ふざけないでよ!」
俺「どゆことwww」
彼女「失礼しましたw」
ケンカをするはずがすぐ漫才みたいになってしまって、二人で笑い転げた。
俺は彼女が何を求めているのか、なんとなく分かっていた。
彼女「ねえねえ、ケンカしよ!」
俺「え、は?」
彼女「もう、ふざけないでよ!」
俺「どゆことwww」
彼女「失礼しましたw」
ケンカをするはずがすぐ漫才みたいになってしまって、二人で笑い転げた。
俺は彼女が何を求めているのか、なんとなく分かっていた。
404: :2012/01/16(月) 01:38:08.10 ID:
花言葉の攻撃力ハンパないな
406: :2012/01/16(月) 01:42:09.14 ID:
花言葉が気になるけど、続けますw
彼女は自由だった。そう、彼女はこういう人だったんだよ。
俺は凄く安心していた。
けっこう電車に乗って、とりあえず新宿で降りた。
彼女「あ、そだ。ゲーセンでも行かない?」
俺「それ最初から決めてたんじゃんww」
彼女「ま、そうなんだけどww」
彼女のワールドになりつつあった。
俺はすごく懐かしい気持ちになった。
会ったばかりの頃を、思い出すようだった。
彼女は自由だった。そう、彼女はこういう人だったんだよ。
俺は凄く安心していた。
けっこう電車に乗って、とりあえず新宿で降りた。
彼女「あ、そだ。ゲーセンでも行かない?」
俺「それ最初から決めてたんじゃんww」
彼女「ま、そうなんだけどww」
彼女のワールドになりつつあった。
俺はすごく懐かしい気持ちになった。
会ったばかりの頃を、思い出すようだった。
408: :2012/01/16(月) 01:46:53.52 ID:
ゲーセンに着くやいなや、彼女はテンションだだ上がり。
彼女「大きい!すごい!この雰囲気懐かしい!」
俺「初めてだけど、すごいなー。格ゲーとかも猛者がいそうだ。」
彼女「デッキ組んだんだよデッキ!まずLOVね!」
もう大はしゃぎの彼女を見ていると、こっちも楽しくて仕方がなかった。
彼女「大きい!すごい!この雰囲気懐かしい!」
俺「初めてだけど、すごいなー。格ゲーとかも猛者がいそうだ。」
彼女「デッキ組んだんだよデッキ!まずLOVね!」
もう大はしゃぎの彼女を見ていると、こっちも楽しくて仕方がなかった。
409: :2012/01/16(月) 01:47:00.66 ID:
花言葉見て更に泣けた
412: :2012/01/16(月) 01:51:27.49 ID:
花言葉は終わるまで見ないと決めた
413: :2012/01/16(月) 01:51:51.18 ID:
俺たちはまあ、アケゲーオタだから、ここに会話の内容書いてもあれかもしれないけどw
彼女「わだリバデッキ作ったんだー!ゲート閉じちゃうよゲート!」
俺「いや、させない!俺のムーブでそんなものは…」
ま、分かる人だけ分かってくださいw
こんなこと言い合いながら、それは楽しくプレイしていたわけです。
彼女「わだリバデッキ作ったんだー!ゲート閉じちゃうよゲート!」
俺「いや、させない!俺のムーブでそんなものは…」
ま、分かる人だけ分かってくださいw
こんなこと言い合いながら、それは楽しくプレイしていたわけです。
414: :2012/01/16(月) 01:53:31.33 ID:
人生って、悲しみと喜び、涙と笑い、表裏一体。痛みこそ分かり合える人としての価値観を伝えてくれる。
415: :2012/01/16(月) 01:56:22.85 ID:
そのあとはひと通り色々まわる。
彼女がポップンやりたいと言えばやり、太鼓叩きたいと言えば、叩き。
そのあと二人で格ゲー武者修業と名づけ、すいていたので
勝てない相手にコンビを組んで挑み続けたりw
友達とやったら盛り上がった試しのないQMAというゲームでも、
二人でハイタッチしながら嘘のように盛り上がったり。
とりあえず、俺達にとってゲーセンというのはこの上なく楽しいスポットだった。
彼女がポップンやりたいと言えばやり、太鼓叩きたいと言えば、叩き。
そのあと二人で格ゲー武者修業と名づけ、すいていたので
勝てない相手にコンビを組んで挑み続けたりw
友達とやったら盛り上がった試しのないQMAというゲームでも、
二人でハイタッチしながら嘘のように盛り上がったり。
とりあえず、俺達にとってゲーセンというのはこの上なく楽しいスポットだった。
418: :2012/01/16(月) 02:00:08.84 ID:
そんなことをしているうちにあっという間にお昼を回っていた。
俺「そろそろ引き上げようかー」
彼女「すごい楽しかったー!」
彼女は本当に満足しているようだったので、俺は安心した。
かくいう俺も本当に楽しかった。
俺「お昼どうしたい?」
彼女「マックがいいなぁー」
俺「え、そんなもんでいいの?」
彼女「わたし携帯のクーポンあるからねー!」
俺「そろそろ引き上げようかー」
彼女「すごい楽しかったー!」
彼女は本当に満足しているようだったので、俺は安心した。
かくいう俺も本当に楽しかった。
俺「お昼どうしたい?」
彼女「マックがいいなぁー」
俺「え、そんなもんでいいの?」
彼女「わたし携帯のクーポンあるからねー!」
419: :2012/01/16(月) 02:00:52.49 ID:
失礼。まさにドラマ。このあとの展開、息がつまります。
421: :2012/01/16(月) 02:02:03.30 ID:
ファイトー!
422: :2012/01/16(月) 02:02:28.27 ID:
これからの展開に期待
429: :2012/01/16(月) 02:06:45.07 ID:
彼女は本当になんてことない日常の時間を過ごしたいってのはもう分かっていた。
彼女「わたしはねー、てりやきかなw懐かしいな~」
カウンターで楽しそうに選ぶ。
俺「じゃあ俺はベーコンレタスでww」
彼女「シェイク飲もうよシェイク!」
はしゃいでる彼女を見るのは楽しかった。
何をしていても、本当に楽しそうにしていた。
彼女「わたしはねー、てりやきかなw懐かしいな~」
カウンターで楽しそうに選ぶ。
俺「じゃあ俺はベーコンレタスでww」
彼女「シェイク飲もうよシェイク!」
はしゃいでる彼女を見るのは楽しかった。
何をしていても、本当に楽しそうにしていた。
435: :2012/01/16(月) 02:12:27.46 ID:
もう何年も行ってないが
行ってみるかゲーセン
行ってみるかゲーセン
436: :2012/01/16(月) 02:12:29.06 ID:
席に着く。一息つく。
彼女「マックこんなに美味しかったかなあw」
俺「久々に食うと美味いんだよねえ」
彼女「わたしはポテトを欲しているよ」
俺「あるよ?」
彼女「ちがうよ、ほら」
彼女は口を開けて促す。正直、アホである。
そして、俺が口にポテトを入れてあげると、食べながら
「10点~!」
などと意味の分からない事を言い出す。
俺もこれをやらされるハメになって、二人してマックでアホなことをしていたw
でも、楽しかった。
彼女「マックこんなに美味しかったかなあw」
俺「久々に食うと美味いんだよねえ」
彼女「わたしはポテトを欲しているよ」
俺「あるよ?」
彼女「ちがうよ、ほら」
彼女は口を開けて促す。正直、アホである。
そして、俺が口にポテトを入れてあげると、食べながら
「10点~!」
などと意味の分からない事を言い出す。
俺もこれをやらされるハメになって、二人してマックでアホなことをしていたw
でも、楽しかった。
437: :2012/01/16(月) 02:14:26.24 ID:
普通が一番幸せだって。
これ見てると痛いぐらい分かる
これ見てると痛いぐらい分かる
441: :2012/01/16(月) 02:15:51.50 ID:
今思えば、俺は彼女のこういうところに惹かれていた。
一緒にいると、なんでも面白く思えて、笑いが絶えない。
時々本当にあほらしいことを言っては、笑顔になる。
それがすごく心地良かった。
一緒にいると、なんでも面白く思えて、笑いが絶えない。
時々本当にあほらしいことを言っては、笑顔になる。
それがすごく心地良かった。
443: :2012/01/16(月) 02:18:32.08 ID:t63egpyH0451: :2012/01/16(月) 02:23:09.99 ID:
447: :2012/01/16(月) 02:20:08.10 ID:
なぜだか脳内BGMにロード的なものが流れてる
彼女は10-feetってバンドが好きだったよ
いつもライオンって曲聞いてた
俺は続きはまた明日宣言が出るまで見守る
っーか、ネックレスの出番とその効果が気になってw
話の布石がイイ感じで寝れねぇw
っーか、ネックレスの出番とその効果が気になってw
話の布石がイイ感じで寝れねぇw
452: :2012/01/16(月) 02:24:55.17 ID:
もう今日は遅くなったので、そろそろ落ちますね。
みんなこんな時間までありがとう。
明日の夜には完結に持っていけるように頑張りたいです。
みんなこんな時間までありがとう。
明日の夜には完結に持っていけるように頑張りたいです。
455: :2012/01/16(月) 02:26:20.18 ID:
>>1お疲れ
物語の最期を楽しみにしてるよ
物語の最期を楽しみにしてるよ
569: :2012/01/16(月) 18:39:53.82 ID:
こんばんは。
お待たせいたしました。みんなありがとう、ほんとうに
ぼちぼち再開していってもいいですかね?
お待たせいたしました。みんなありがとう、ほんとうに
ぼちぼち再開していってもいいですかね?
580: :2012/01/16(月) 18:52:37.56 ID:
一服しつつゆっくり書いていきますので、
みなさんもゆったりお付き合い頂ければ。
マックでの俺達は年甲斐もなくはしゃいでいた。
まわりに高校生やら大学生も多くいたと思うけど
その子ら以上に大笑いしていた。
彼女「ねえ、煙草吸ってイイよ」
俺「え、どうして?」
普段、彼女の前では絶対煙草を吸うことはなかった。というか不可能だった。
その時は喫煙席に座っていた。
俺「くさいよ?」
彼女「いいの」
言われるままに一服した。
彼女は黙って眺めていた。
みなさんもゆったりお付き合い頂ければ。
マックでの俺達は年甲斐もなくはしゃいでいた。
まわりに高校生やら大学生も多くいたと思うけど
その子ら以上に大笑いしていた。
彼女「ねえ、煙草吸ってイイよ」
俺「え、どうして?」
普段、彼女の前では絶対煙草を吸うことはなかった。というか不可能だった。
その時は喫煙席に座っていた。
俺「くさいよ?」
彼女「いいの」
言われるままに一服した。
彼女は黙って眺めていた。
581: :2012/01/16(月) 18:53:55.52 ID:
この時点でヤバいわ・・・・・・
585: :2012/01/16(月) 18:56:42.07 ID:
案の定、
彼女「ごほっ、くっせーね。」
俺「だから言ったじゃーんw」
彼女はそう言ったものの、にこにこしているだけだった。
俺も、なんだか照れくさくなりながら、一服。
そうしていると、俺の携帯にメールが来た。
彼女「ごほっ、くっせーね。」
俺「だから言ったじゃーんw」
彼女はそう言ったものの、にこにこしているだけだった。
俺も、なんだか照れくさくなりながら、一服。
そうしていると、俺の携帯にメールが来た。
590: :2012/01/16(月) 19:00:17.65 ID:
もういい…休め…!
591: :2012/01/16(月) 19:00:54.78 ID:
妹からだった。
俺には一つ年下の妹がいる。
内容の趣旨としては、
「兄貴今日女の子連れてくるんだって?期待しとるわw」
みたいな感じだった。
おちょくっていやがる。基本仲悪くもなく、
実家に帰れば一緒にゲームしたりもするし、なにぶん
妹自体も少しオタクなので、気が合う兄妹ではある。
俺には一つ年下の妹がいる。
内容の趣旨としては、
「兄貴今日女の子連れてくるんだって?期待しとるわw」
みたいな感じだった。
おちょくっていやがる。基本仲悪くもなく、
実家に帰れば一緒にゲームしたりもするし、なにぶん
妹自体も少しオタクなので、気が合う兄妹ではある。
592: :2012/01/16(月) 19:03:09.41 ID:
正座!!
594: :2012/01/16(月) 19:08:08.03 ID:
俺「午後からどうしよっか。電車の時間までは、けっこうあるんだよね。」
彼女「買い物行きたい!本屋さん行こ!」
俺「え?本屋さんでいいの?」
彼女「間違いない」(長井秀和のマネ)
俺「なっつwww」
彼女のこのあたりはもはや言うまでにもあらずだったけど、
彼女はよく芸人のマネをしては笑っていた。
彼女「買い物行きたい!本屋さん行こ!」
俺「え?本屋さんでいいの?」
彼女「間違いない」(長井秀和のマネ)
俺「なっつwww」
彼女のこのあたりはもはや言うまでにもあらずだったけど、
彼女はよく芸人のマネをしては笑っていた。
598: :2012/01/16(月) 19:14:21.73 ID:
まあ入院生活も長いわけだし、きっと欲しい本とかもいっぱいあるんだろう。
そして書店に赴く。
彼女「ひれーっ!」
俺「俺も初めて来たけど大きいね…」
彼女はコミックコーナーに駆け出す。
そしてずーっと俺の手を引っ張って、
「これ、〇〇さんの本、すごく好きなんだ~
あ、〇〇さんの漫画、これは作画綺麗で…」
という風に喋り疲れるんじゃないかって思うくらい話す。
俺「大抵本屋とか一人で来るけど、一緒に来ると
好きな本のこととか話せて楽しいね。」
そして書店に赴く。
彼女「ひれーっ!」
俺「俺も初めて来たけど大きいね…」
彼女はコミックコーナーに駆け出す。
そしてずーっと俺の手を引っ張って、
「これ、〇〇さんの本、すごく好きなんだ~
あ、〇〇さんの漫画、これは作画綺麗で…」
という風に喋り疲れるんじゃないかって思うくらい話す。
俺「大抵本屋とか一人で来るけど、一緒に来ると
好きな本のこととか話せて楽しいね。」
601: :2012/01/16(月) 19:19:56.77 ID:
俺自身、正直にそう思った。
俺も普段から本屋巡りとかが好きで、好きな絵柄の作家さんとか
見つけたりするのが好きだった。
でも一人だどこか寂しい部分もあった。
それを彼女と共有するのは楽しかった。
彼女「でしょーじつはこういうとこに二人で来てみたかったんだよね…」
彼女は照れくさそうに言った。
彼女がどうして普通のデートがよかったのか
なんとなく分かったような気がした。
俺も普段から本屋巡りとかが好きで、好きな絵柄の作家さんとか
見つけたりするのが好きだった。
でも一人だどこか寂しい部分もあった。
それを彼女と共有するのは楽しかった。
彼女「でしょーじつはこういうとこに二人で来てみたかったんだよね…」
彼女は照れくさそうに言った。
彼女がどうして普通のデートがよかったのか
なんとなく分かったような気がした。
603: :2012/01/16(月) 19:22:10.76 ID:
花言葉が、怖い・・・
606: :2012/01/16(月) 19:28:15.36 ID:
俺たちは、笑うときもそうだけど、お互い語りだすと止まらない。
格ゲー談義をするときもそうなんだけど、どのプレイヤーが強いかとか、
そういうことを夢中になって語る。
彼女は、俺のオススメの本を教えて欲しいというので、俺も彼女に負けじと語った。
言っても言っても、「他は?」「全部知りたい」
と言ってきかないのでキリがなかった。
彼女「富澤オススメの本、全部読みたいな…」
俺「よし、今度持って行ってあげるね。」
彼女「そんなー悪いよー」
俺「ほんとは?」
彼女「待ってました…w」
彼女は苦笑いと共に本音を漏らした。
格ゲー談義をするときもそうなんだけど、どのプレイヤーが強いかとか、
そういうことを夢中になって語る。
彼女は、俺のオススメの本を教えて欲しいというので、俺も彼女に負けじと語った。
言っても言っても、「他は?」「全部知りたい」
と言ってきかないのでキリがなかった。
彼女「富澤オススメの本、全部読みたいな…」
俺「よし、今度持って行ってあげるね。」
彼女「そんなー悪いよー」
俺「ほんとは?」
彼女「待ってました…w」
彼女は苦笑いと共に本音を漏らした。
611: :2012/01/16(月) 19:33:43.41 ID:
みんな吹石を彼女って言ってるけど告白イベントまだじゃね?
てことで吹石を俺にくださいお願いします。
てことで吹石を俺にくださいお願いします。
628: :2012/01/16(月) 20:02:12.84 ID:
電車までひとしきり時間があったので俺はその後
プラネタリウム行く?とかどっか美術館行く?とか聞いた。
けど彼女の答えは違った。
彼女「1時間だけカラオケに行きたい」
俺「ああいいねーそれ。座ってると負担もすくないもんね。」
カラオケに行くと、どんな感じになるんだろうと思ったけど、
彼女のレパートリーは実に豊富だった。
お互い真剣に歌うというよりふざけてばかりだった。
二人してテニミュを空耳で歌ったり、盛り上がる曲で合いの手を
入れあったりして、はしゃぎ倒した。
彼女は疲れちゃうんじゃないかって、心配になるくらいだった。
プラネタリウム行く?とかどっか美術館行く?とか聞いた。
けど彼女の答えは違った。
彼女「1時間だけカラオケに行きたい」
俺「ああいいねーそれ。座ってると負担もすくないもんね。」
カラオケに行くと、どんな感じになるんだろうと思ったけど、
彼女のレパートリーは実に豊富だった。
お互い真剣に歌うというよりふざけてばかりだった。
二人してテニミュを空耳で歌ったり、盛り上がる曲で合いの手を
入れあったりして、はしゃぎ倒した。
彼女は疲れちゃうんじゃないかって、心配になるくらいだった。
630: :2012/01/16(月) 20:05:56.65 ID:
楽しい時間なんてあっという間なもんで、電車の時間が迫った。
カラオケでクーポンみたいなものをもらった。
マックでもクーポンみたいのをもらった。
そういうものをもらう度、俺は
「次があるのかな…」と一人で思った。
カラオケでクーポンみたいなものをもらった。
マックでもクーポンみたいのをもらった。
そういうものをもらう度、俺は
「次があるのかな…」と一人で思った。
636: :2012/01/16(月) 20:10:30.84 ID:
電車、特急列車。
俺の地元にむかう電車だった。
俺の地元までは特急で2時間くらいだった。
彼女「わーなんか旅って気がしてきました!」
俺「楽しいよねー」
彼女はそそくさと売店に向かった。
そしてじゃがりこを買ってきてドヤ顔で俺に見せつける。
彼女「旅っつったらこれでしょ!」
俺「車内販売もあるんだけどねぇ」
彼女「マジか!」
俺の地元にむかう電車だった。
俺の地元までは特急で2時間くらいだった。
彼女「わーなんか旅って気がしてきました!」
俺「楽しいよねー」
彼女はそそくさと売店に向かった。
そしてじゃがりこを買ってきてドヤ顔で俺に見せつける。
彼女「旅っつったらこれでしょ!」
俺「車内販売もあるんだけどねぇ」
彼女「マジか!」
645: :2012/01/16(月) 20:23:21.17 ID:
特急に乗る。
最初こそ彼女は特急ってすげえ駅すっとばすよね!
とか言って元気だったんだけど、そのうち疲れちゃったのか、
しばらくするとすっかり眠ってしまった。
俺は、しばらく静かな時間を過ごすことになる。
よこの彼女を見ると、色々と、思うものがあった。
最初こそ彼女は特急ってすげえ駅すっとばすよね!
とか言って元気だったんだけど、そのうち疲れちゃったのか、
しばらくするとすっかり眠ってしまった。
俺は、しばらく静かな時間を過ごすことになる。
よこの彼女を見ると、色々と、思うものがあった。
648: :2012/01/16(月) 20:26:22.58 ID:
少し油断すると、こんな日がずっと続くと錯覚してしまう。
この三日間が終わった先にはどんなことが待っているのか…
考えたくなくても、嫌でも脳裏をよぎった。
ここで、俺は本当に泣きそうになる。
そして彼女に分からないように泣いてしまった。
特急の指定席で、一人で号泣した。
どうしてだったか分からないけど、すごく悲しかった。
この三日間が終わった先にはどんなことが待っているのか…
考えたくなくても、嫌でも脳裏をよぎった。
ここで、俺は本当に泣きそうになる。
そして彼女に分からないように泣いてしまった。
特急の指定席で、一人で号泣した。
どうしてだったか分からないけど、すごく悲しかった。
651: :2012/01/16(月) 20:34:25.78 ID:
こんなんではいけない。俺は、思いついた。今だ、と。
寝ている彼女の首に、気付かれないように、プレゼントのネックレスを巻こうと思った。
窓によりかかっていたので、すきまがあってた。
起こしてしまうかハラハラしつつも、どうにかこうにか彼女にネックレスを
つけることができた。
ビックリするかな。俺は不安と期待でドキドキした。
寝ている彼女の首に、気付かれないように、プレゼントのネックレスを巻こうと思った。
窓によりかかっていたので、すきまがあってた。
起こしてしまうかハラハラしつつも、どうにかこうにか彼女にネックレスを
つけることができた。
ビックリするかな。俺は不安と期待でドキドキした。
654: :2012/01/16(月) 20:37:23.72 ID:
駅に着くまで彼女は熟睡していた。
ここまで上手くいくと思わなかったけど、しかしよく寝ていた。疲れたんだろう。
駅に着くアナウンスが流れる。
俺「さ、着いたよ。起きて起きて。」
彼女「え、あ…」
寝ぼけている彼女の手を引いて、俺は彼女を誘導した。
ここまで上手くいくと思わなかったけど、しかしよく寝ていた。疲れたんだろう。
駅に着くアナウンスが流れる。
俺「さ、着いたよ。起きて起きて。」
彼女「え、あ…」
寝ぼけている彼女の手を引いて、俺は彼女を誘導した。
657: :2012/01/16(月) 20:40:49.81 ID:
いち おまえ かっこいい
662: :2012/01/16(月) 20:42:26.71 ID:
ホームに降りると辺りは暗くなり始めていて、宵の口と言ったところだった。
彼女は降りると、う~んと伸びをして「よく寝た」とつぶやいた。
俺はドキドキだった。
彼女「わ!なにこれ…ネックレス?富澤?」
俺は「魔法だよ、きっと」と言うつもりだった。でも、
俺「誰かのいたずらか…?」
意味が分からないw
彼女は降りると、う~んと伸びをして「よく寝た」とつぶやいた。
俺はドキドキだった。
彼女「わ!なにこれ…ネックレス?富澤?」
俺は「魔法だよ、きっと」と言うつもりだった。でも、
俺「誰かのいたずらか…?」
意味が分からないw
665: :2012/01/16(月) 20:45:54.81 ID:
かっこいいこと言おうとしたのに、彼女にこっちを見られると恥ずかしくなって
ついついおかしなことを言ってしまう。
彼女「えーww富澤でしょーwこれ可愛いなー。」
俺「うん…プレゼントだよ。すっごい似合ってる。」
本当に似合ってた。自分の選んだネックレスをつけている姿が、
とっても、微笑ましかった。
ついついおかしなことを言ってしまう。
彼女「えーww富澤でしょーwこれ可愛いなー。」
俺「うん…プレゼントだよ。すっごい似合ってる。」
本当に似合ってた。自分の選んだネックレスをつけている姿が、
とっても、微笑ましかった。
667: :2012/01/16(月) 20:50:32.37 ID:
瞬間、彼女は俺に抱きついてきた。
俺はビックリして心臓飛び出るかと思った。
俺「ぅお…!」ビックリして、変な言葉が出る。
彼女「ありがとう。絶対絶対、大事にするよ。」
勇気を絞って、俺も抱きしめた。
思えば、人生で始めて女の子を抱きしめた瞬間だったと思う。
とっても暖かくて、大事なものだって気がした。
俺はビックリして心臓飛び出るかと思った。
俺「ぅお…!」ビックリして、変な言葉が出る。
彼女「ありがとう。絶対絶対、大事にするよ。」
勇気を絞って、俺も抱きしめた。
思えば、人生で始めて女の子を抱きしめた瞬間だったと思う。
とっても暖かくて、大事なものだって気がした。
672: :2012/01/16(月) 20:55:56.45 ID:
イ☆ケ☆メ☆ン!!!
673: :2012/01/16(月) 20:56:02.63 ID:
高校時代毎日使っていた見慣れた駅のホームの真ん中で、
俺は確かに人の温かみを感じた。
人なんてほとんどいなくて、駅のホームには俺と彼女だけだった。
向いのホームに高校生がいたが。
しばらくその状態で、彼女がいきなり
「充電完了だー!」
と大声をあげるものだから、ぱっと手を離した。
俺は確かに人の温かみを感じた。
人なんてほとんどいなくて、駅のホームには俺と彼女だけだった。
向いのホームに高校生がいたが。
しばらくその状態で、彼女がいきなり
「充電完了だー!」
と大声をあげるものだから、ぱっと手を離した。
674: :2012/01/16(月) 20:56:14.96 ID:
でも富澤に似てるんだよな。
いや、かっこいいとよ。
>>1
いや、かっこいいとよ。
>>1
675: :2012/01/16(月) 20:56:30.31 ID:
花言葉は永遠の◯◯◯
678: :2012/01/16(月) 20:59:56.61 ID:
改札をくぐる、なんだか照れくさくなっちゃって俺はぎこちない。
でも彼女はそんなのおかまいなしで、
「ほらら~らら~らら~♪」(聖剣LOMのドミナの曲)などと鼻歌を歌う始末。
ご機嫌だったんだろう。彼女は普段からよく歌う子だった。
それ、聖剣だね!なんていつものように俺もつっこめず、
駅を抜けるとそこには迎えが待っていた。
でも彼女はそんなのおかまいなしで、
「ほらら~らら~らら~♪」(聖剣LOMのドミナの曲)などと鼻歌を歌う始末。
ご機嫌だったんだろう。彼女は普段からよく歌う子だった。
それ、聖剣だね!なんていつものように俺もつっこめず、
駅を抜けるとそこには迎えが待っていた。
680: :2012/01/16(月) 21:01:14.81 ID:
ちょいと失礼。
晩飯を作ってきますゆえ、しばし離れます。
30~40分で復帰しますね。
晩飯を作ってきますゆえ、しばし離れます。
30~40分で復帰しますね。
697: :2012/01/16(月) 21:43:36.77 ID:
ごめんなさい。お待たせいたしました。
また一服しつつゆったりと再開したいと思います。
また一服しつつゆったりと再開したいと思います。
701: :2012/01/16(月) 21:54:02.83 ID:
迎えに来ていたのは、妹だった。
車で迎えにきてくれた。
「なんでアイツなんだよ…」
と思ったが、結果母親が来てもあまり変わらないので同じだった。
俺は彼女の荷物をずっと代わりに持っていたので、積みこむ。
俺「ごくろーさん」
妹「いえいえ」
彼女「こんにちは、わざわざありがとうございます。」
妹「こんにちはー」
妹は明らかにニヤニヤしていた。
車で迎えにきてくれた。
「なんでアイツなんだよ…」
と思ったが、結果母親が来てもあまり変わらないので同じだった。
俺は彼女の荷物をずっと代わりに持っていたので、積みこむ。
俺「ごくろーさん」
妹「いえいえ」
彼女「こんにちは、わざわざありがとうございます。」
妹「こんにちはー」
妹は明らかにニヤニヤしていた。
705: :2012/01/16(月) 22:00:44.01 ID:
妹「可愛いなー。同級生ー?」
俺「お前よりずっと年上だから」
彼女「いえ、全然気にせず接してくださいねw」
妹「こんな兄だけどよろしくお願いしますねー」
車内は女社会と化していたが、非常に和やかなムードで、
妹と彼女も気が合いそうな感じで俺は安心した。
俺「お前よりずっと年上だから」
彼女「いえ、全然気にせず接してくださいねw」
妹「こんな兄だけどよろしくお願いしますねー」
車内は女社会と化していたが、非常に和やかなムードで、
妹と彼女も気が合いそうな感じで俺は安心した。
709: :2012/01/16(月) 22:08:33.88 ID:
車で坂をのぼる。
俺の実家はちょっと坂の上にある。
店がまったくないわけでもなく、いい感じの田舎だ。
家につくと、待ち構えていたように母さんが出てくる。
「いらっしゃい!遠くからお疲れ様」
彼女「いえいえ、よろしくお願いします。」
彼女は、こういうところで礼儀正しくて、当然のことながら少し驚いた。
気のせいか、母さんも妹も、よそよそしくて、落ち着かない感じだった。
無理もない。ダメ息子が急にこんな女の子を連れてきたら、
面食らうってもんだろう。
俺の実家はちょっと坂の上にある。
店がまったくないわけでもなく、いい感じの田舎だ。
家につくと、待ち構えていたように母さんが出てくる。
「いらっしゃい!遠くからお疲れ様」
彼女「いえいえ、よろしくお願いします。」
彼女は、こういうところで礼儀正しくて、当然のことながら少し驚いた。
気のせいか、母さんも妹も、よそよそしくて、落ち着かない感じだった。
無理もない。ダメ息子が急にこんな女の子を連れてきたら、
面食らうってもんだろう。
711: :2012/01/16(月) 22:10:31.76 ID:
なんかこんなほのぼのした話を聞いてたら
すごくエンディングを聞くのが怖くなった。
すごくエンディングを聞くのが怖くなった。
713: :2012/01/16(月) 22:15:03.82 ID:
母さんと妹はまだ晩飯の準備中だったらしく、
彼女は手伝いたい、と言った。
俺は疲れてるんだから無理しないで、と言ったが、
どうしてもと言ってきかなかった。
俺「母さんエプロンあったっけ?」
母「あれがあったわよアンタのが」
彼女は俺が高校の家庭科で使っていたエプロンを身にまとった。
「どうかな?w」
恥ずかしそうにエプロンを着て彼女は言う。
俺「いいねー最高だよ。」
彼女は手伝いたい、と言った。
俺は疲れてるんだから無理しないで、と言ったが、
どうしてもと言ってきかなかった。
俺「母さんエプロンあったっけ?」
母「あれがあったわよアンタのが」
彼女は俺が高校の家庭科で使っていたエプロンを身にまとった。
「どうかな?w」
恥ずかしそうにエプロンを着て彼女は言う。
俺「いいねー最高だよ。」
714: :2012/01/16(月) 22:16:58.86 ID:
俺「裸エプロンとか、最高だよ」
720: :2012/01/16(月) 22:21:34.63 ID:
その様子を見て母さんと妹が俺の方を見て不自然にニヤニヤする。
俺は「ほっとけ!!」と心の中で連呼した。
彼女も台所についてできることを一生懸命手伝っていた。
うちの家族に混ざって、楽しそうだった。
俺はそれを横目に見つつ勝手口の裏口で一服していた。
俺も手伝おうとはしたが、アンタ失敗するから、と妹に阻止された。
俺は「ほっとけ!!」と心の中で連呼した。
彼女も台所についてできることを一生懸命手伝っていた。
うちの家族に混ざって、楽しそうだった。
俺はそれを横目に見つつ勝手口の裏口で一服していた。
俺も手伝おうとはしたが、アンタ失敗するから、と妹に阻止された。
724: :2012/01/16(月) 22:28:36.27 ID:
その日は、カレーだった。
ウチのカレーはレトルトは使わず、スパイスとかも使って、
無意味に凝っているものだった。
みんなで食卓に着く。
俺は若干の気まずさを隠しきれなかったw
彼女「こんなに本格的なカレー、おうちで作れちゃうんですね~」
母「まーこだわりだすとキリがないのよね」
母さんは鼻高々だった。
ウチのカレーはレトルトは使わず、スパイスとかも使って、
無意味に凝っているものだった。
みんなで食卓に着く。
俺は若干の気まずさを隠しきれなかったw
彼女「こんなに本格的なカレー、おうちで作れちゃうんですね~」
母「まーこだわりだすとキリがないのよね」
母さんは鼻高々だった。
725: :2012/01/16(月) 22:30:35.15 ID:
彼女「おいしい!美味ですよこれ!」
彼女が笑ってそういうとみな口々においしいと言い出した。
俺「うん、やっぱりおいしいね。」
妹「たしかに美味、だねw」
ご飯が進みだすと、妹と母さんが動き出す。
彼女が笑ってそういうとみな口々においしいと言い出した。
俺「うん、やっぱりおいしいね。」
妹「たしかに美味、だねw」
ご飯が進みだすと、妹と母さんが動き出す。
728: :2012/01/16(月) 22:35:55.72 ID:
母さんは、「うちの息子の何がよかったの~?」
とか笑いながら聞き出すし、
妹は妹で、彼女がオタ気質であることを知ると、
途端に自分の好きな漫画とかの話を振りだす。
彼女は彼女で、「わたし一発芸とかできるんです」とか
ワケの分からないことを言い出すし、そうするとうちの妹も悪ノリしだすし、
色々とてんやわんやなんだけど、楽しかったよ。
初めて食卓を共にしたのに。
とか笑いながら聞き出すし、
妹は妹で、彼女がオタ気質であることを知ると、
途端に自分の好きな漫画とかの話を振りだす。
彼女は彼女で、「わたし一発芸とかできるんです」とか
ワケの分からないことを言い出すし、そうするとうちの妹も悪ノリしだすし、
色々とてんやわんやなんだけど、楽しかったよ。
初めて食卓を共にしたのに。
734: :2012/01/16(月) 22:42:02.65 ID:
そのあとも、妹が「今日は面白いテレビやってないから」と
言い出してアメトークのDVDを見だしたりした。
妹は終始馬鹿笑いしていて、
彼女も「正気ですか!?」とかケンコバのものまねを始めだして、
母さんがなんか果物食べる?と聞けば
彼女は味をしめて「正気ですか!?」と返したり、
いや、楽しかったんだよ。本当に。
言い出してアメトークのDVDを見だしたりした。
妹は終始馬鹿笑いしていて、
彼女も「正気ですか!?」とかケンコバのものまねを始めだして、
母さんがなんか果物食べる?と聞けば
彼女は味をしめて「正気ですか!?」と返したり、
いや、楽しかったんだよ。本当に。
736: :2012/01/16(月) 22:43:23.40 ID:
わかるよ、こういう平穏な日をすごしたかったんだろうなー彼女は
逆につらい
逆につらい
737: :2012/01/16(月) 22:48:51.19 ID:
夜も更けて、そろそろ寝る体制に入る。
彼女は、俺のベッドに寝かせてあげた。疲れてるだろうし、明日もあるし、
なにより体調を崩さないかすごく心配だったので、俺たちは早めに寝ることにした。
俺は毛布をしいて、床で寝ることにした。明日も、ある。明後日も。
明後日も、終わったら、その次は…?
夜になると途端に辛くなる。
部屋で二人になると彼女に言われた。
彼女「今日はすごく楽しかった。本当楽しかった。」
かみしめるように言う。
彼女は、俺のベッドに寝かせてあげた。疲れてるだろうし、明日もあるし、
なにより体調を崩さないかすごく心配だったので、俺たちは早めに寝ることにした。
俺は毛布をしいて、床で寝ることにした。明日も、ある。明後日も。
明後日も、終わったら、その次は…?
夜になると途端に辛くなる。
部屋で二人になると彼女に言われた。
彼女「今日はすごく楽しかった。本当楽しかった。」
かみしめるように言う。
739: :2012/01/16(月) 22:52:19.64 ID:
彼女と日常を共にしていると、あの病室に帰ることが途端におぞましく思えた。
でも、彼女はもっと、ずっと、帰りたくないんだろう。
俺は彼女に「楽しかったよ。今日は疲れたし、早く寝よう。」
とだけ言ってから、ずっと考え込んでいた。
母と妹に、病気のことを言ってないのが辛かった。
正直、俺も誰かに相談したくてしょうがなかった。
でも、彼女はもっと、ずっと、帰りたくないんだろう。
俺は彼女に「楽しかったよ。今日は疲れたし、早く寝よう。」
とだけ言ってから、ずっと考え込んでいた。
母と妹に、病気のことを言ってないのが辛かった。
正直、俺も誰かに相談したくてしょうがなかった。
740: :2012/01/16(月) 22:54:20.22 ID:
彼女の噛みしめるような言葉…
切なすぎる…
切なすぎる…
742: :2012/01/16(月) 22:56:02.95 ID:
彼女も寝て、妹たちも部屋にいるのを確認してから、俺は勝手口に一服しに行った。
電話をかける決心をした。
親父に電話をかけた。
俺はもう、誰かに話さないとどうしょうもなく辛くなっていた。
電話をかける決心をした。
親父に電話をかけた。
俺はもう、誰かに話さないとどうしょうもなく辛くなっていた。
750: :2012/01/16(月) 23:12:40.62 ID:
親父「おう、どうしたー?」
俺「遅くにすまん、実は…」
俺は、彼女のこと、彼女の病気のこと、今すごく不安なこと、
すべてを親父に赤裸々に離した。
男同士で、話したかった。聞いて欲しかった。
親父は多くは語らなかった。そして、俺に言った。
「絶対、最後までそばにいてあげろよ。つらいと思う。
でもお前が弱音吐いちゃだめだろ。
いつだってそばにいてあげろ、男と男の約束だ。」
俺「遅くにすまん、実は…」
俺は、彼女のこと、彼女の病気のこと、今すごく不安なこと、
すべてを親父に赤裸々に離した。
男同士で、話したかった。聞いて欲しかった。
親父は多くは語らなかった。そして、俺に言った。
「絶対、最後までそばにいてあげろよ。つらいと思う。
でもお前が弱音吐いちゃだめだろ。
いつだってそばにいてあげろ、男と男の約束だ。」
754: :2012/01/16(月) 23:15:02.31 ID:
親父は古風で、頑固な人間だった。
そんな親父の言葉は、俺の胸に強く響いた。
絶対に最後まで一緒にいよう。何が待ってるか、分からないけど。
青臭い小僧の俺が一人でずっと抱えていたことが、
親父に話したことで、とても軽くなった気がした。
そんな親父の言葉は、俺の胸に強く響いた。
絶対に最後まで一緒にいよう。何が待ってるか、分からないけど。
青臭い小僧の俺が一人でずっと抱えていたことが、
親父に話したことで、とても軽くなった気がした。
758: :2012/01/16(月) 23:20:48.60 ID:
俺は親父に話して、すっきりした。
部屋にもどると、さっきまでの不安が嘘のように、スムーズに眠りに落ちた。
気付くと、窓から明かりがさしていた。
実家の俺の部屋は一つの窓にカーテンがなく、朝日は入り放題なのである。
起きると、彼女は俺の机で何かをしているようだった。
俺は寝ぼけていて、状況を読み込めず、目覚めて彼女がいること自体に驚いた。
部屋にもどると、さっきまでの不安が嘘のように、スムーズに眠りに落ちた。
気付くと、窓から明かりがさしていた。
実家の俺の部屋は一つの窓にカーテンがなく、朝日は入り放題なのである。
起きると、彼女は俺の机で何かをしているようだった。
俺は寝ぼけていて、状況を読み込めず、目覚めて彼女がいること自体に驚いた。
759: :2012/01/16(月) 23:21:01.13 ID:
いい親父さんだ・・
762: :2012/01/16(月) 23:26:24.63 ID:
朝飯を食べて、いざ出かけよう、となる。
前々から話していたが、彼女はとりあえず俺の育った町や場所を見て回りたいのだという。
俺は本当に楽しいのだろうか、と若干の不安があったが、
彼女がやっぱりどうしても、というのでそうすることにした。
彼女「今日は一日動きまわるねー!」
俺「無理しちゃダメだかんね。」
俺はさっそく車のキーを握って車をだそうとした。
前々から話していたが、彼女はとりあえず俺の育った町や場所を見て回りたいのだという。
俺は本当に楽しいのだろうか、と若干の不安があったが、
彼女がやっぱりどうしても、というのでそうすることにした。
彼女「今日は一日動きまわるねー!」
俺「無理しちゃダメだかんね。」
俺はさっそく車のキーを握って車をだそうとした。
766: :2012/01/16(月) 23:30:52.43 ID:
すると彼女は珍しくぐずった。
俺はよく分からなくて、車乗らないの?と聞く。
彼女「自転車、あるよね…?自転車乗りたい」
俺「あ、そうなんだ。でも2台あったっけなー?」
彼女「そうじゃなくて。二人乗り…しようよ。」
俺「え?」
彼女「ずっとしてみたかったんだ…二人乗り」
俺はよく分からなくて、車乗らないの?と聞く。
彼女「自転車、あるよね…?自転車乗りたい」
俺「あ、そうなんだ。でも2台あったっけなー?」
彼女「そうじゃなくて。二人乗り…しようよ。」
俺「え?」
彼女「ずっとしてみたかったんだ…二人乗り」
767: :2012/01/16(月) 23:34:02.75 ID:
もうダメだ・・・
モニタが見えねえ
モニタが見えねえ
768: :2012/01/16(月) 23:34:49.85 ID:
俺「だめだよ、あぶないし、体に負担かかって疲れちゃうよ…」
彼女「わたし一度も二人乗りってしたことないんだよ…」
そう言われると、弱い。
かくいう俺も人生で一度も二人乗りをしたことがなかった。
だから怖い、ということもあったのだが。
俺「分かったよ。じゃあすぐ近くの俺の小学校まで、だけね。」
彼女「やったー!じゃあグローブ持ってこうよ!」
笑顔になってはしゃぎだすのを見ていると、仕方ないかって思えた。
彼女「わたし一度も二人乗りってしたことないんだよ…」
そう言われると、弱い。
かくいう俺も人生で一度も二人乗りをしたことがなかった。
だから怖い、ということもあったのだが。
俺「分かったよ。じゃあすぐ近くの俺の小学校まで、だけね。」
彼女「やったー!じゃあグローブ持ってこうよ!」
笑顔になってはしゃぎだすのを見ていると、仕方ないかって思えた。
771: :2012/01/16(月) 23:37:25.40 ID:
凄く素敵な子だな…
俺の命分けてあげたい…
俺の命分けてあげたい…
774: :2012/01/16(月) 23:40:03.70 ID:
彼女は「どう座るんだ?」ってつぶやきながら荷台にちょこんと座って笑った。
俺「それでいいんじゃないかなw
よし、じゃあ俺が乗るから一回降りて」
彼女「やったー!」
荷台に乗せて気付いたが、彼女は嘘のように軽かった。
家を出て、ろくに車も通らない農道のような坂道を下っていく。
彼女は、とてもごきげんだった。
俺「それでいいんじゃないかなw
よし、じゃあ俺が乗るから一回降りて」
彼女「やったー!」
荷台に乗せて気付いたが、彼女は嘘のように軽かった。
家を出て、ろくに車も通らない農道のような坂道を下っていく。
彼女は、とてもごきげんだった。
775: :2012/01/16(月) 23:41:09.52 ID:
ゆっくり~ゆっくり~くだってく~
が脳裏をよぎった
が脳裏をよぎった
781: :2012/01/16(月) 23:50:21.01 ID:
彼女は歌い出した。
「かーみーさーまー!ひとつきいてくれよー!」
それは彼女が好きだった藍坊主のテールランプだった。
俺も楽しくなって、一緒に歌う。
「かーぜーきるー!あしをーぼくにくれよー!」
はたから見たら馬鹿丸出しなんだけど、
もう、どうでも良かった。
「かーみーさーまー!ひとつきいてくれよー!」
それは彼女が好きだった藍坊主のテールランプだった。
俺も楽しくなって、一緒に歌う。
「かーぜーきるー!あしをーぼくにくれよー!」
はたから見たら馬鹿丸出しなんだけど、
もう、どうでも良かった。
787: :2012/01/16(月) 23:55:54.10 ID:
彼女はごきげんだった。色んな歌を俺に歌ってみせてくれた。
彼女は歌い終わると、
彼女「こら、拍手しろ!」
俺「どうやってすんだよww」
このやりとりを数回に渡って繰り返したw
彼女は歌い終わると、
彼女「こら、拍手しろ!」
俺「どうやってすんだよww」
このやりとりを数回に渡って繰り返したw
788: :2012/01/16(月) 23:56:12.37 ID:
このスレ見てると俺の死んだ幼馴染(女)思い出すわ…
791: :2012/01/16(月) 23:59:17.83 ID:
俺はミスチルのイノセントワールド。
805: :2012/01/17(火) 00:12:11.95 ID:
そんなこんなで、近所の俺の母校の小学校に着いた。
土曜だったので、がらんとしていた。
少年野球のチームが、練習している以外、校庭もほかに人はいない。
俺「懐かしいなあ~。ここでよく、野球したんだー」
彼女「そうなんだー。すごい広いね…」
無駄に校庭だけは広い小学校だった。
土曜だったので、がらんとしていた。
少年野球のチームが、練習している以外、校庭もほかに人はいない。
俺「懐かしいなあ~。ここでよく、野球したんだー」
彼女「そうなんだー。すごい広いね…」
無駄に校庭だけは広い小学校だった。
807: :2012/01/17(火) 00:18:52.97 ID:
彼女は少女のごとく駈け出した。
思いっきり走りだしたもんだから、印象的だった。
あまり息上がるのもよくないのにね…。
彼女「こっちに来て!」
彼女「これ、うんていだよ、なつかしーw」
彼女は無邪気に色んな遊具で遊びはじめた。
彼女は滑り台の階段を上がって、俺が登ると滑り降りた。
彼女「無限ループだ!」
俺「そうなの?w」
こんな調子だった。
思いっきり走りだしたもんだから、印象的だった。
あまり息上がるのもよくないのにね…。
彼女「こっちに来て!」
彼女「これ、うんていだよ、なつかしーw」
彼女は無邪気に色んな遊具で遊びはじめた。
彼女は滑り台の階段を上がって、俺が登ると滑り降りた。
彼女「無限ループだ!」
俺「そうなの?w」
こんな調子だった。
809: :2012/01/17(火) 00:21:52.50 ID:
俺たちは何故か滑り台の無限ループがツボに入ってしまい、
いい年してしばらくそこで笑いながら滑り台に興じた。
俺「いつまで経っても捕まらないww」
彼女「はやく追いついてww」
こんな繰り返しだった。
いい年してしばらくそこで笑いながら滑り台に興じた。
俺「いつまで経っても捕まらないww」
彼女「はやく追いついてww」
こんな繰り返しだった。
812: :2012/01/17(火) 00:23:59.29 ID:
それはスベルということ
815: :2012/01/17(火) 00:28:33.29 ID:
>>812
評価したいがダメだろwwww
評価したいがダメだろwwww
818: :2012/01/17(火) 00:29:48.04 ID:
しばらくすると冷静になって二人して、
「え、これ何が面白かったの?」的な感じになった。
遠くから少年野球の声が聞こえる。
彼女「ねえ、あの少年野球にいたの?」
俺「うん、懐かしい。もうずっと前のことだけどね。」
彼女はしばらくぼーっと駆けまわる少年たちを見つめていた。
彼女「キャッチボールしよう。」
俺「大丈夫?無理しないでね。」
彼女はまた歌い出す。
「べーすぼーるのおとが鳴ったー、だれもぎゃらりーいないぐらうんどーってね。」
俺「何それ?」
彼女「知らないの?」
彼女は音楽の造詣も深くて、たまに俺の知らない曲も歌う。
そうするとちょっとぐずるんだけど、そういう時は決まって
すぐiPodとかで教えてくれる。
「え、これ何が面白かったの?」的な感じになった。
遠くから少年野球の声が聞こえる。
彼女「ねえ、あの少年野球にいたの?」
俺「うん、懐かしい。もうずっと前のことだけどね。」
彼女はしばらくぼーっと駆けまわる少年たちを見つめていた。
彼女「キャッチボールしよう。」
俺「大丈夫?無理しないでね。」
彼女はまた歌い出す。
「べーすぼーるのおとが鳴ったー、だれもぎゃらりーいないぐらうんどーってね。」
俺「何それ?」
彼女「知らないの?」
彼女は音楽の造詣も深くて、たまに俺の知らない曲も歌う。
そうするとちょっとぐずるんだけど、そういう時は決まって
すぐiPodとかで教えてくれる。
822: :2012/01/17(火) 00:35:54.74 ID:
その曲はフジファブリックのベースボールは終わらないだった。
「フジファブリックか…」
その日はその曲にピッタリだった。
晴れ渡っていて、広いグランドに二人だけ。
俺はその曲に則って、「あとで炭酸飲料を買いに行こう。」
というと、彼女はやたら喜んだ。
「いくよ!」
俺がボールを投げると、彼女はしっかりキャッチ。
そしてイイ感じに返してくる。運動神経がよかったのか、
昔からあまり運動が得意でない俺はちょっとだけうらやましくもあり、楽しくなった。
「フジファブリックか…」
その日はその曲にピッタリだった。
晴れ渡っていて、広いグランドに二人だけ。
俺はその曲に則って、「あとで炭酸飲料を買いに行こう。」
というと、彼女はやたら喜んだ。
「いくよ!」
俺がボールを投げると、彼女はしっかりキャッチ。
そしてイイ感じに返してくる。運動神経がよかったのか、
昔からあまり運動が得意でない俺はちょっとだけうらやましくもあり、楽しくなった。
825: :2012/01/17(火) 00:37:02.24 ID:
1レスに書く量を増やしても、どう考えても次スレにいってしまいそうだ…
どうしよう次スレに行ったらまずいんですかね…?
どうしよう次スレに行ったらまずいんですかね…?
829: :2012/01/17(火) 00:38:43.84 ID:
>>825
まずくないと思う
むしろ中途半端なのが一番きつい
まずくないと思う
むしろ中途半端なのが一番きつい
844: :2012/01/17(火) 00:52:18.09 ID:
ひとしきり小学校で遊ぶと、俺は彼女を連れて小学校の近くの駄菓子屋に行った。
正直、まだあるか不安だったけど、小学生の時はよく入り浸っていた。
彼女「すごい…こういうのって本当にあるんだね。」
俺「ま、田舎だからね…w」
駄菓子屋のおばちゃんには可愛がってもらった。
おばちゃん「はい、いらっしゃい。」
俺「こんにちは、富澤ですー」
おばちゃん「あら、富澤くん…久しぶりだねえ…」
彼女も笑って、
「こんにちは」と言った。
3人でしばらく談笑した。
正直、まだあるか不安だったけど、小学生の時はよく入り浸っていた。
彼女「すごい…こういうのって本当にあるんだね。」
俺「ま、田舎だからね…w」
駄菓子屋のおばちゃんには可愛がってもらった。
おばちゃん「はい、いらっしゃい。」
俺「こんにちは、富澤ですー」
おばちゃん「あら、富澤くん…久しぶりだねえ…」
彼女も笑って、
「こんにちは」と言った。
3人でしばらく談笑した。
849: :2012/01/17(火) 00:58:08.94 ID:
おばちゃんは、
「この前〇〇君来てさ…とか、〇〇先生がね…」
と懐かしい話をたくさんしてくるため、俺は楽しかった。
店を出る。
彼女は退屈だったかな、って思うと彼女は買った駄菓子を抱えながら
彼女「すごいね…すごいね。あったかい。こういうの本当にあるんだ。」
とすごく喜んでいた。
彼女「富沢のこともっと知れた気がして嬉しいんだー
これが田舎かーふるさとかー」
彼女は高揚して何度も言っていた。
俺がいつも飲んでいたって教えてあげたチェリオを嬉しそうに飲んでいた。
「この前〇〇君来てさ…とか、〇〇先生がね…」
と懐かしい話をたくさんしてくるため、俺は楽しかった。
店を出る。
彼女は退屈だったかな、って思うと彼女は買った駄菓子を抱えながら
彼女「すごいね…すごいね。あったかい。こういうの本当にあるんだ。」
とすごく喜んでいた。
彼女「富沢のこともっと知れた気がして嬉しいんだー
これが田舎かーふるさとかー」
彼女は高揚して何度も言っていた。
俺がいつも飲んでいたって教えてあげたチェリオを嬉しそうに飲んでいた。
857: :2012/01/17(火) 01:06:29.44 ID:
そのあとは、彼女を連れて歩いて、疲れたら休んで、での繰り返しで
そこら一帯、俺にゆかりのある場所をめぐった。
路端の小川を指して、「中学の時この場所によく自転車をつっこんで走って、水上自転車大会って
言って遊んだんだよ。」とか、
「このお宮にいつも初詣にきたんだ」とか、
「中学の通学路はここで、片想いの子が彼氏と歩いてるの見てショック受けたんだー」とか。
それは、まったく中身のないしょーもないツアーだった。
でも彼女は、「わーすげー!」「こんな感じ?」
とか一つ一つ本当に生き生きとリアクションをとった。
小学校からさほど遠くない母校の中学校まで来て、彼女は突拍子も無いことを言い出す。
そこら一帯、俺にゆかりのある場所をめぐった。
路端の小川を指して、「中学の時この場所によく自転車をつっこんで走って、水上自転車大会って
言って遊んだんだよ。」とか、
「このお宮にいつも初詣にきたんだ」とか、
「中学の通学路はここで、片想いの子が彼氏と歩いてるの見てショック受けたんだー」とか。
それは、まったく中身のないしょーもないツアーだった。
でも彼女は、「わーすげー!」「こんな感じ?」
とか一つ一つ本当に生き生きとリアクションをとった。
小学校からさほど遠くない母校の中学校まで来て、彼女は突拍子も無いことを言い出す。
860: :2012/01/17(火) 01:11:18.56 ID:
彼女「毎日、ここの中学校に通ってたんだね…」
俺「そうなるね。いやーなつかしいww」
彼女は正門からの道を指した。
彼女「で、ここを帰ったと…」
俺「うん、そうだね。」
彼女「わたしたち今から中学生ね、同級生の。ひゃーどうしよう。」
俺「ええー!?」
その日は時間が経つのも早く、時分はそろそろ夕方にさしかかろうと
している頃だった。
俺「そうなるね。いやーなつかしいww」
彼女は正門からの道を指した。
彼女「で、ここを帰ったと…」
俺「うん、そうだね。」
彼女「わたしたち今から中学生ね、同級生の。ひゃーどうしよう。」
俺「ええー!?」
その日は時間が経つのも早く、時分はそろそろ夕方にさしかかろうと
している頃だった。
870: :2012/01/17(火) 01:16:23.67 ID:
そういえばゲーセンに会う以前の彼女の事は語ってなかったな
>>870
のちのちふれますね。
>>870
のちのちふれますね。
871: :2012/01/17(火) 01:16:32.04 ID:
彼女「あ、富澤くんだ…!ねえねえ、良かったら一緒に帰ろ?」
俺「そのノリ続けんのー?」
急にこっ恥ずかしくなった。
彼女はこうなるとひかない。
俺「吹石じゃん…ま、いいよ。帰ろうか?」
彼女「やったー!」
彼女が手を差し出して手をつなぐ。
それまで幾度と手を繋いだことはあったけど、この時ばかりはなんていうか
すごく恥ずかしかった。
ちなみに、自転車は小学校に置いてあった。
俺「そのノリ続けんのー?」
急にこっ恥ずかしくなった。
彼女はこうなるとひかない。
俺「吹石じゃん…ま、いいよ。帰ろうか?」
彼女「やったー!」
彼女が手を差し出して手をつなぐ。
それまで幾度と手を繋いだことはあったけど、この時ばかりはなんていうか
すごく恥ずかしかった。
ちなみに、自転車は小学校に置いてあった。
876: :2012/01/17(火) 01:23:49.01 ID:
普段爛漫な彼女が、この時は中学生になっていたのか、
急に無口になりだすもんだから、俺は焦った。
空も夕焼けに近づいて、俺は手に変な汗をかきそうだった。
俺たちには珍しく、話す言葉が浮かばなかった。
よく分からないけど、なんだかすごく初々しい気持ちになっていた。
彼女がそういう風にしていたからなのか、なんかいつもの調子とは違っていた。
どうせ自転車取りに行かなきゃ行けないから絶対行くのに、彼女は意味ありげに
「ねえ、ちょっと小学校寄り道してこっか。」と言った。
急に無口になりだすもんだから、俺は焦った。
空も夕焼けに近づいて、俺は手に変な汗をかきそうだった。
俺たちには珍しく、話す言葉が浮かばなかった。
よく分からないけど、なんだかすごく初々しい気持ちになっていた。
彼女がそういう風にしていたからなのか、なんかいつもの調子とは違っていた。
どうせ自転車取りに行かなきゃ行けないから絶対行くのに、彼女は意味ありげに
「ねえ、ちょっと小学校寄り道してこっか。」と言った。
878: :2012/01/17(火) 01:31:26.04 ID:
小学校につくと、彼女は疲れちゃったのか、校舎と校庭をつなぐ階段に腰掛けて
「ふう」と息を大きくはいた。
おれは気になって、「待ってて」と言ってすぐに自販で飲み物を買ってきて
彼女に手渡した。
彼女「ごめんね、いつもいつも迷惑かけちゃって…」
俺「何言ってんのさーwおいしそうに飲んで笑顔を見せてくれたらいいんだよw」
そう言うと、彼女はにっこり笑って、立ち上がった。
校舎の脇の犬走りにあったじょうろを持ちだして、水をくみ始めた。
俺「?何すんのー?」
「ふう」と息を大きくはいた。
おれは気になって、「待ってて」と言ってすぐに自販で飲み物を買ってきて
彼女に手渡した。
彼女「ごめんね、いつもいつも迷惑かけちゃって…」
俺「何言ってんのさーwおいしそうに飲んで笑顔を見せてくれたらいいんだよw」
そう言うと、彼女はにっこり笑って、立ち上がった。
校舎の脇の犬走りにあったじょうろを持ちだして、水をくみ始めた。
俺「?何すんのー?」
889: :2012/01/17(火) 01:39:21.40 ID:
彼女は、もう誰もいなくなった校庭に、じょうろで何やら描き始めた。
何をしているんだろう?
「ありがとう」
そこにはこんな文字が浮かび上がった。
俺はハッとした。
急いで彼女のもとに駆け寄った。
そうすると彼女の方から抱きついてきた。
彼女は泣いていた。
彼女「ずっと…これからもずっとずっと…一緒にいてくれますか?」
彼女の言葉が脳内をこだました。
何をしているんだろう?
「ありがとう」
そこにはこんな文字が浮かび上がった。
俺はハッとした。
急いで彼女のもとに駆け寄った。
そうすると彼女の方から抱きついてきた。
彼女は泣いていた。
彼女「ずっと…これからもずっとずっと…一緒にいてくれますか?」
彼女の言葉が脳内をこだました。
891: :2012/01/17(火) 01:40:36.30 ID:
やべぇww泣きそうwwやべぇ…
900: :2012/01/17(火) 01:44:36.71 ID:
俺「ずーっと一緒にいるよ。ずっとね。」
俺は深く抱きしめた。
彼女が泣き止むまで、頭をを撫でながら、
彼女は泣きながらも「うぇ…わんわん…」とおどけて見せた。
俺は、心が傷んだ。
俺はこの子にこれから何をしてやれるんだろう?
一緒にいて、共に歩く、それしかないと分かりながら。
彼女は半泣きのまま、背負っていた小さなリュックから、何やら取り出そうとした。
俺は深く抱きしめた。
彼女が泣き止むまで、頭をを撫でながら、
彼女は泣きながらも「うぇ…わんわん…」とおどけて見せた。
俺は、心が傷んだ。
俺はこの子にこれから何をしてやれるんだろう?
一緒にいて、共に歩く、それしかないと分かりながら。
彼女は半泣きのまま、背負っていた小さなリュックから、何やら取り出そうとした。
905: :2012/01/17(火) 01:45:24.82 ID:
うわぁ…昔を思い出しちまった
906: :2012/01/17(火) 01:46:10.62 ID:









コメント
コメント一覧 (1)
コメントする