304: :2013/09/06(金) 04:07:09.46 ID:
学生時代、僕は地元の小さなタレント事務所に所属して
時々エキストラ的な仕事をもらって小遣い稼ぎをしていました
これは、某県の田舎に1泊2日のロケに行った時のことです
低予算の仕事で、民宿では7、8畳の細長い和室に男4人で押し込められました
仕事が終わったのが夜中近かったので、みんなかなり疲れていて
床の間を頭に、窓際からA、B、僕、Cの順で布団を敷いて就寝
僕はすぐさま眠りに落ちましたが、ひどく不気味な夢にうなされたのです
白昼の川のほとりで、着物姿の4,50人の老若男女がざわめいています(戦国時代頃?)
川べりには等身大のカカシが立てられていて、
カカシの頭部には、歌舞伎役者のように真っ白く化粧された女の人形の頭がついています
と、その人形の頭がごろっと落ちたので見ると、斬り口から生々しくのぞく赤い肉、白い骨……
それは人形ではなく、死んだ女の本物の生首だったのです!
村人たちはその生首を拾い、再びカカシの竹串にぐりぐり突き刺します……
急激に吐き気をもよおして目を覚ますと、枕元に血なまぐささがもわっと漂っています
頭をもたげて床の間を見ると、床の間には血でぐっしょり濡れた座布団が置かれ
座布団の上に女の生首が……「あった」のか「あるように思えた」のか?
(室内は暗かったので、後から冷静に考えると「見える」はずないんですよね)
悲鳴を上げて隣のBに抱きつくと、Bもすでに目を覚ましていて「わーっ、わーっ」と叫ぶ
窓際のAも目を覚ましていたようで「ギャッ!」と跳ね起き、
戸口側にいたCはパ二くって襖にぶつかりなからも必死で立ち上がり、部屋の電気をつけてくれました
明かりの下、4人でヘタレながら床の間を見ると、そこには血濡れた座布団も女の生首もなく、
寝る時にあった古びた壺がひとつ置いてあるだけだったのです
時々エキストラ的な仕事をもらって小遣い稼ぎをしていました
これは、某県の田舎に1泊2日のロケに行った時のことです
低予算の仕事で、民宿では7、8畳の細長い和室に男4人で押し込められました
仕事が終わったのが夜中近かったので、みんなかなり疲れていて
床の間を頭に、窓際からA、B、僕、Cの順で布団を敷いて就寝
僕はすぐさま眠りに落ちましたが、ひどく不気味な夢にうなされたのです
白昼の川のほとりで、着物姿の4,50人の老若男女がざわめいています(戦国時代頃?)
川べりには等身大のカカシが立てられていて、
カカシの頭部には、歌舞伎役者のように真っ白く化粧された女の人形の頭がついています
と、その人形の頭がごろっと落ちたので見ると、斬り口から生々しくのぞく赤い肉、白い骨……
それは人形ではなく、死んだ女の本物の生首だったのです!
村人たちはその生首を拾い、再びカカシの竹串にぐりぐり突き刺します……
急激に吐き気をもよおして目を覚ますと、枕元に血なまぐささがもわっと漂っています
頭をもたげて床の間を見ると、床の間には血でぐっしょり濡れた座布団が置かれ
座布団の上に女の生首が……「あった」のか「あるように思えた」のか?
(室内は暗かったので、後から冷静に考えると「見える」はずないんですよね)
悲鳴を上げて隣のBに抱きつくと、Bもすでに目を覚ましていて「わーっ、わーっ」と叫ぶ
窓際のAも目を覚ましていたようで「ギャッ!」と跳ね起き、
戸口側にいたCはパ二くって襖にぶつかりなからも必死で立ち上がり、部屋の電気をつけてくれました
明かりの下、4人でヘタレながら床の間を見ると、そこには血濡れた座布団も女の生首もなく、
寝る時にあった古びた壺がひとつ置いてあるだけだったのです